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■ 水の精霊との契約

どうやらこの大岩、魔力を吸収する古代遺物(アーティファクト)

あとから崖の上を調べるとなんと古代神殿遺跡が残っておりその建物の一部が風化し落下してきたようだ。

つまり、建物すべてが魔力を吸収するように出来ており、どんなにすごい魔法でも破壊できない神殿だったのだ。


実は誠を呼ぶ前にミラは魔法を放って岩を壊そうとしていた。

だが、その魔力を吸収してしまうので壊すことができなかった。

ミラは過去にそんな古代遺物(アーティファクト)があると聞いたことがあったのだ。


誠の能力は破壊ではないので動かせるのでは?と考えたのだった。



「で、私はこの村をこっそりと守っていた精霊なんだけど、

下級精霊で魔力もちょっとしかないの」


シェリスは話を続ける。

「で、大きな地震があったときに隠れていた祠が潰されて、

魔力を振り絞って脱出しようと試みていたんだけど、大岩が魔力を吸収して出るに出れなかったわけ。」

「助けも呼んだけど、その時には村人は避難してて誰もいなかったのよね」


「で、貴方たちが助けてくれたのよ!感謝してるわ!」


感謝の印に私と契約してスキルを使えるようにしてあげるわ。


シェリスは聞き取れない言葉で何かを唱え始めた。


水の精霊(シェリス)と契約しました。


【以下のスキルが追加されました】

精霊の眼 〈浄化〉〈鑑定〉


「え?鑑定!?」

誠は浄化よりもそっちが気になるようだ。


「そうよ、精霊の目を持つことで浄化と鑑定ができるようになるのだけど、鑑定だけだと

特にスキルとしての役割もないからおまけだと思ってちょうだい」


「それじゃこれで消えるわね、あ、でも契約したから呼んでくれたらいつでもあなたの前に現れるわ」

そういって精霊のシェリスは消えてしまった。


のちにこのスキルが誠の能力をとんでもない物にしてしまうとは

この時点では誰も思い描いては居なかった。

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