表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/13

目が覚めたらコウモリだったよ!?

初心者の作品ですが、どうか温かい目でみてください(*^^*)

おかしなところ、改善点があったら教えてくださいm(。-_-。)m


 目が覚めたら狭いところに監禁されていた。

 え!?これどういう状況!?あいつらに、閉じ込められたのかな……?

でも、閉じ込められた記憶はない。あれ?どういう状況だろう?


えっと、確か私は、高校でいじめられてたんだ。

両親がは幼いときに亡くなって、親戚もいなくて、あいつの家に引き取られたんだ。あいつの親は政治家で、汚い方法でお金を稼いでいた。家ではあいつら全員に無視され、暴力を振るわれ、ご飯はいつも残飯だった。

学校でも、あいつはクラスの中心にいて、いつも私をいじめてきた。無視や嫌がらせだけではなく、暴力も振るわれ、いつも私は怪我をしていた。それで、わたしはとうとう2階の窓から突き落とされて……

そこで記憶は途切れている。今考えているってことは、私は助かったんだろうな。

それで、なぜか監禁されていると。はぁ……


いけない、また私はネガティブ思考になってる。私は、心の中は、明るく元気な女子高生だっ!!!

とりあえず元気出していこう!泣いたらあっちの思うツボなんだよっ!!

とりあえずここから脱出してやるっ!!



 ピキッ ピキピキッ パキッ


 暴れてたら、入れられてた容器(?)に穴空いた!よし!脱出できる!

 その穴から這い出て辺りを見渡すと、そこは森だった。

 

そっか、私、森に連れてこられたんだ……どこの森だろう…捨てられたのかな……?どうしよう……


 とりあえず喉が渇いた……近くにあった泉に向かう。


 泉のほとりに着くとそこには……スライムがいた。粘液が、動いてた。


 ええええええええぇぇぇぇぇええぇえぇぇぇえええええええ!!!!??

 地球にそんなもんいたっけ!?!?ほわあああああああぁああえええぇええぇ!!!!!!

 ま、まさか……!?


 泉を覗く。そこに映った自分の姿は、コウモリだった。真っ黒な身体に赤い目のコウモリ。

 そして、自分がさっきまで入っていた容器(?)をみると、卵のようだった。……コウモリって卵から生まれるんだったっけ?謎だわ。


 こ、これは!!!!異世界転生というやつでは!!!!!?

 あのラノベとかでよくある!!転生したよ私!!うええええええい!

 これは、俺TUEEEEチート系じゃ!!?

 でも、コウモリだからなぁ……よりによって動物かよ……勇者とかじゃないんだなぁ……

 まぁ、まずは定番のステータスオープンだっ!!

 ステータスオープン!

  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 種族 :ベビーバット(変異種)

 名前 :なし

  LV :1/5

  HP : 6/6

  MP :8/8

  SP :500

 攻撃力:5

 魔法力:8

 防御力:4

 素早さ:7

 ランク:G

 通常スキル:

  《飛行》《夜目》《噛み付く》《引っかく》

 魔法スキル:なし

 耐性スキル:なし

 特殊スキル:

 《ステータス閲覧》《世界辞典》《スキル交換》

 称号:《転生者》《目覚めし者》

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

おぉ!本当にできた。まじかーすげー!っていうか、もしかして私って弱い!?

 比べる対象がないからわからんな。平均どれぐらいなのかな?


【この世界の冒険者のステータス平均は全てだいたい30〜50程度です。】

 うぉっ!?なんか声が聞こえた!?てか私弱っっ!俺YOEEEEE!!!!!!

 それで、この声は誰?

【私はスキル《世界辞典》です。】

 スキルって喋るの!?誰の声よこれ?どうなってんの?

【私はスキル《世界辞典》です。あなたの質問に答えるAIのようなものだと思ってください。】

 へー。なるほど?まぁいいや。ラノベといえばやっぱり鑑定!鑑定取るどー!よっしゃっ!


 ……どうやってスキル取るの?どうしよう。鑑定取れないじゃん……。私もう泣くよ…?

【スキルポイントを100消費して通常スキル《鑑定》を取得しますか? YES / NO】

 ……もっと早く言えやぁ!なに?私が泣きそうになってるの見て遊んでるの!?性格悪いよ!?

 鑑定はとるけど!YES!

【スキルポイントを100消費してスキル《鑑定》を取得しました。】

【……私がほとんどの事をお答えできるので、鑑定はほぼ使用することがないと思いますが…。】

 なぜそれを早く言わない!?あん?ふざけてんの?せっかく取った鑑定無駄だったわけ?SP返せ!

【……】

 なんか言えやぁ!コノヤロウ!?

 いかんいかん。乙女たるものコノヤロウとか言っちゃダメだな。うむ。

【相手のステータスを見ることは私もできないので、鑑定が使えますね。】

 けっこう重要な機能じゃん!?だから、、もっと早く言ってよ?

 なに?君ポンコツキャラなの?

【……】

 まぁいいや……


 その後、ステータスの分かんないところを世界辞典に聞いた結果が……

【ベビーバット:魔物、バット種の赤ちゃん。弱く、無害。ペットにする人もいるらしい。】

【《スキル交換》:スキルポイントを交換してスキルをゲットすることができる。転生者特典。】

【SP:スキルポイント。これと引き換えにスキルをゲット出来る。スタミナポイントではない。敵の撃破や

進化などで得られる。】

【スキル:技能。スキルがあると、その動きが得意になる。(飛行スキルで飛ぶのが得意になる、みたいな。)通常スキルにはスキルレベルがあり、スキルレベルが高いほど効果が強くなる。】

【ランク:種類の強さを表す。G〜SSSまである。G無害、F雑魚、E人間、D警戒、C危険、B脅威、A危機、S災害、SS神災、L伝説 神話級】

【《転生者》:前世の記憶を持つ者。ランダムで強力な特殊スキルが貰える。《世界辞典》《スキル交換》がそれである。ステータスが底上げされる。】

【《目覚めし者》:卵の中で目覚めた者。レベルが上がりやすくなる、進化に必要なレベルが減る、スキルを習得しやすくなる。】

以上っ!!私、魔物だったんだぁ、、、だったら卵から生まれてもおかしくないのか?


 こうやってみると私結構スキルチートだなぁ……

 敵倒してLVあげたら強くなるんだよねっ!

 よしっ!!頑張ろう!前世読んだラノベ主人公のように、最強になって俺TUEEEEEEEEするぞっ!!


 まずはレベリングしよう!まずはそこにいるスライム!犠牲になってもらうぞっ!

 スライムといえばゲームとかでも最弱の雑魚魔物だよねっ!よゆーよゆー!

 とりあえず、スライムを《鑑定》!

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 種族:グリーンスライム

 名前:なし

 LV :10/10

 状態:通常

 HP :11/11

 MP :5/5

 攻撃:7

 魔法:9

 防御:17

 速さ:5

 ランク:F

 通常スキル:《触手攻撃》《粘液操作》

 魔法スキル:なし

 耐性スキル:《状態異常無効》《物理ダメージ軽減》《水魔法無効》《自動回復(小)》

 特殊スキル:なし

 称号:なし

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ……私より強くね?え?私スライムより弱いんすか?てか何この防御チート。

 悲報、転生したらコウモリだったけどスライムより弱かった。


 とにかく、こいつを倒さないとレベルは上がらない。スライムに負けるようじゃ話にならない。

 何としてもこいつを倒さないと!


 スライムに向かって突っ込み、ひっかく。


 だが、スライムには傷ひとつ付かない。


 スライムが怒って襲ってきたのでとりあえず逃げる。


 スライムのくせに生意気なっ!!でも私の攻撃力じゃダメージが入らないことが分かった。

 作戦変更。隠れて石投げまくったら一方的に攻撃できる!そうしよう!


 私は木に隠れながら息を潜め、木から木へと移ってスライムに近づいていく。

【スキル《隠密》を取得しました。】

 お、なんかさっきより気配を消せた気がする。


 十分スライムに近づいたら、石発射っ!!!!


 木に隠れながら次々に石を投げる。投げて、投げて、投げまくる。

 結構石当てた!どれぐらいダメージ入ったかな。《鑑定》!

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 種族:グリーンスライム

 名前:なし

 LV :10/10

 状態:通常

 HP :11/11

  *以下略*

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 HP全く減ってない!?え!?どういうこと!?

【スライム系の魔物は核が本体で、粘液部分は攻撃しても意味はありません。核を攻撃しましょう。】

 まじかよ。もっと早く言えって。

【質問されなかったので。】

 気をきかせろよー!!もういいや。

 とにかく、核を狙おう。


 核をよく狙って石を打っていく。なかなか当たんないなぁ……

【スキル《投擲》を取得しました。】

 お、スキルゲットした!


 それからも石を投げ続ける。


 お、当たった!よっしゃあ!

 スライムの核に石が当たり、スライムの粘液部分がしゅうぅ、と蒸発するように消え、核だけが残った。

【経験値を獲得しました。LVが2上がり、LV3になりました。】

 お、すごいレベル上がった!強くなったかな!

 あと核を鑑定したら、

【グリーンスライムの核:グリーンスライムからたまにドロップする核。なかなかドロップしないため、まぁまぁ貴重である。】

 だそうだ。この核、よく見るとエメラルドみたいで綺麗だし、まぁまぁ貴重らしいから取っておきたいなぁ……

 どっか隠し場所ないかなぁ……


 回りを見渡す。

 ちょうどいいところに、大きな洞穴が空いた木が生えてた。

 よし、あそこに隠そう!というかしばらくあそこに住むことにしよう!洞穴を家に改造しよう!

 穴の入り口は少し高いけど、私コウモリで飛べるから問題ないねっ!

 あれ?私飛べるんだから隠れたりせずに空から石投げまくったらもっと楽にスライムに勝てたんじゃ!?

 次からそうしよう。


 さっそく洞穴に入り、工事開始!石を使って壁に穴を掘りその穴に木の枝を刺していき、棚を作る。

 飛んで、高いところに棚をいくつか設置したら、地面にコケを運び、地面をフカフカにする。


 家の出来上がり!!結構立派なのできたよっ!

 さっそく棚のひとつにスライムの核を飾る。

 素敵な家だ!これからはここを拠点にした生活をしよう。


 家を作り終えたら森の探索に出かける。


 しばらく飛んだところに、果物が実る木が生えてた。りんごみたいな形だが、紫色だ。

 食べられるのかな?《鑑定》!

【ラッキートレントの実:トレント系の魔物、ラッキートレントの実。トレント系の魔物の中で唯一実を付ける。実を付けたらラッキートレントは死ぬが、ラッキートレントの実ひとつひとつが魔物である。森の奥にしかいないため、大変貴重である。高級食材。】

 魔物なんだ!?まぁいいや。お腹すいた。高級食材?しらん。この辺にはいっぱい生えてるし、食い散らかしてやるわ!いっただっきまーす!!


 むしゃむしゃ。うまい。りんごみたいな味だ。紫色リンゴだな。

【経験値を獲得しました。LVが1上がり、LV4になりました。】

 レベルあがったぁ!?そっか、このリンゴ、魔物だった。

 食べるだけでレベル上がるなんて、いい食べ物だなぁ……

 もう一個食べよ。


 むしゃむしゃ。

【LVが1上がり、LV5になりました。】

【レベルが最大になりました。進化が可能になりました。】

お!マジで!?進化しよ!!

強くなるぜ!


脱Gランク!

目指せ最強!!


辞典がAIのようなものなのに割と感情があるのは、あの有名な青い猫型ロボットが、ロボットなのに感情豊かなのと同じようなものです、ちょっと何言ってるかわかんないけどまぁ、そんな感じです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ