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異世界一ハードモードな国運営です! 番外編 夏のホラー話

作者: エイカ

一部軽度の残酷な描写が含まれます。

ホラーの要素が含まれます。

これらが苦手な方はブラウザバック推奨です。

これは俺、高折鷹斗が高校に入学した頃の話だ。


元々田舎暮らしだった俺は父親と一緒に神奈木ハイツという築30年の古いハイツに引っ越した。駅からそう遠くないっていうのもあったし、高校に通うなら申し分ない立地条件だった。

ハイツは綺麗に塗装されていて、築30年とは思えないほどに綺麗だ。部屋は203号室で階段を上り一番向こう側の部屋になっている。内装も綺麗でとても過ごしやすそうだ。


父との話し合いの結果、日曜日だし全員はいないかもしれないが、早めに引っ越し挨拶回りをしたほうがいいだろうということになった。乾そうめんを持って隣の部屋から回り始める。


202号室。表札はなかったが、不動産屋さんがハイツの空き部屋は203号室しかないと言っていたので、ここも住人がいるはずだ。

父がインターホンを鳴らす。しかし応答はない。おそらく留守だったのだろう。休日なので遊びに行っているのかもしれない。もう一度鳴らすが応答なし。仕方ないので次の部屋だ。


201号室。表札には八重樫と書いてある。父がインターホンを鳴らすと、奥で人の歩く音が聞こえた。大分遅い。

しばらく待つと70代くらいのお婆さんが出てきた。


「始めまして。203号室に引っ越して来ました、高折と申します。今後よろしくお願いします」


父が挨拶をすると同時に俺も頭を下げる。するとお婆さんは


「あらあら、ご丁寧どうも。わたしゃ八重樫多恵と言うんでね。覚えといておくれ。このハイツでは2番目に古参だから、なんでも聞いてくださいな。もうこんな足だから外のことは分からないけどねぇ」


すごく感じのいいお婆さんでよかった。こう言ったハイツに意地悪婆さんがいたりするのだが。そういったこともなさそうだ。


「これつまらないものですが」


父が八重樫さんにそうめんを渡すと、「わざわざありがとねぇ」と八重樫さんは笑顔で受け取ってくれた。

無事一つ目の挨拶が終わりほっとする。

新しいところでやっていくには第一印象が大事だ。ここで悪い印象を持たれてしまうと、後々なんて言われるか分からない。口コミというのは恐ろしいほどに広まるのが早いからな。

階段を下り、次の部屋へと向かう。


101号室。表札には河内と書いてある。

父がインターホンも鳴らすと、あまり待たずにドアが開いた。


「おや?新しい住人の方ですか?」


父が挨拶をする前にこの部屋の住人、50代くらいの男性が俺たちの正体に気づき喋る。


「203号室に引っ越して来ました。高折と申します」

「おお、そうですかそうですか。私は河内康介と申します。ごく普通の会社員です。あなた方は保つといいですねぇ」


わははと保つとはどういう意味だろうか?ポルターガイストでも起きるのか?


「ん?あの部屋はいわくつきなんですか?」

「いやいや、違いますよ。家賃が他と変わらないでしょ?ただ最近あそこの部屋は入れ替わりが激しいんですよ」

「最近…ですか?」

「ここ、2カ月くらいですかね?3世帯も入れ替わってるんですよ」


2カ月で3世帯だったらなくもない話だ。立地条件がそぐわないとか、近隣住民の方と上手くいかないとか、理由は色々あるんだろうな。1年以上いる人からしたら確かに入れ替わりが激しいと思うだろう。


「あっ、これつまらないものですが」


父は思い出したようにそうめんを渡す。


「あぁ、わざわざありがとうございます。美味しくいただきます」


河内さんは頭をペコペコと下げながらドアを閉める。

これで2部屋目はクリアだ。

なかなか緊張するんだよなぁ、これって。

間髪入れずに次の部屋だ。


102号室。表札には高内と書いてある。この部屋の人もフレンドリーな人だといいんだが。

父がインターホンを鳴らそうとしたとき、


「高内さんは出ないと思いますよ」


河内さんがドアを開け話しかけてくる。


「お留守ですか?」

「違いますよ。外に出ないんですよ。高内さんは」

「?どういうことですか?」

「まぁ、察してあげてください」


河内さんはバツが悪そうに言う。

ニート。言いはしないが、心の中で真っ先に出てきた言葉がそれだった。まぁひとそれぞれだ。俺から良い悪いを言うつもりはない。父も理解したのか、その部屋は飛ばし次の部屋へと向かう。


103号室。俺たちの部屋の下に位置する部屋だ。一番迷惑をかけてしまうかもしれないし、第一印象はしっかりしておきたい。

他の部屋とは違い、音楽のような感じでインターホンが鳴る。


「はーい」


奥から女性の声が聞こえる。

ドアが開くと女性とその後ろに3歳くらいの男の子が出てきた。


「上の部屋。203号室に引っ越して来ました。高折と申します。今後よろしくお願いします」


父はテンプレ通りの挨拶を済ましていく。


「あー。上の部屋の方ですか。私は鹿島凛(かしまりん)と申します。この子は息子の(さとる)です。こちらこそよろしくお願いしますね。普段なら主人の(たかし)がいるんですが、今日はちょうど留守にしてまして。また、別の機会に紹介いたしますね。ほら聡も挨拶して」

「こんにちは!」


聡くんもしっかり挨拶してくれた。

丁寧に対応してくれて、とても好印象だ。旦那さんもとてもいい人だろう。

ここのハイツの人々はとてもいい人たちで良かった。と思っていたが鹿島さんが妙なことを呟く。


「静かそうな方でよかったです」


笑顔だがどこか表情が曇っている。


「それはどういう意味ですか?」

「あ、別に悪い意味ではないんですよ。ただ最近この上に入る人が夜中に騒ぐことがおおくて聡が怖がっていたんです」

「そういうことですか。安心して下さい。私は帰れることが少ないですし、うちの坊主も騒いだりしないので」


父は頭に手を乗せワシャワシャしてくる。やめろセットしたばかりだというのに!


「それなら良かったです」


鹿島さんは笑顔を絶やさない。

期待に応えられるように努力しよう。

挨拶も終わり、自室へと戻る。その日はなんともなく過ぎ、俺は高校へ無事入学した。


◇◇◇


ネット上にとある掲示板があるのをご存知だろうか?その掲示板には様々なジャンルがある。そのジャンルの一つにホラーというものがある。色々な人が怖い話や不思議な話を共有したり解明したりするところだ。そんなホラー板にある書き込みがあった。


『俺はもうすぐ死ぬかもしれない』


それは子供の幽霊と称して立ったスレッドに書き込まれたものであった。


『>>102 いきなりどうした?ww」

『>>102 気をしっかり持て!まだ諦めるには早いだろ!』

『>>102 まずハロワに行くことから始めよう?そうすれば未来は見えてくるって』


冗談混じりに書き込みがされていく。誰も本気にしたりはしない。


『お前らは死という言葉に恐怖を感じるか?もし死ぬということが分かっていたら冷静でいられるか?』


『>>113 なんか哲学じみてないか?』

『>>113 俺だったら全裸で高速道路走るな』

『>>115 おまわりさんこいつです』


こんな感じで次々に掲示板の書き込み数が増えていく。


『猫って魂を刈る動物なんだ。だから自分が刈られないように死ぬときは姿を消したりする。もし何もない部屋から猫の鳴き声が聞こえてきたらそれは死を意味するんだよ』


『>>124 お前…死ぬのか?』

『>>124 俺さっきから猫の鳴き声が聞こえるんだけど。隣の部屋からアンアンて』

『>>126 それ絶対猫じゃねぇからww』


『お前らも気をつけろよ?あと、猫と子供は相性が悪いから子供がいる家は猫買わないほうがいいぞ。子供の魂喰われるから』


『>>135 忠告どうも。だがしかし!俺には子供どころか彼女いない歴=年齢だから心配はいらねぇ!』

『>>136 自分で言ってて傷つくなよ。いつでも俺の胸貸すぞ?』

『>>137 結局子供は出来ないのですね…』


もうすでに忠告に対して反応を示す人はほとんどいない。これが掲示板の



入学して3日目。この話の発端になる事が起きた。ある程度の手続きが終わり、少し早く帰れたので駅の近くのゲームショップにてゲームを購入して帰った。家に帰った頃には日が暮れていてハイツの廊下電灯だけが部屋の前を照らしている。

そこであることに気がついた。

小学生くらいの男の子が玄関の前に立っているのだ。どうやら何かを探しているようだ。気になったので階段を登り話しかける。


「どうした?何か探しもの?」


その声に反応し、男の子はこちらを向く。そして部屋を指差すと


「この部屋の中に猫が逃げ込んじゃったの」


表情を変えずそう呟いた。逃げ込める場所なんてないと思ったが、二階だからと部屋の裏窓を開けっ放しにしていたのを思い出した。猫ならジャンプ力があるから二階の窓へ飛び移ってしまったのかもしれない。


「もしかして、二階の窓から?」


男の子はふるふると首を横に振る。じゃあ一体どうやって入ったのだろうか?

探すだけ探すか。


「とりあえず、一回探してみるから待っててね。そのあと家まで送ってあげるから」


もしかしたら近くの子かもしれない。近所づきあいは大事だし、子供をこんな時間に一人にするわけにはいかない。

男の子はこくっと頷く。


そこに男の子を残し鍵を開ける。玄関を開け暗い廊下を歩いていく。まだこの廊下に慣れていないせいか、いたるところにぶつかる。奥のドアを開け電気をつけるとまだ家具の置かれていない殺風景な部屋があらわになる。

こんなところに猫が逃げこんているとは考えられない。少なくともこの部屋にはいないはずだ。その他にバスルーム、トイレ、ダイニングと回ったが、猫は見つからなかった。

玄関に戻り男の子に伝えようとしたが、そこに男の子の姿はなかった。

おそらく俺が探している間に猫を見つけたのだろう。無事に帰っているといいのだが。

せめて名前がわかっていれば、家を探せるのだが。

まぁ、見つかったのならとその日は気にしないことにした。


その日の夜。物音で目が覚めた。ガタゴトと奥のクローゼットから聞こえる。最初は父が帰って来たのかと思ったが、父は仕事の関係で帰ってくるのは夜中になるのでおそらく違う。

では何なのだろうか?男の子の言っていた猫が隠れていたのだろうか?まだこの部屋について知らないこともいっぱいあるし、もしかしたら隠れられるような場所があるのかもしれない。

俺は恐る恐るクローゼットに近づく。

妙な胸騒ぎがする。

俺はそのままクローゼットの扉に手をかける。そして思いっきり開ける。

そこには何もなく、物音もピタッと止んだ。しかし、夕刻の男の子が言っていた猫のこともあったからか、胸騒ぎが収まらないので父が帰って来るまで待つことにした。


◇◇◇


あれから5日後。そのあと物音はせず。イレギュラーだったのはその1日だけだった。霊的なものの可能性も考えたが、自分の脳がその可能性をシャットアウトしたので、その出来事は半分忘れていた。

しかし、出来事は忘れた頃にやってくる。

同じような時間帯。同じようなシチュエーションだ。時刻は4時半前。ちょうど日が沈み始めた頃。そう黄昏時というやつだ。ふと5日前のことを思い出す。嫌な予感がした。

ハイツの前に着くと案の定男の子らしき人影がある。行くべきか行かないべきか。そう考えている間になぜか男の子の前。つまり玄関の前に立っていた。ふと考えただけなのになぜもうここにいるのか。コンマ一秒だったのになぜ?

その思考を遮るように男の子が声を発する。


「猫がこの中に逃げちゃったの。早く追い出さないと怖いんだから」


なぜか今回は忠告だ。表情は相変わらず見えない。しかしその忠告は妙に説得力を帯びていて、なぜか逆らえないと感じた。


「わかったよ。今追い出すからちょっと待っててね」


あまり表情を悟られないように作り笑いを浮かべる。男の子はこくりと頷いた。

ドアノブに手をかけ開ける。少々ジメッとした空気が流れ込んでくる。もう見慣れたと思ったのにどこか違和感を感じる。

玄関に入った瞬間後ろから寒気を感じた。振り返るとそこにさっきまであった男の子姿はなく、さっという風を切るような音だけが聞こえた。鳥肌が止まらない。すぐに玄関の鍵を閉め部屋を明るくする。テレビをつけるとお笑い番組がやっていた。気を落ち着かせるために見始める。その間にも色々な思考がよぎる。

短い間隔で変わる部屋の住人。

ここの住人が夜うるさくなる理由。

猫と男の子。

やはりこの部屋には幽霊が出るのではないか?逆に他にあるだろうか?仕方ない今日父に相談してみよう。

そう思考を巡らせているうちにとてつもない睡魔が襲ってきた。それに逆らいきれずソファの上で寝てしまった。


寝てからどれくらいがたっただろう。テレビにはお笑い番組が終わり深夜帯にしかやらないような番組がやっていた。ケータイの電源をいれ時間を確認する。時計は2時半を指していた。軽く8時間は寝てしまったようだ。ケータイには父から一件メッセージが残っていた。


『今日は会社に泊まります。適当にご飯食べて寝ろよ」

そんな内容だった。まぁ相談だったら明日でも出来るしいいか。

はぁ、お腹が空いた。そんな思いで立ち上がる。その瞬間だった。


「にゃ〜」


弱々しい猫の鳴き声のようなものが聞こえた。小さかったがはっきりと聞こえる。まるでこの部屋にいるかのようだった。


「にゃ〜…にゃぁ」


間違いない、猫がいる。猫はずっと鳴き続けている。その声を頼りに位置を特定する。

やっと特定するとそこは寝室のクローゼットであった。そう、5日前に物音がした場所だ。もしかしたら恐怖で幻聴を聞いているのかもしれない。この前いなかった場所、しかも5日も経っている場所に猫などいるはずがない。そう思い扉を掴む。そして5日前と同じように思いっきり開ける。


「にゃぁ…」


そこには腹に切り傷があり、弱々しく横たわっている大人の猫がいた。模様はトラだ。毛並みも整っていて野良猫ではないことはすぐに分かった。

そんなことはどうでもいい。怪我している猫がいるのだ。早く助けないと。恐怖など忘れて猫を抱き抱える。幸い傷は深くないようで血は出ていない。猫の回復力は人間の数十倍だというのをどこかで読んだ気がする。とりあえずネットで調べた通りに処置をする。不恰好だが、包帯も巻き水とにぼしを与える。猫は全部きれいに食べるとスゥスゥ息を立てて眠り始める。


「一応これで、一安心か」


安堵の声が溢れる。と同時に思考が巡る。

男の子が言っていた大変という意味はおそらく怪我した猫が死んでしまうということなのだろう。そう自己解釈をする。あの男の子はただ単に猫を心配していただけなのだ。

そう思うことによって自分を安堵させる。しかし頭のどこかで可能性という文字を捨てきれなかった。


またソファで寝てしまったようで、チュンチュンと鳥がさえずる声が聞こえる。時計を見ると朝の9時だ。


「やばっ!」


朝一の授業は8時55分。もしかしなくても遅刻だ。急いで準備をする。そういえばと昨日猫が寝ていたところを確認する。そこに猫の姿はなく。代わりに隙間の空いた扉が目につく。おそらくそこから元いた家に帰ったのだろう。ちゃんと家に帰ってくれれば、あの男の子も多分来なくなるだろうな。支度を終え学校へ向かう。学校の成績優秀な学級委員にめっちゃ怒られた。


◇◇◇


学校が終わり放課後。クラスメイトに誘われゲームセンターに行ったために帰りが7時頃になってしまった。あたりはすっかり暗い。歩きながらスマホをいじる。良い子は真似してはいけませんね。ハイツの近くまで来てふと顔を上げる。背筋が凍るのを感じた。

あの男の子が再び玄関の前に立っている。猫はいないはずだ。お礼でもしにきたのだろうか?それならいいのだが、どこか雰囲気が違う。この思考が巡ってたったの3秒ほどなのになぜなのだろうか。男の子が目の前に移っている。男の子が移動してきた?否、立っている場所は玄関の前。明らかにこちらが移動してきた。3秒で100mちょっとを移動などあり得ない。本能が呟く。


逃げなければ。


しかし逃がしてくれるほどやわな相手ではなかった。男の子は体の向きを変えずに首だけこちらにむける。


「猫がいなくなったね…お礼をしたいから中に入れてよ」


そう男の子が呟くと視界が暗転する。そして目を開けると部屋の中で玄関へ向いた状態でいた。


「やっとこの部屋に入れたよ…」


後ろから聞こえてくる聞き覚えのないこえ。明らかにやばい存在。すぐに目の前のドアに手をかけ開ける。しかし普段父が帰ってくるためかけないはずのチェーンがかかっていてドアがちゃんと開かない。

後ろから尋常じゃない気配が近づいてくる。

恐る恐る後ろを振り返ると、不気味な笑みを浮かべ目には生気がなく足がない男の子がいた。


「…!」


声が出ない。体も動かない。脳が逃げるという命令を出すが、完全に首から下の神経は隔離されている。


逃げられない。


その思考がよぎった瞬間だった。空いたドアの隙間から気配が入ってくるのを感じた。


「シャーッ」


聞き覚えのある猫の声。しかしあの時のような弱々しい声ではなく力強い威嚇の声だった。

姿は見えない。しかし男の子に向かって気配が飛びかかるのが分かった。


そこからの記憶はない。気づけば病院にいた。二階での物音を不審に思った鹿島さんが空いたドアの隙間から倒れている俺を見つけてくれたらしい。ドアにはチェーンがかかっていたのでレスキュー隊が出動して助けてくれたみたいだ。

あれがなんだったのかは分からない。そのことを真剣に父に話すと引越しをすることを提案された。決断までそう時間はかからなかった。

2日後そのハイツを後にした。

今そのハイツがあるかどうかは分からない。しかし一つ言えることは『猫の恩返し』というのは本当にあるということだ。


◇◇◇


「って言うのを体験してな」


「なななな、なんて話を聞かせるのよ!私はただ高折くんの学校外での生活を聞いただけなのに⁉︎」

「ほほほ本当ですよ!そそそそんなの作り話に決まってますよね?ですよね?」


あまりのビビリようにこちらがビビってしまう。


「とりあえず二人とも落ち着け。これが本当かどうかはお前らが判断する事だよ。非科学的現象なんて自分で見ない限りは信用できないんだからな」

「そ、そうよね。そんなこと有り得るわけないわよね」


この話は終わり!と強引に千鶴が話を切る。こちらも特に話す気もないので素直に引き下がる。


「にゃぁ…」


ふと、猫の鳴き声がした気がした。


「今度会ったらこっちが恩返ししなきゃね」


そう虚空につぶやいた。

どうもエイカです!

初めてホラーを書きました!

なかなか難しくて書き甲斐がありましたよ…ええ、本当にありました…


実を言うとこれは、

友人が実際に体験したという話を元にフィクションにしたものです。まぁ本当に元にしただけなので2:8くらいでフィクションが多いです。男の子くらいですよ元にしたのは。しかも現れたのは普通の男の子だったらしいです。1週間に一度くらいの頻度で男の子が訪ねてきて何もやらずに帰っていくというめっちゃ恐怖な体験をしたらしいです。しかも両親は知らないというオプション付き!もう引越したらしいのですが、当時は相当怖かったらしくインターホンがトラウマになったらしいです。怖いですね。


でなんでこんな話を書いたかと言うと、猫と言うのは昔から家の守り主と言われていたとされています。招き猫は福を招くものですが、他にも返し猫(災除猫ともいう)と言うものあるようで、お守りとして家の玄関に置くという地域もあるようです。このように猫のことを調べていたら出てきたので今回書いてみました。


どうでしたでしょうか?ひんやりしてもらえたら感激です。

これを書くために本編の18話の投稿が遅れましたことをお詫び申し上げます。本当にすみません。


まぁ当分ホラーを書くことはしばらくないでしょう。


次は本編でお会いしましょう。

それではばいちゃ(つД`)ノ

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