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第43話:力の差

勇者は俺の周りを取り囲むように高速移動を繰り返し、さまざまな場所で分身が出来上がる。

そして、そのまま少しずつ距離をつけてくる。


俺は自分を中心とした360℃、空気の壁を作成する。

勇者は目に見えない空気の壁と接触するとバランスを崩し、スピードが落ち、分身が消える。


「そこかああああ!」


俺はスピードが落ちた勇者に向かって空気の壁を操作し、空気の弾に変換し、接触している勇者を狙う。


「カウンタマジック!!」


勇者は右手を伸ばし、俺の空気の弾を弾き飛ばした上に、その空気の弾が俺の胴体に直撃する。

俺は数m後ろ跳ばされ、背中から地面を擦るように止まる。


「ゼロ距離の攻撃を弾くなんて・・・。」

「中々面白い攻撃だったけど、少し遅いな。」


勇者は持っている大剣を肩に担いだまま、俺が起き上がるのを待っていた。

俺は仰向けになりながら、体を休めながら次の作戦を考える。


「そろそろ回復しただろう。さあ、かかって来いよ。」


俺は勇者に急かされるように起き上がるように見せかけ、テレポートで背後に回りこむ。

そして、魔法剣を再度召還し、勇者の背中を上段斬りで襲い掛かる。

だが、勇者は肩に担いでいた大剣を背中に回し、俺の上段ぎりを片手で受け止める。


「ぐ、偶然か?」


俺は再度テレポートで勇者の側面に現れ、勇者の大剣の柄を握っている手を攻撃しようとする。

だが、勇者は大剣の長い柄で俺の剣を受け止める。


「出現するとこまでは悪くないが、その後の攻撃が遅すぎる。」

「デタラメすぎるぞ、お前。」


勇者は俺の顔に回し蹴りを放ち、俺は空中できりもみ状態になりながら、地面に倒れこむ。


「これでもう打ち止めか?サイコキネシス、テレポート、ウインドショット、ウインドウォール、これ以上は何も出てこないか。もう無いなら終わりにしてやるぞ。」


勇者の全身から赤いオーラが発現する。

リュウガが使っていた魔力増強に似ている感じだ。

一気に俺を消す気か。

俺はテレポートで空中5mの位置に出現し、浮遊を使ってその位置を固定する。


「ほ~う、その位置から俺を攻撃する気か?」

「・・・・・・。」


俺はその位置から無言でその位置から動かないでいると、勇者が火の玉を手のひらに出現させる。その火の玉の大きさはリュウガの作成したものを凌駕しており、車二台分くらいの大きさがある。

そして、勇者は俺に向かって火の玉を投げつけてくる。


俺はその火の玉をソウルイーターで切り裂き、吸収し、大量のMPを獲得する。勇者の男が天に向かって人差し指を向けると、俺の頭上から雷が落ちてくる。俺はその雷もソウルイーターで受け止め、MPに変換した時、俺の胴体が何かの衝撃を受け、口内から大量の胃液が飛び出す。


「ぐはぁあ、な、なにが。」


俺が頭上の雷に視線が移った瞬間に勇者はウインドショットを俺の胴体に向けて放ったみたいだ。俺が勇者に視線を移したとき、拳を打ち出した状態で硬直していた。


俺は空中5mから地面へと落下していく。

勇者は地面を軽く踏むと、俺の落下地点の地面が尖っていく。これはリュウガが使っていたアーススピアか。俺は浮遊でそれを避けようとしていると、勇者の手のひらに火の玉が形成されているのを確認する。


やばい、避けた方向に放つつもりだ。

俺は浮遊を使わず、テレポートで勇者の目の前に出現する。

勇者は突然のことで少し動揺したようで、持っていた火の玉を投げつけてこなかった。

俺は魔法剣を実体剣から閃光剣に変更しようとする。


「閃・」

「閃光!」


俺が閃光剣に変更する前に勇者がライトの魔法である閃光を放ち、俺は一瞬視力を失う。俺は硬直し、勇者は手に持っていた火の玉を俺に投げつける。


「ぐあああああああああああああああああああああ。」


俺は全身を焼かれていき、火の玉が当たった衝撃により、後ろに倒れこむ。







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