鳥さんを助けよう！！
前回のあらすじ：私、スライムより弱い最弱コウモリに転生した。でも石ぶん投げてスライムに勝った。経験値がもらえる果物美味しかった。それ食べてたらレベル最大になった。進化できるってよ！
【進化が可能になりました。】
進化するぜっ！！
と、その前に、ステータスオープン！！進化前とあとで比べたいからね！
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種族：ベビーバット
名前：なし
LV ：5/5 進化可能
HP ：10/10
MP ：18/18
SP ：400
攻撃力：9
魔法力：17
防御力：8
素早さ：16
ランク：G
通常スキル：《飛行》《夜目》《噛み付く》《引っかく》《鑑定》《隠密》《投擲》
魔法スキル：なし
耐性スキル：なし
特殊スキル：
《ステータス閲覧》《世界辞典》《スキル交換》
称号：《転生者》《目覚めし者》
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お、ところどころ2桁いってる！！私魔法と素早さ特化型なのかな？
よっしゃ！進化！！
【進化先を表示しますか？】
YES！
【キッズバット：ランクF、バット種の子供。まだまだ弱いがバット種は成長するとめんどくさいので見つけ次第退治しましょう。】
【キッズバット(変異種)：ランクF、キッズバットの変異種。進化先が多く、強い魔物になる危険性が高い。】
へー。キッズバットかぁ。退治しましょうって何よ。何で人間目線なのよ。うざあ！
当然、強くなるかもしれない変異種の方をえらぶよ！
キッズバット(変異種)で！！
【キッズバット(変異種)に進化しますか？】
YES！
【キッズバット(変異種)に進化します。】
【スキル《魔力操作》を獲得しました。】
意識が薄れていく。
やばい、気絶すrーー
……おはようございます。
進化しました。他の魔物がウロウロしてる弱肉強食の森で気絶してました。
無事目を覚ませてよかった……
次からは家で進化しよう……
さぁ、ステータスどうなったかな？
ステータスオープン！
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種族：キッズバット(変異種)
名前：なし
LV：1/15
状態：通常
HP ：16/16
MP ：23/23
SP ：900
攻撃力：20
魔法力：25
防御力：13
素早さ：24
ランク：F
通常スキル：《飛行》《夜目》《噛み付く》《引っかく》《鑑定》《隠密》《投擲》
魔法スキル：《魔力操作》
耐性スキル：なし
特殊スキル：《ステータス閲覧》《世界辞典》《スキル交換》
称号：《転生者》《目覚めし者》
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おぉ！！結構強くなってるね！！レベル上げが楽しみだ！！しかもSPも増えてるっ！！
気絶してる間に日が暮れたみたいだし、今日はもう帰って寝よう。気絶したばっかりだけど、夜は寝ないとね！……私コウモリだけど、夜寝るのは正しいのだろうか…？まぁいいや。
家に帰る。コケでふっかふかの地面に横になる。
あぁー！めっちゃふかふかー！寝心地最高だね！
おやすみなさーい！
おはようございます！いやー、マジでよく寝たぁ！！寝心地よかった！こんな家作れるなんて私天才！！
よっしゃ！今日も元気にいってみよー！レベリングと食料採取しなきゃね！
ちょうどすぐそこになんか青いスライムがいる。経験値のエサにしてやるっ！ふふふふふ。
今度こそ真っ向勝負だ！！いっくぞー！
スライムに向かって突っ込み、引っかき、噛み付く。
スライムも負けじと攻撃してくるが、遅い。完全に避けられる。
私はスライムの核に向かって思いっきり噛み付く。
スライムが動かなくなり、蒸発するように消えた。
【経験値を獲得しました。レベルが2上がり、3になりました。】
今回は核ドロップしなかったか。
でも、すごい。私、強くなってる。
これがステータス差の力……すごい！
どんどんステータスあげよう！！
あ、そうえば私《魔力操作》ってスキル覚えたんだっけ。
どうやるの？
【瞑想して身体を巡っている魔力を意識します。魔力の流れを感じられたら、それを放出します。イメージしながら魔力を放出することで、魔法を使えます。】
なるほど？魔力を意識って、、、
とりあえず瞑想してみる。
……？
なんかほわほわしたものが巡ってるような……
これが魔力？すごい。こんな簡単にできるの？
魔力を、水を意識して放出する。
【スキル《水魔法》を習得しました。】
ブシャーッッ！
おぉ。すごい勢いで水が出てきた。
これが魔法……！
感動！！！！暇なときに練習してもっと覚えよう！！今は先に食料採取しないと……
すごくお腹がすいた。そうえば昨日果物2つ食べただけだ。
森を探索がてら食料採取しよう。
しばらく森を探索していると、死にかけの、赤い綺麗な小鳥が角の生えたうさぎに襲われていた。
ここは森の中で、弱肉強食の世界だ。魔物が襲われているのはよくあることのはずだ。
でも、あの鳥を助けたい。なんというか……運命の出会いを感じる！！
とにかく、あの鳥を助けなきゃ！！！！
何も考えず突っ込み、鳥を足で掴み、近くの木の上に置く。
うさぎを《鑑定》する。
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種族：ホーンラビット
名前：なし
LV ：10/10
状態：憤怒
HP ：9/9
MP ：5/5
攻撃：5
魔法：1
防御：4
速さ：11
ランク：F
通常スキル：《角突き》
魔法スキル：《クイック》
耐性スキル：なし
特殊スキル：なし
称号：なし
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見た感じ、スピード特化型かな。
それでも私の方が速い。ランクの差ってすごいなー。進化してよかった！！
うさぎが襲いかかってくるが、速さの差でよゆーで避ける。
そして、うさぎを思いっきり引っかく。
【経験値を獲得しました。LVが3上がり、LV6になりました。】
急いで鳥の元へと向かう。
鳥は怪我をしているが、生きているようだ。
回復魔法とかあるのかな……やってみよう。
魔力を、怪我を治すようイメージして放出。
【スキル《ヒール》を習得しました。】
すると、ぱぁっと優しい光が出て、みるみる鳥の怪我が治っていく。鳥の怪我はあっという間に治った。
今は気絶しているが、しばらくしたら起きるだろう。
すごい！本当に使えた！
魔法ってこんな何でも簡単にできるものなのかな！？すごい！
【普通はそんな簡単に使えるものではありません。おそらく、スキル《目覚めし者》の効果と、あなたが魔物だからでしょう。魔物は人間より身体能力が高く、魔法も使いやすいのですが、頭が弱いため、あまり魔法を使う者はいません。】
へー。私ってすごいんだね。いえーい！！私つえー！！
まぁ私がとても天才な話はいいとして、私は鳥と喋ってみたい。
私はこの世界に来てから、まだ誰とも話していない。こうして戦い以外で他の魔物と向き合ったことがない。ぼっちだ。さびしい。
まぁそれだけじゃなく、この世界のこともいろいろ知っておきたい。
この鳥の魔物が会話できる頭があることを祈ろう。たぶん魔物だし、おしゃべりとかできないだろうな……
って！！今気づいたけど、私も喋れないじゃん！！！！そうだよ！私コウモリだよ！？
コウモリ喋ったら怖いよ！！私が喋るコウモリに会ったら絶叫して、逃げて、自分の頭を疑うわ！！！！
どうしよう……何とかならない？世界辞典さん。
【スキルポイントを300消費してスキル《念話》を習得しますか？】
おぉ！あるんだ！！よっしゃ！YES！ゲットするぜ！！
【スキルポイントを300消費してスキル《念話》を習得しました。】
やったぁ！！これで脱ぼっちへの道を一歩踏み出したよ！！
とにかく、頑張って自分と同じぐらいのサイズの鳥さんを家に運び、寝かせる。
そして地面に鳥さんを寝かせて、私の寝る場所がなくなってから、棚のひとつにコケを乗っけてベットを作る。2段ベットだぜ！！すごいでしょー！
そーえばこの鳥、何ていう鳥だろ。魔物かな？
《鑑定》！
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種族：キッズコリカトス(変異種)
名前：アロエ
LV ：9/15
状態：気絶
HP ：27/27
MP ：32/32
SP ：1000
攻撃力：36
魔法力：40
防御力：27
素早さ：49
ランク：F
通常スキル：
《飛行》《引っかく》《突っつく》《隠密》《不意打ち》《炎纏》《石化》
魔法スキル：
《魔力操作》《火魔法》《炎魔法》
耐性スキル：
《火耐性》《暑さ耐性》《毒耐性》
特殊スキル：
《スキル交換》《四聖獣の加護》《朱雀の加護》
称号：《朱雀の娘》
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ちなみに私のステータスは……
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種族：キッズバット（変異種)
名前：なし
LV ：6/15
状態：通常
HP ：24/24
MP ：39
SP ：600
攻撃力：29
魔法力：42
防御力：21
素早さ：35
ランク：F
通常スキル：
《飛行》《夜目》《噛み付く》《引っかく》《鑑定》《隠密》《投擲》《念話》
魔法スキル：
《魔力操作》《水魔法》《回復魔法》
耐性スキル：なし
特殊スキル：《ステータス閲覧》《世界辞典》《スキル交換》
称号：
《転生者》《目覚めし者》
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この子、強い。転生チートある私と同じランクで同じステータスだ。私、Fランクの中では強い方なのだ。雑魚だけど。スキル交換も持ってる。
しかも、朱雀の娘って……
私の知らないスキルもたくさん持ってるなぁ……
【キッズコリカトス(変異種)：キッズコリカトスの変異種。進化の仕方によってはコリカトス系統から外れ、強くなれる。】
【《石化》：相手に石化魔法をかける。相手を一定時間動かなくできる。】
【《四聖獣の加護》四聖獣、朱雀、青龍、白虎、玄武から与えられた加護。スキルを獲得しやすくなる。】
【《朱雀の加護》朱雀から与えられた加護。レベルが上がりやすくなる、進化に必要なレベルが減る。】
【《朱雀の娘》四聖獣朱雀の娘である証。ステータスが底上げされる。火関係の魔法威力があがる。】
世界辞典、ありがとう。
この子もスキルチートか……しかも私とスキル効果ほぼかぶってる……しかも私と同じ変異種……
まじかぁ……
魔法の数では負けてるなぁ……
魔法ちょっと特訓しよ……
その後、日が暮れるまで魔法の特訓をした。
ポイントが増えてて、嬉しいです！（＾Ｏ＾☆♪ありがとうございます！
誤字脱字、分からない、おかしいところ、改善点ありましたら教えてると嬉しいです！
評価もらえたら嬉しいです！！！！！！！
