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シューズ使用 感想へん


 使用してみて、走った感想としてはまずは、ちょっと怖かった。

 前話でも書いているのだが、シューズをペダルから外すのに四苦八苦していた。したがって練習では上手くいっていても、もしかしたら走っている最中に上手く外すことができないのではないだろうという不安が常にあった。これに対処する方法として、停車をする機会を前々から予測し、そこにKOGAさんからの指示も受けながら、なるだけ早くペダルを外す用意を、準備をしていた。しかしながらアクシデントというのは往々にして起きうるもので咄嗟に外すということも何度か。運が良いのか、それともそんな事態に見舞われてしまって悪いのか、よく分からないけどまあ幸いにしてペダルが外せずに立ちごけという最悪は回避できていた。

 ならば、そんな不安に苛まれて走るのは危険であるし、偶然同じ道を走る他の車両、歩行者の方々に迷惑がかかるから、すぐさま元に戻す、つまりビンディングシューズを使用するは止めて普通のシューズで走ることにしたほうがいいと思われるかもしれないが、これを使用するメリットのようなものを感じてもいた。

 まずは、多くの記事やネット情報で見かける、引き足が使える。これを上手く使うことによって二倍も三倍も速く走ることができる、某マンガから、らしいのだがそれができているのかどうか自分ではよく分からず、KOGAさんからはできている時とできていない時があると言われ、結局のところよく分からなかった。

 次は明確にそれを理解できた。

 外れないことへの安心感。最初に外せないことの怖さについて書いているのだから矛盾しているのでは思われるかもしれないが、実はそうではない。詳しく説明をすると、漕いでいる最中にペダルから足が外れてしまうことが偶にある。これが低速であるならば特段問題ではないのだが、スピードを出そうともがいている必死に回している時や、立ち漕ぎをしている時、または下り坂でそんな状況になった時、非常に危険なことに。ペダルから足が滑り落ちるだけならばいいのだが、最悪バランスを崩して落車をしてしまい、救急車で搬送されるということも。そうならないために外れない、クリートによってペダルと固定されているということはある意味安心なのであった。

 そしてこれに対してのメリットは何回か享受することができた。といっても、さっき説明したのとはちょっと違うのだが、これまでKOGAさんで上りをしている時に何回かペダルから足が離れてしまったことが、まだ回転中にペダルに脛をぶつけてしまうという痛い過去が。それから解放されたというのは、まあ有り難いことである。脛に傷を持つ人間ではなくなったのだから。

 それから最大のメリット。これはあまりネット情報や記事で見かけないのだが、僕自身としてはこれが最大の恩恵であるように思えた。

 では、それは何か? というと、目印ができた、である。

 これは踏み位置のことである。

 普通のシューズの場合は踏み位置がバラバラになって、それによって力がロスしてしまい、結果効率的に走らせることができない。

 だが、固定されることによって踏む位置は一定になり、ロスするパワーも少なくなる。

 というのを読んで、まあそれをそれなりにも感じたりはしたけど、パワーメーターを着けていないので 体感として、それ以上に感じたこと、というか意識していることが。

 クリートを着けた場所を目印にして、そこにまっすぐに足と脚を踏み込む。

 こうすることによってパワーロスを極力減らすことができ、さらには綺麗なペダリングが可能に。

 脚を開いて自転車を漕ぐと綺麗にペダルを回すことができず、結果速く走ることができず、それに加えて余計に疲れてしまうことに。

 ビンディングを使用するようになって、インナーで軽く回している時にはKOGAさんからペダリングが綺麗になってきたと褒められるようになった。

 しかしながら軽いギアの場合だけ。フロントをアウターにして、踏み込む時に力を入れた時なんかには下手な、不格好な物になるが往々で、その度にKOGAさんに怒られた。



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