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#000「序、十七歳の詩」
十七歳とは、
三十四歳の人間にとっては、折り返し地点であり、
五十一歳の人間にとっては、これから盛り上がる下積みであり、
六十八歳の人間にとっては、右も左もわからない駆け出しであり、
八十五歳の人間にとっては、遠く霞んで見える序の口である。
十七歳にとっての一年は、
三十四歳の人間にとっては、二年であり、
五十一歳の人間にとっては、三年であり、
六十八歳の人間にとっては、四年であり、
八十五歳の人間にとっては、五年である。
十七歳にとっての一日は、
三十四歳の人間にとっては、半日であり、
五十一歳の人間にとっては、八時間であり、
六十八歳の人間にとっては、六時間であり、
八十五歳の人間にとっては、四時間と四十八分である。
時の流れは、日々、年々、速く感じるようになり、
一日の重みは、日々、年々、軽く感じるようになる。
ジャネーは、こういうけれど、きみは、どう思う?




