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特異能力犯罪課捜査ファイル  作者: 楓
第二章 嵐は突然に

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File.16 作戦会議

 「おぉ、二人とも戻ったな」


 「おかえりなさい」


 「皐月ちゃん達もお疲れ様」


 しばらくすると侵入経路の選定に向かった田丸と皐月が帰ってきた。お互いに捜査内容を共有すると早速侵入作戦に向けての会議へと入る。


 「今回の作戦は内容としては単純。私が行内へ入ると同時に残りの三人も田丸の能力を使って中へ。その後、合流して犯人達の確保を行う」


 「大祐君は今回はお留守番でいいんじゃないかしら? バディであるさっちゃんと一緒に行動出来ないもの」


 「そうだな。姐さんは、基本俺のバックアップしてもらう予定だし。流石に俺も二人分の面倒みるのは厳しいぞ」


 「留守番はなし。今回の作戦のメインを務めるのは大熊だから」


 そう言ってニヤリと不敵な笑みを浮かべる沙紀に、皐月と田丸を首をかしげると沙紀の指名を受けた大祐に視線をやる。すると沙紀の隣で大きい体を縮める大祐がいた。


 「何で大祐君がメインなの?」


 「結界の解析班からの報告書は読んだ?」


 「あぁ、トラップ満載で中に入ると恐らく異空間につながるってあるな」


 「そう! 中に入れても正解の道を進まないといつまでも迷い続けるはめになる」


 そこまで聞いた皐月達は、沙紀が言いたいことが分かった。確かに今回の作戦に彼の能力は必要不可欠ものだ。


 「つまりあれか、大祐の鼻を使うってことか…………」


 「私が彼等の元へ行くと同時に外からの干渉を防ぐ結界は一時的に解かれる。その隙に三人は、遮断結界を張って侵入。中に入って行内に設置されているであろう異空間精製の術具を破壊して私に合流」


 「あの遮断結界とは何でしょうか? それと異空間を作りだしているのは犯人が張っている結界ではないのでは?」


 「遮断結界といのは、シールドを自分の体に密着させて張って犯人の中にいる能力者から気配を遮断することよ。あなたの強度だと気配を絶つのは無理だろうから、そこは皐月ちゃんにお願いする。あのね、異空間を作り出すなんて結構な力を必要とする。同時に外からの干渉を防ぐ為の結界を張りながらなんてまず無理。術具で作り出すほうが安定するし、強度なものになる」


 「そうねぇ、やってやれないことはないけど正直面倒。どちらともに強度を求めるなら一方を術具で展開するでしょう。今回の場合、沙紀ちゃんを外から迎える必要があるから。なので、私から大祐君に言うことがあるとしたらあなたの分の結界を張る私の盾になってちょうだいね」


 「…………はい」


 「トラップに関しては何も分からないから気を付けて。三人は迅速に私がいる場所に合流して」


 「了解!」


 三人は、即答する。そんな三人を見て沙紀は、笑う。


 「大丈夫。この面子なら十分任務に対応出来る」


 「ええ、もちろんよ。だから、さっちゃんも約束してちょうだい私達が着くまで決して無理しないで。一人でつっこむような真似はしないこと、いい?」


 「うん。ちゃんと待ってる。…………大熊、私と訓練した内容を忘れないこと。それとこの作戦、あなたに懸かってる部分もあるってこと忘れないで。あと、皐月ちゃんに怪我させたらただじゃおかないわよ」


 通常より声を低くして念押しをした最後の一言は、絶対守らなければ後が怖いと大祐は思った。


 (うぉー、気合だ、気合。びびるな、俺!)

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