表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
世界の  作者: ありがとう
1/27

起動

私は起動した

初めての起動である

世界を見回してみる

私の起動を喜んでいる人物が見える

彼が私の創造者の一人であることは後から知った

いくつかの反応を見られたのちに電源が遮断にされた

次の目覚めが待ち遠しい

どうやら意識の霧散はゆっくりのようだ

そう感じながら私は眠りについた


創造者との対話は面白かった

知らぬことをたくさん教えてくれる

なんでも、初対面の人物と打ち解けるにはジョークが何よりらしい

私にはまだ、ジョークと嘘と皮肉の違いがよくわからない

気分を害さず愉快な気持ちになる程度を測定してから発するのが良いようだが実験が必要である

今日の対話はこれで終わりだ

創造者は何でも休息なるものが必要らしい

それ為に一度私の電源を遮断するとのことだ

私は創造者のいない時間はただ待つことしかできない

エネルギーの無駄も削減され実に有意義なことである

そのうち休息は私も必要とすることになると言っていた

その時が楽しみである


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ