■古代神殿遺跡の探査へ
皆で相談した結果、崖の上の古代神殿を調べることになった。
「だめね、完全に崩れて入り口もふさがっているわ。」
アリシアは朽ちた神殿の瓦礫に上りながら全体を眺めている。
「この建物の壁が魔力を吸収するから私の魔法でも傷一つ付かないんだけど・・・」
「最大威力で放てば何とかなるかもしれないけど、、、、」
ミラも火炎魔法を試しに放っているが全て吸収されているようだ。
「皆さん、離れてください。」
「「「え?」」」
光が一点に集中しているのが一瞬見えたと思ったら
すぐ横を光線が横切った。。。。
そして大量の砂埃が舞う。
リノアは神殿の崩れてふさがっている入り口だったと思われる
瓦礫の山に向けて放ったのだ
モンスターの死骸すら残さない《電磁収束砲》を・・・・
が、何かが溶けたような跡にはなっているがすぐに修復されていく。
「不思議な感覚ですね、破壊できないオブジェクトですか。ゲームでいうバグみたいな・・・」
「いや、もっと一点に連続で放てばいけるか・・ぶつぶつ」
え、この娘の魔法やっぱり怖いよ・・・岩石が溶けるって・・・
誠は新たに得たスキルを試してみることにした。
「上手く行くか分からないけど・・・」
「鑑定!!」
無駄に昔見た漫画のポーズを取ってみた。
各々真剣に入り口を探している為、誠の姿は誰も見ていなかった。
と思いたい。リノアと一瞬目が合ったのに逸らされたような気がしたのは気のせいだろう。
【スキル〈鑑定〉を発動しました】
【鑑定結果】
虚核石(状態・破損)
(効果)
攻撃魔法全吸収・自己再生
「なるほど、攻撃魔法を全て吸収するようになっているようだ」
「つまり、こいつは対象外ってことだよな」
【スキル〈再配置〉を発動しました】
ゴゴゴゴゴゴ・・・
今まで瓦礫の山になっていた大岩が一気に動き
何世紀も閉ざされていた神殿の入り口が開いた。




