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魔の森と禁忌スキルとのじゃロリ

前回のあらすじ:スキル確認、レベリングで雑魚をいじめた。人間が来た。異世界初人間だ!!

あ、よく考えたら私魔物だわ。珍しい希少で貴重な変異種だわ。やばっ!襲われる!!

狩られる!!逃げろぉ!!!!

人間に狩られそうです。


『ていうか、戦えば勝てるんじゃない?』

『冒険者は武器を使ってくる。しかもBランクだ。僕たちEランクには危険だよ!とにかく逃げよう!!』

『うん!!わかった!』


私達は人間と反対の方向に逃げていく。


やばい!人間速い!割と速度にステータス集まってる私達と同じか、それ以上だ。


無我夢中で逃げる。


アロエの方が速い!置いてかれる!

『リリー!頑張って!!』


やばいっ!追いつかれる。


必死で逃げる。


そうだ!魔法を使おう!


うさぎから吸った《クイック》を使い、風魔法で追い風を吹かせ、速度を上げる。


それと同時に魔法を放ち、攻撃する。アロエも魔法で足止めをしていた。



とにかく、必死で逃げて、逃げて、逃げた。


気付いたら人間はいなくなっていた。


『やった!!アロエ!逃げ切ったよ!!』


『よかった……助かったね。でも今回の件で僕たち、魔法を使う珍しい魔物の存在が明らかになったから、討伐しに多くの冒険者が来るかもね……。』


そっか……そうだね……

そうなった時返り討ちに出来るぐらい強くなんなきゃね。



『……そういえば、ここどこ?』


『うーん、わかんない……家に帰んなきゃ……』


そのとき、目の前に巨大な黒いミミズが現れた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

種族:ダークワーム

名前:なし

LV :437/600

状態:通常

HP :1269/1269

MP :980/980

攻撃力:1093

魔法力:839

防御力:931

素早さ:823

ランク:F

通常スキル:

《突進》《雄叫び》《噛み付く》《締める》《体当たり》《潜る》《穴掘り》

魔法スキル:

《土魔法》

耐性スキル:

《毒耐性(大)》《物理攻撃耐性(中)》《魔法耐性(中)》《落下耐性(小)》《衝撃耐性(中)》

特殊スキル:なし

称号:なし

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

強い。比べるまでもない。桁が違う。

自分の目を疑いたくなるような数値だけど、間違ってはいないと思う。

なんというか、魔物の第六感(?)てきな部分でわかる。

こいつには勝てない。見つかれば瞬殺だ。


私達は木の陰に隠れ、ワームが通り過ぎるのを待った。


幸い、ワームはこちらに興味を持つことなく通り過ぎていった。


『怖かった……死ぬかと思った。この森にこんなのがいるなんて知らなかったよ。』

私の短いコウモリ生終わるかと思った。


『僕たちが住んでる家の近くにはあんなのいるはずないよ。あそこはいてもCランクの弱いのだよ。』


え?本来いない魔物がいるってこと?


『もしかしたら……いや、もしかしなくても魔の森に来ちゃったのかもしれない。』


『どういうこと?』


『僕たちがいた森は、魔の森っていう大きな森に繋がってるんだよ。大きな魔の森にちっちゃい森がくっついてる感じ。それで、逃げてる間に小さな森の奥に進んで、魔の森まで入っちゃったのかも。』


魔の森か……いかにも異世界って感じだなぁ。魔の森ってそんなまずい森なのか?


『僕、お父様から言われてたんだ。魔の森には絶対入るなって。魔の森は智ランクやBランクがごろごろいて、下手するとAランクも出かねないって。』


え……そんな魔境なの?ここ。

確かに、遠くを見るとCランクの強い魔物が何匹もうろついている。Bランクもちらほらいる。


『どうしよう!!早く帰らなきゃ!?』


『下手に動かない方がいい。帰る方向がわからない。下手にうろつくと強い魔物に見つかる。』


そんなっ!!?


『どうするのよっ!!どうやって帰るのよ!?私達生きていけるの!?』


『そんなの僕が聞きたいよっ!!』


アロエも半泣きだ。

まずは、落ち着こう……

騒いでいても何も始まらない。でも……どうすればいいんだろう。

CランクやBランクがごろごろいる森でEランクの私達は生き残れるの?


魔物を倒さないと強くなれない。でも、強ないと魔物は倒せない。そして、私達は弱い。


何か、強くなれる方法はないの!?!?どうしたらいいのっ!?

何があってももいいからっ!生き残れる力が欲しい!!


【スキルポイントを1000消費してスキル《暴食》を習得しますか?】

【《暴食》:食べたものの魔力やエネルギーを吸収し、経験値、ステータスを得ることができる。食べられる量の限界を超えて食べることができ、余剰分のエネルギーはストックすることができる。7つの大罪スキル。称号をいくつか取得する。神に反逆し罪を負う者となり、大きな代償を払うことになるだろう。】


習得する。YES。罪を負う者?神に反逆?大きな代償?かまわない。

そもそも神がいるならばなんで私は死にかけないといけないのよ。

【スキルポイントを1000消費してスキル《暴食》を取得しました。】

【スキル《ベルゼブブの魂》を習得しました。】

【称号《暴食》を取得しました。】

【称号《7つの大罪》を取得しました。】

【称号《禁忌》を取得しました。】

……これで私は食べるだけで強くなれる。

アロエは、どうするの?アロエだけ見捨てるわけにはいかない。

どうすれば……


『っ!?これは……まさか、禁忌スキルをとったの?』


『禁忌系スキル?』


『7つの大罪スキルとか反逆スキルとかだよ。大きな力と引き換えに神に反逆し罪を負う者となり、大きな代償を払うことになる。』


『うん。取ったよ。そうでもしないと生き残れないから。アロエも、私が守るよ。』


『無理だよ。いくら禁忌スキルを取ってもEランク。僕を守りながらBランクなんかを相手にするのは無理だよ。』


『そんな!!やだよ!私はアロエを見捨てられないよ!!』


『ありがとう。だから、僕も取るよ。禁忌スキル。神に反逆する。』


『取れるの……?』


『多分大丈夫。禁忌スキルは世界にひとつずつしか存在できないけど、たぶんどれか余ってるでしょ。』




!?

なんかアロエの雰囲気が変わった。

なんというか、いい感じはしない。アロエのことをよく知らなかったら敵だ、悪いやつだ、と思ってすごく嫌悪感を抱くだろう。私もこんな感じなのだろうか?


『取ったよ。禁忌スキル。《生殺与奪》。詳しい話は後にして隠れる場所、拠点を探そう。』


 スキルは気になるけど、今は隠れる場所を探さないとだね。


 他の魔物に見つからないよう、慎重に森を進んで行く。


 運良く、岩の洞窟がいくつかある。

 その中のひとつに慎重に入っていく。


『この洞窟、いいね。ここにしよっか。』

『そうだね。 っ!?何かいる!!』


 え?どこ?うそ、洞窟の先住者がいたの?やばくない?


 洞窟の奥をよく見る。

 イノシシが寝ている。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 種族:ワイルドボア

 名前:なし

  LV :46/70

 状態:睡眠

  HP :96/96

  MP :87/87

 攻撃力:129

 魔法力:76

 防御力:123

 素早さ:103

 ランク:C

 通常スキル:

 《突進》《角突き》《頭突き》《猪突猛進》《嚙みつく》《体当り》《蹴る》《身体強化》

 魔法スキル:なし

 耐性スキル:

 《衝撃耐性(大)》《物理攻撃耐性(中)》《毒耐性(小)》

 特殊スキル:なし

 称号:《馬鹿》

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 2人がかりなら勝てる……?


『あいつ、2人がかりならいけそう。』


『わかった。ワイルドボアは基本馬鹿だから、落とし穴や毒餌などが有効だよ。』


 なるほど。とりあえず、寝てるし、その隙に血を吸おう。《身体強化》は戦う上でやっぱり欲しい。


 そっとイノシシに近づく。そして、牙をたてる。

 私は《隠密》があるし、牙刺すときに麻痺毒を流せるようで、感覚を感じさせずに吸うことができる。


 習得したかな?

【《吸血》によりスキル《突進》《猪突猛進》《身体強化》を習得しました。】

 スキル全部習得できるわけじゃないんだね。


 あ。やばい。イノシシが目を覚ました。


 アロエのところまで逃げる。

 怒ったイノシシが私に突進してきた。速い。なんとかギリギリ避ける。


 そして横から土の槍を飛ばして攻撃。カウンター攻撃だよ。


 イノシシは私が避けても止まらず、すごい速さで進む。

 そして私達の攻撃を避けずにもろに受けている。

 アロエの炎で火だるまになり、私の土槍が刺さっている。そして壁にぶつかった。


 ……馬鹿なの?こいつ。


 壁に頭が刺さってるところをアロエと猛攻撃する。


 ステータスが高いためかなかなか死なない。


 正直勝てるかどうか不安だったけど想像以上に馬鹿で助かった。

 称号《馬鹿》を持ってるだけあるな。


 壁から頭が抜けてこっちに突進してきた。

 やばい!ぶつかるっ!!


 目の前に燃える土壁が現れた。アロエがやってくれたようだ。


 イノシシは燃える土壁にぶつかって熱そうだ。怒ってる。


 そして私達は飛んで上から魔法攻撃を降らせる。


 しばらくして、イノシシは息絶えた。



 ……正直イノシシが馬鹿すぎて引いてる。ていうか真っ直ぐしか進めないの?猪突猛進すぎないか?


 まぁいいや……

 ここの洞窟は貰おう。


 あれ?奥になんか気配を感じる。

 奥に進んでみると、私達と同じぐらいのサイズ(15〜30センチぐらい。定規ないからわからんけど。)の

 黒いトカゲがいた。なんでこんなところに?


「キシャァ!!キシュッ!キシャッ!」

 とりあえず、倒すか。


『誰!?くるな!くるなぁ!我を誰だと思ってる!?』


 念話!?

 トカゲも喋った……

『えっと……誰?』


『よくぞ聞いてくれた!我は邪竜ファフニール!』


 ……は?

『……は?』


ファフニールってドラゴンだよね?

ファフニールに憧れるトカゲさんかな?

中二病かな?


『ちがうのじゃっ!変なものを見る目でみるなぁ!!』


変なトカゲ……


『信じられないかもしれないが聞いてくれ。我はファフニールなのじゃ。人間に殺されたのだが、気づいたらトカゲになっていたのじゃ。我が生まれて間もない頃、このトカゲじゃったな……ここから進化してドラゴンになったのじゃ。うぅ……ドラゴンに戻りたいのじゃぁ……』

『この体は弱くて、Bランクの弱いのとやりあっただけで瀕死になるのじゃ。』

まじか。Bランクと戦えたんだ。ファフニール今Bランク?


《鑑定》

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

種族:ポイズンリザード

名前:ファフニール (アリス)

LV :57/70

状態:通常

HP :23/134

MP :7/139

攻撃力:121

魔法力:154

防御力:153

素早さ:123

ランク:C

通常スキル:

《硬化》《ひっかく》《噛み付く》《毒攻撃》《毒牙》《ブレス》

魔法スキル:

《魔力操作》《火魔法》《光魔法》《ヒール》《毒創造》《毒生成》《毒霧》《毒操》《ブレス魔法》

耐性スキル:

《物理攻撃耐性(小)》《魔法耐性(中)》《毒完全無効》《幻影耐性(小)》

特殊スキル:

《竜化》

称号:

《前世の記憶》《元邪竜》《竜の魂》

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

本当にファフニールだった……。

そしてCランクだった。よくBランク相手にできたね……


『まじか……まじだ。へー。ファフニールねぇ……。』


『信じてくれたのか!?』


『うんまぁ。』


『うぉぉ!!生まれ変わってから信じてくれたのはお主らだけじゃ!!お主ら以外とはこの森の主としか話したことはないのじゃが……』


『……よかったね。』


『うむ!そなたら、洞窟を住処にするために来たのだろう?我と共にここに住むが良い!!』


おぉ。それは助かります。Cランクがいれば安全度が上がる。


『言っておくが我をCランク並みだとおもうなよ?我には前世で培った戦闘技術がある。Sランクの1000年生きた邪竜の戦闘技術じゃぞ。』


おぉ!頼もしい!ラッキー!


『話も済んだし、イノシシ食べよっか!』


『ワイルドボアだよ。まぁいいや食べよう。リリーちゃん血抜きお願い』

『はいよ。』


イノシシの血を吸う。

【《吸血》によりスキル《猪突猛進》を習得しました。】

あれ?さっきスキル吸ったよね?追加でもらえた?

もらえる基準がよくわからん。


ちなみに、血を吸うとHP、MPが回復するだけでお腹はいっぱいにならない。

どうなってんだろう?


イノシシ肉を火で丸焼きにする。

ついでに私の分に生の血をかける。

こうするだけですっごく美味しくなるんだよ。

ヴァンパイアバットになってよかったっていうぐらい美味しい。


『調理完了!ファフニールも食べる?』


『む、良いのか?ではありがたくいただくとするのじゃ。』



その日はみんなでイノシシ肉を食べて、寝た。

アロエのスキルどうしよう……7つの大罪以外がいいな……これ以上リリーとスキル被せたくないから……

何かいいアイデアあったら感想で教えてください!(^^☆♪神への反逆とか罪とかそっち系でお願いしますm

使うとは限らないけど、参考にさせて欲しいです……

いいの教えてくれたら使わせてもらいます。お願いしますm(--)m


改善点、誤字脱字あったら教えてください!

評価くれたら嬉しいです!

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 少し気になることがあったので、質問です。 ダークワームのステータスにてランク:Fとなっているのですが、これは正しいんでしょうか。 ステータスもEランクのリリーたちより高そうでしたし、…
[良い点] とてもストーリーがしっかりしてるので面白いです。 [気になる点] 今のところ特にありません。 [一言] 続き期待しています!!!!!!!
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