虹色の単色
掲載日:2026/02/11
グレーな空
グレーなひとたち
着飾った枯れ木の風
打ち捨てられたペットボトル
空の地平に空が見えるその曇天な気分で
わたしは
虹色の単色を触る
けっしてひとつではない
けっしてふたつではない
そういうことにしておいてと
どういうことなのとしておいてと
さみしげに笑うキスマーク
明日の音楽が流れるとき
今日のタクトが振るわれる
いまの演奏のなかにある
無感情な感覚のそこにある
否定的な肯定
肯定的な否定
建設的なものを知らない
支配することしか知らない
そんなひとたちとは
混じり合えない
わたしは
単色の虹色に輝く
太陽の光の中で
手を嗅ぐ
それをして
どうなるの
どうもならないの
まだつづくことへの
決意だけが先走る




