プロローグ
窓の外を睨んでる少年がいた
この孤児院は当番制で掃除場所が変わるのだが、今日は外掃除の日
………昨日まで晴れてたくせに!!!!なんで今日は雨なんだよ!!!!
隣にいるシスター服を着た女性が笑う
「ユート、顔に面倒くさいと書いてありますよ」
「だって、こんな雨の中外出たくないよ!!
ねぇシスター!今日の掃除はなしにしようよ!」
「ユート、気持ちは分かりますが、掃除はとても大切な行為なのですよ?
日々使っている場所を綺麗するという事でなくその日1日使わせて頂いたことへの感謝の気持ちなのですから」
「ゔーんそれは分かってるよ!
でもこんなに雨が強いんだよ?明日、今日の分も掃除するから無しにしよう!」
「ふふ、そうですね、無しというのはダメですが
軽く見回って酷い所だけ掃除して終わりましょうか」
「えー軽くでもやるの?嫌だなぁ」
「はいはい、さぁ行きましょう!
終わったら暖かーい紅茶を一緒に飲みましょうね」
「…蜂蜜は??」
「ええ、もちろんたっぷりと」
外に出ると雨が思ってたよりも強かったので、二人は足早に進み出す
周りを綺麗にし入口に戻ってくると、そこにはさっきまでなかったはずのものが居た
「シスター!!何かあるよ!!なんだろう、」
「…………!!!!ユート急いで中にいるシスターにお医者様に連絡するよう伝えてください!!
赤ん坊です!赤ん坊が入口に捨てられていますと!!!」
「赤ちゃん?!?!分かった、すぐに伝えてくるよ!!」
少年は走り、女性は急いで中へ向かい赤ん坊を暖める
「大丈夫…大丈夫ですよ…すぐにお医者様が来てくれますからね」
数分後、若い医者が来た
奇跡的に1番近くの街で診察をしていたのだ
「もう大丈夫です。ですが様子でしばらく滞在させて頂いても??」
「願ってもないことです!!本当にありがとうございます、助かりました!」
「いえ…当たり前のことです、私は医者ですから。
それにしても、あの街に居て本当によかった
あと少し遅ければこの子はきっと………
何か身辺の分かるものは無かったのですか??」
「ええ、身一つで名前も何もなかったのです……本当に可哀想に…」
少年は2人の話を聞かず赤子の顔を覗いていた
その子は可愛らしい金髪の女の子できゃきゃと笑っていた
その姿をみて13歳の少年は誓ったのだ
……お前は僕が守るからな
乙女ゲーム転生物が好きすぎて始めました!!
完全にサイトも小説を書くのも初心者ですのでアドバイスなど頂けると幸いです
どうぞよろしくお願い致しますm(*_ _)m