紅月異変 日常①
月が紅くなってから1週間、咲夜は気づいたら戻って来ていて。咲夜についての会話が、レミリアと霊夢の間で、話題に上がるのであった。
「咲夜は、やっぱり早いわね。」
「家事が?」
「そうよ…ふぁ〜眠い〜」
と本当に眠そうな顔で言うレミリアに霊夢は
「はぁ…眠いなら寝れば良いじゃない。」
「だけど…」
「まぁ良いけど、咲夜最近喋らないわね。何か、危ない予感が…」
「ま、まさかね。咲夜が、操られているなんてね。そんな事、ないわよね?」
と青ざめた顔で言うレミリアに対し霊夢は
「そんな事言うと、現実になるかもよ?」
と言うのであった。
「それにしても、この月はいつ戻るの?」
「数週間後とか?」
「そうなる場合、魔理沙か…最悪私が出ないとかな?」
と話していると。
「あ、居ました霊夢さん!」
と何か急いでいる様子の小悪魔に話しかけられた霊夢は、
「どうしたの?そんなに急いで。」
「そ、それはその…咲夜さんが何者かと会っている所を見てしまったんです。」
「何か話していた?」
「確かですけど、『定期的にお前の様子を』っとその後の言葉は、聞き取れませんでした。」
「う〜ん、『定期的に』…『お前の様子』…こ〜れは、霊魔理が出る確率99.9%案件だね〜。はぁ…紫」
「良かった、私の存在って必要ないわけじゃないんだね。」
「?…紫さ、魔理沙をここに連れてきてくれない?」
「どうして?」
「戦闘が起こるかもだから。」
そう言われ、紫は
「なら分かった!」
と言うのであった