とうとう最終進化形態!?
前回のあらすじ:赤ちゃん蜘蛛を倒した。ネズミの大群を洞窟に閉じ込めて火を放って殲滅。ファフニールに特訓をつけてもらった。スパルタすぎない!?でも結構強くなったわ……
ファフニールの地獄の特訓が始まって1ヶ月経った。
あれから毎日、もちろん今日もやるのじゃぞ、って言われて特訓が続いたのだ。
ファフニール曰く、
『伝説の邪竜ファフニールから技術を学べるんじゃぞ。普通はこんなことないのじゃ。もっと喜ぶべきじゃ。』
らしい。確かにそうかもしれないけど……
長かった。毎日の特訓で魔法も立ち回りもけっこういい感じにできるようになった。
毎日実戦でCランクを倒していたので、レベルも50で、進化可能になった。もちろんアロエも。
レベルは高くなるほど上がりにくいようで、50になるまでけっこう時間かかったな。
毎日起きて、魔物と戦って、ご飯食べて、特訓して、寝る。
っていうことを1ヶ月も繰り返したんだよ。
我ながらよく頑張った。
ステータスは、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族:リトルヴァンパイアバット
名前:リリー
LV :50/50 変身可能生物:ベビーバット、キッズバット
状態:通常 レッサーヴァンパイアバット、リトルワイバーン、オーガ
HP :106/106 ポイズンスネーク
MP : 166/166
SP : 0
攻撃力:99
魔法力:146
防御力:78
素早さ:132
ランク:D
通常スキル:《鑑定》《隠密》《投擲》《念話》《変身》《ワープ》《統率》《集団行動》《棍棒術》《剣術》《格闘術》《逃げ足》《狂化》《鬼化》《石化》《毒攻撃》《麻痺》《掘る》《潜る》《身体強化》《クイック》
種族スキル:《飛行》《夜目》《噛み付く》《引っかく》《吸血》《血操》《血液再生》《血変り》《血従魔》《毒血牙》《ブラッドマウスの王》《竜鱗》《ワイバーンブレス》《毒牙》
魔法スキル:《魔力操作(極)》《生命操作》《物質操作(中)》《水魔法》《氷魔法》《火魔法》《炎魔法》《風魔法》《土魔法》《雷魔法》《光魔法》《闇魔法(上)》《空間魔法(極)》《重力魔法》《ヒール(下)》《キュア》《浮遊術》
耐性スキル:《毒耐性(小)》《麻痺耐性(微)》
特殊スキル:《ステータス閲覧》《世界辞典》《スキル交換》《暴食》《ベルゼブブの魂》《ステータス・鑑定快適化》
称号:《転生者》《目覚めし者》《魔導の達人》《魔力操作を極めし者》《空間を操る者》《暴食》《7つの大罪》《禁忌》
めっちゃ高くなってるね。空間魔法も極めちゃったし。
さらに吸血でスキル超ふえた!これチートすぎない?
あと、ステータス見にくかったから《ステータス・鑑定快適化》を取って見やすくした。ステータスの表記方法 変えた。
通常スキルと種族スキルに分けただけだけど。
頑張れば習得できるやつを通常スキル、進化によって習得する種族によって習得できるスキルを種族スキル、とした。見やすくなったねー。SP0にしてまでやった甲斐あったわー。
さらに、変身可能生物の表記が増えてる。
それはいいとして、今日、やっとファフニールの特訓が終わったのだ。
嬉しい。あとは、進化してレベリングしたら洞窟から離れても、ある程度の敵は倒せるぐらいになるでしょ。そうしたら魔の森を探索して、魔の森から出ることも可能だろう。いざという時はワープがあるから洞窟に帰ることができる。
『よし。進化しよっか。』
『お、進化するのか?進化中はこの洞窟は我が守る。安心して進化するんじゃ。』
それは心強い。
そして、今回、進化した直後にレベル上げられるように、土魔法の籠の中に弱らせたネズミやら虫やらのちっちゃい魔物を用意しておいた。
ファフニールが、
『進化するときレベルが1になってステータスも下がるからすぐレベル上げられるよう用意しておけ。』
って言ったから用意した。
というわけで、準備万端だから、いざ進化!!
【進化先を表示しますか?】
YES。
【ヴァンパイアバット:ランクC、最終進化形態。血を吸うコウモリ。闇魔法を使い、血を操り攻撃する。Cランクの中でも、危険な種類。非常に珍しく、世界中探してもなかなか会えない。
ブラッディバット:ランクC、最終進化形態。血を吸うコウモリ。ヴァンパイアバットと違って血しか食べれない。血を吸うことに特化し、血を自由自在に操り、辺りを血で満たす、血塗れコウモリ。】
うーん、悩むなぁ。でも、血しか食べれないのはやだし、ヴァンパイアバットがいいかな。
【ヴァンパイアバットに進化しますか?】
YES。
【ヴァンパイアバットへ進化します。】
進化終了。おはようございます。
アロエはすでに起きてた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
種族:ヴァンパイアバット
名前:リリー
LV :1/100 変身可能生物:ベビーバット、キッズバット
状態:通常 レッサーヴァンパイアバット、リトルワイバーン、オーガ
HP :98/98 ポイズンスネーク 、吸血鬼ヴァンパイア
MP :134/134
SP : 500
攻撃力:90
魔法力:129
防御力:65
素早さ:121
ランク:C
通常スキル:《鑑定》《隠密》《投擲》《念話》《変身》《ワープ》《統率》《集団行動》《棍棒術》《剣術》《格闘術》《逃げ足》《狂化》《鬼化》《石化》《毒攻撃》《麻痺》《掘る》《潜る》《身体強化》《クイック》
種族スキル:《飛行》《夜目》《噛み付く》《引っかく》《吸血》《血操》《血液再生》《血変り》《血従魔》《毒血牙》《ブラッドマウスの王》《竜鱗》《ワイバーンブレス》《毒牙》《眷属化》《吸血鬼化》
魔法スキル:《魔力操作(極)》《生命操作》《物質操作(中)》《水魔法》《氷魔法》《火魔法》《炎魔法》《風魔法》《土魔法》《雷魔法》《光魔法》《闇魔法(上)》《空間魔法(極)》《重力魔法》《ヒール(下)》《キュア》《浮遊術》
耐性スキル:《毒耐性(小)》《麻痺耐性(微)》
特殊スキル:《ステータス閲覧》《世界辞典》《スキル交換》《暴食》《ベルゼブブの魂》《ステータス・鑑定快適化》《最終進化形態》
称号:《転生者》《目覚めし者》《魔導の達人》《魔力操作を極めし者》《空間を操る者》《暴食》《7つの大罪》《禁忌》
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【《眷属化》:対象に牙を刺し、相手の血を吸い自分の血を注入すると、対象が自分の眷属になる。眷属は、主の命令は絶対。
《吸血鬼化》:世間一般で魔族として扱われる、吸血鬼、と呼ばれる生物になることができる。血変わりや変身とは違って、外見だけでなく、生物の種類そのものを変え、別種になることができる。変わったり戻ったりには大量のMPが必要。
《最終進化形態》:最終進化形態。これ以上進化できない。】
そっか。これ以上進化できないんだ……
進化で強くなることはもうできないんだ……
ちょっとショックだな。
そのことをファフニールとアロエに話した。
すると、ファフニールが
『最終進化形態になっても稀に、ある条件を満たせばさらなる進化ができるぞ。我もそうして邪竜ファフニールになったからの。確か我は毒を極めて邪竜を倒したり人間の街に毒をばらまいたりしたりしてたら、力が増えて竜に種族進化できたんじゃ。あとは、人間のところに行けば限界突破っていう技術があって、レベル上限を引き伸ばせるのじゃ。』
って言われた。まじか!!希望が見えてきた!!
あっ!最終進化形態がショックすぎて考えてなかったけど、《吸血鬼化》って吸血鬼になれるんだよね。魔族だけど人型じゃん!人型になれるじゃん!!やったね!!
嬉しい!!
アロエは籠の中に入ってた小動物を殺していた。
あ、そうだ。レベリングしなきゃ。
籠の中のやつらは全部アロエにあげて、私は収納空間から肉を取り出して食べる。
《暴食》でレベリングだ。
もぐもぐ。
うまい。
ワイバーンの肉が特に美味しいね。肉厚でジューシー。
レベルも7になった。
ちょっと食べ過ぎたわ……
『うむ。そうしたら、あとはレベルを上げるんじゃ。レベル20ぐらいあれば魔の森を探索できるじゃろ。』
おぉ!レベル20だね!!
『よし!アロエ!レベリング行こ!!』
『おっけー!がんばろ!』
『気をつけて行くんじゃぞー』
洞窟を出る。さて、近くに魔物はいるかな?
《周辺探知》、発動!
うわぁ。すごい情報量だ。情報が大量に頭に流れ込んでくる。
うぅ……やばいかも。頭痛い。
【スキル《並列思考》《思考加速》《情報処理》を習得しました。】
お、楽になった。情報がすっと入ってくる。
おぉ。周辺に何があるか完全に理解した。この近くに魔物はいないな。
どこに何があるかっていうのが分かる。すごーい!
これは便利だなー!
アロエにも教えてあげよう!
『アロエ!周辺探知ってスキルめっちゃいいよ!スキル交換でとったらいいかも!』
『え?周辺探知?それって、いわゆる死にスキルだよね?』
『ん?』
『進化で稀に現れたり、教会に行って授かったりしてゲットできるけど、使うと頭に流れ込んでくる情報量が多すぎてぶっ倒れるやつでしょ?賢者とかの頭めっちゃいい人は頭痛だけで済むらしいけど、それでも頭痛が凄すぎてろくにつかえないらしいよー。たまに自分は天才だとか言って習得する奴がいてぶっ倒れてるよ。僕はお父様から取るなって言われてるしそんな馬鹿なことしないけど。』
『えー!?』
『えっ……。まさか使えちゃったとか言わないよね……?』
『並列思考と思考加速と情報処理ゲットしたからかな……?』
『えぇ。その3つも結構頭良くないと習得できないやつだよ……そんな簡単に3つも取れるようなスキルじゃないはずだよ……。そもそも普通その3つ習得したぐらいじゃ耐えられないと思うけど……』
えぇ。まじかい。
私って天才?
え、でも私そもそもそんないうほど頭良くもないはずだけど……?
まさかいつも天才だーとか言ってたら本当に天才になったとか!?
それとも、この世界の人って頭悪いの……?
【地球と同じです。】
あ、世界辞典さん。こうやって考え事に答えてくれるの久しぶりだね。
そっか……地球と同じか……
やっぱり私、コウモリになってから天才になったのかな?
【(地球でも高校生にして世界を揺るがすような研究をした天才だったと聞いていますが……?)】
ん?なんか言った?
【いえ。何も。】
ふーん。まぁいいや。
っていうか思考加速すごいな。こんなにいろいろ考えたのに1秒か2秒ぐらいしか経ってないよ。
あ!今土の中に魔物が現れた!!《気配察知》が気配を察知した!
ワームだな。しかもいっぱいいる。
あ、もちろん前会ったダークワームみたいなバケモノじゃないよ。
レベルが低いただのワーム。
『アロエ!ここから10mほど先の地中にワームの大群が来たよ!』
『あ、ほんとだ!結構な数の気配があるね!火打ち込むね!』
そう言ってアロエはワームのいるあたりに火を打ち込んだ。
怒ったワームが10匹ほど出てくる。
大きいなー。人間サイズの巨大なミミズがたくさん。きもい。
ーー種族:サンドワーム(ランクC)
名前:なし 状態:通常 LV:22/125
HP :156/156 MP:99/99
ステータスは防御と物理が高い、酸を吐いて攻撃するーー
1話の長さを変える大改造をしました。
ご迷惑おかけして申し訳ありませんm(_ _)m
不自然だ、おかしい、間違えている、というところがあったら教えてくださいm(_ _)m
改善点、誤字脱字あったら教えてください(・・;)
評価くれたら嬉しいです(・ω・)ノ(-_-)