紅月
※第二章の始まりです。
闇異変が解決してから20日後の出来事…
ー紅魔館ー
「今日は、月が紅いわね。」
「そう言えば、レミリアあの時確か…『こんなにも月が紅いから本気で殺すわよ。楽しい夜になりそうね。』って私に言ってたよね(笑」
「そ、それは…あまり掘り返さないでよ!!」
そんな話をしている裏で
「こんにちは…十六夜咲夜さん?」
「どうして、私の名前を…」
「紅月って良いね〜だって、僕を強くしてくれるんだから。」
「いや…やめて…」
ー博麗神社ー
「月が紅いな〜…レミリアが?いや、霊夢が居るし違うか…」
「あの〜、私ってそんなに影薄い?」
「おぉ!!びっくりした〜。驚かすなよ!」
「悪気ないのに…」
「え?…あ、いや…気付いていてだよ?」
「じゃあ、私は要らないの?」
「え?」
「私は、ただこの異変が前の異変と同じくらい手強いって伝えに来たのに。私は、必要ないってこと?」
「い、いや〜…あの、あぁ〜もう!面倒くさい!!」
っと紫を泣かせた魔理沙であった。ルーミアの家(?)では
「今回は、出なくて良さそうだよ?」
「え?どうして?」
「この異変、紫が言うには前回と同じくらい手強いらしいけど…私的には、そんなにって感じなの。まぁ…多少は、キツイかも。」
「私は、行く!」
「やめて!!」
「え…何で?」
「この異変は、私達がでたらもっと駄目なの。理由は、言えないけど。」
「わ、分かった?」
「うん、分かってくれたなら嬉しいよ。」
何かを察してルーミアは、行かないと言う選択肢をした。そして、紅魔館では…
「今から〜霊夢の苗字を決定したいと、思いまーす。咲夜がいないけど。」
(どうして、私の苗字を決められるの?まぁ良いけど。)
良いなら良いジャマイカってね…
「て事で。私は、神無月が良いと思う!!」
レミリアの意見に対抗して、フランが
「私は、皐月がいい!!」
そこから、急に喧嘩になり…
「お姉様は、いつもいつも、自分の思い通りになると思わないでよね!」
「それは、フランにも言えるんじゃないの?」
「はぁ?お姉様は、自身が一番偉く誰でも言う事聞くと思っているだろうけど!そんな事ないんだよ?」
「姉より勝る妹は、居ないのよ?」
「はぁ?言うのは、嫌だけど…狂気度は、私の方が上なんじゃない?」
「うぅ…」
この喧嘩に霊夢は
「あのさ、パチュリー、美鈴、小悪魔に投票で決めてもらったら?」
「「そうじゃん!!」」
その後、投票の結果を
「じゃぁこの私、元博麗の霊夢が結果を言いたいと思いまーす!!まず、『レミィ』ってパチュリーかな?次、『妹様』と『妹様』…てことでフランの皐月ってことになりました〜。」
その後フランは、レミリアに
「あれ〜?姉に勝る妹は、いないんじゃないの?」
「ぐぬぬ…」
と、この時の紅魔館の人達はこの後大変な事になるとは、思いもしなかったのであった。