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新商品発売します!

いつの間にかユニーク100超え…ありがとうございます。

非才で拙い文ですが、楽しんで頂けるよう努力します。

タバコとコーヒーが順調に売れていく中、俺は考えていた…そう、【現代日本で手に入るモノなら購入出来る】能力を使い、新商品を扱おうと思っているのだ。しかし、何が良いのだろう…客のほとんどは兵士だし…兵に人気の出そうなアイテムが良いよな…うーん…兵、訓練、運動…あ、そうだアレなら…


「とりあえずはこんなモンか…」


「御使い様?何をしていらっしゃるので?」


「おお、良いところに来たな。新商品を入荷したんだよ。」


「新商品ですか?また嗜好品ですかね?」


「いや、今度は運動したあとに丁度いい飲み物をな。ウチの顧客のほとんどは兵のみんなだし、疲れた身体に染み渡る最高の飲み物だぞ?キンキンに冷やしてるからな」


「ソレはこぉひぃとは違うのですか?」


「全くの別物だな。ホレ飲んでみろ。」


「水のように透き通ってますね…では一口。おお、コレは…訓練で火照った身体に冷たさと少しの塩気ですかね?染み渡っていく…コレは良いですね…」


「だろう?呉は元々が暖かいからな…身体を動かすと余計に暑いだろ?」


「コレはなんと言う飲み物なんですか?」


「コレはスポーツドリンクだ!」


そう、身体を動かした後や汗を沢山かいた後に丁度いい飲み物、スポーツドリンクを新商品として入荷したのだ、しかも価格も抑えて大きめの紙コップ1杯1銭と言うこの大陸では破格の安さだ。コレは売れるだろう


「御使い様、この飲み物を広めるために仲間を呼んでも良いですか?」


「もちろんだ!頑張ってる兵士の皆の為に入荷したんだからな。もっと広めてくれ。」


「ありがとうございます。我々の為に…商売とは言え、そこまで思って頂けるとやる気が出てきますね。ではご馳走様でした。」


そう言って兵士の1人が去っていく。コレは人気が出そうだ。しかし、格安のスポドリ2Lが1本180円で紙コップで配ると10杯は余裕…そして1杯1銭(60円)ってことは2L売れば600円…仕入れ値を省いても420円の売上げ…コレは…アレ?タバコよりも儲かる?あ、でもスポドリを冷やすための氷の値段も入れると、儲けは200円くらいか…まあ、どのみち儲かることには変わりない。それに1銭で水より美味い飲み物が飲めるんだ。こちらでの飲み物は水かお茶が主流だが、お茶は高級品で庶民にはそう簡単飲めるものではない。ってことは水がメイン。味気ない水よりも安く気軽に手に入るスポドリは兵士だけではなく、侍女さんや、下級の文武官にも人気が出そうだ。コレは…スポドリだけではなく、ジュースも売るべきか?コーヒーよりクセも無いし、フルーツジュースなら皆が飲めるだろう…。メインの商材はタバコとコーヒーだが、これから城内だけではなく市井に店を出すのであればタバコやコーヒーだけでなく子どもでも飲めるジュースの販売も考えた方が良さそうだ…。そうして簡素な屋台で店番をしながら紫煙を燻らせ、いつになるか分からない将来のことを考えるのであった。

これから玄助の店はどうなるんでしょうね。大陸の情勢やその場の思いつきで様々な商品を売ってくれることでしょう。

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