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■ 王都の裏側

誠と暁斗は近くの酒場に入り。

お互いの今までの事を語り合った。


誠は暁斗に追放された後、街を作ったことを話すと王都までその噂は届いていると言っていた。

まさか、その街を作ったのが誠だとは知らなかったが。。。


誠が追放されたあとの話。


国王は暁斗を勇者と称え、

王国軍の騎士団長に鍛えられた。

「これでもそこそこ戦えるようにはなったんだ。」

暁斗はニヤッと笑った。


「一緒にこの世界に来た女性を覚えているか?」


「名前は分からないが、聖女のスキルを持っていると言われていたのは聞いていた。」


「そう、彼女の名前は沙耶(さや)だ。今は修道女で真の聖女になる為に聖女見習いをしているはずなんだが、、、」


そこで彼は小声になり耳打ちしてきた。


「この王都は裏に魔族が潜んでいる」


「え!?!?」


とんでも無いことを言ってきた。


「後で沙耶(さや)にも会ってくれ」


誠は小さく頷いた。


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王都のはずれの小屋に案内された。


「すまない、ここで少し待っていてくれないか?」


誠は頷く


しばらくして修道服姿の彼女が現れた。


「お久しぶりです。誠さんて言うんですね。無事で何よりです。」


「改めまして、沙耶(さや)です。」


「誠だ。」


「……で、何があったんだ?」

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沙耶は小さく息を吸い、街の奥に視線を向けた。

高い城壁の先、王城の尖塔――

そして、暗くよどむ雲の向こう。

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「……城の奥……王妃様が……呪いを掛けられて閉じ込められているんです。」

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誠の目がわずかに細くなる。

沙耶は続けた。

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「最近、教会にも……おかしな命令が来るようになりました。

 祈りの場が突然閉じられたり、聖職者が行方不明になったり……

 でも、表向きには全部“内政の調整”って言い訳されて……。」

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沙耶の拳が小さく震えた。

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「……私、見てしまったんです。

 王妃様の侍女が……魔族みたいな瘴気に包まれて……

 そのまま……誰にも知られずに……。」


誠の前に立ち、大きく頭を下げた。


「お願いです、誠さん……!

 どうか……私たちを手伝ってください……!

 王妃様は……この国の光なんです……!」


「私のスキルレベルでは浄化することはできません。」

「逆に魔族に気付かれる可能性があります」

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誠の胸の奥で、空間が静かに揺れた。

脈動する理が、街の奥の瘴気を探り始める。

________________________________________

「……分かった。」

誠は小さく頷いた。

________________________________________

「だが、あの国王はどうしたんだ?俺が王妃を助ける事を納得してくれるのか?」

________________________________________

沙耶の瞳に、わずかな光が戻った。

だがその背後で――

暁斗の瞳には、見えない影がわずかに揺れていた。


「それは俺が説明する。」


「国王は既に魔族だ」

暁斗はまたとんでも無いことを言ってきた。


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