第36話:アズサvsガトリング男
ふぅ~なんとか間に合ったようだけど、状況はあんまりよろしくないです。
アズサは、ガトリングガンの弾を避けるように走りながら、腰の苦無、数本を抜き取る。
「ヒャハハハハハハハハ。」
うざったいです。
アズサは、建物の壁に隠れると、弾が建物の壁で一瞬途切れ、その間に苦無を男に向かって投げつける。
男は、その苦無を体に受け、痛がっていた。
どうやら、スピードは内容ですね。あの火力だけでブイブイ言わしてたんでしょう。
「このぉ~アマあああああああ!命乞いをさせ、その上でお前の下半身からガトリングガンをぶっ放してやるうううううううう!!!」
男は体に刺さった苦無を抜き取り、ガトリングガンに手を伸ばし、再度、アズサがいる建物目掛けてぶっ放す。その建物は数発連続で打ち込まれると、壁が粉砕され、建物が崩壊していく。
アズサはその間に違う建物に移動をしていた為、難を逃れる。
威力はすさまじいです。スタミナ勝負では不利になりそうです。一気に畳み掛けましょう。
アズサは苦無一本を抜き取り、手に構え、スピードに物を言わせ、悟られないように男に近づこうとする。
だが、男はアズサを見つけ、にやっと笑う。
目はいいみたいですね、私のスピードにもついて来てるようです。
でも・・・。
アズサは男のガトリングガンに注意するように、左右へと移動しながら突っ込む。
だけど、男はガトリングガンを撃たずに、アズサをじぃっと見つけている。
至近距離で撃つつもりでしょうか。それなら・・・
アズサはキリモミジャンプをし、男の背後に立ち、男の首に苦無を・・・。
「きたあ!かかったなあ。」
「!?」
男がそういうと、アズサと男はブラックホールのように黒い球・・・男が黒い球になり、アズサを吸い込む。
し、しまった・・・吸い込まれる。
アズサは黒い球に吸われ、数秒後、目をそっと開く。
私、生きてる・・・。
手をグゥパァとしながら、生きていることを確認する。
「ヒャハハハハハハハハハ、俺は異次元空間保持者だ!この何も無い世界をみよぉ!」
男は、アズサの数m前にいたが、アズサは周りを確認する。
白い空間で・・・障害物はなにもない。男とアズサのみであった。
「ここならお前は俺のガトリングガンを避けることはできねえ~。命乞いをしたらどうかな?」
「・・・・ここなら、大地に見られることはないか。」
「ほう?お前、あの男に惚れてるのか?・・・なら、お前を犯した後であいつの前で差し込んだまま、殺してやるよ。クククク。」
男はガトリングガンをアズサのほうに向けながら、少しずつ近づいてくる。
アズサはニヤっと口を歪め、目は黒い影に覆われる。
「まあとりあえず足を撃ち、やっかいな動きを止めておくかあ。」
男はアズサの足を狙って数発弾をうち、アズサは動かずそれを足に受ける。
「なんだ?もう諦めたのか。ヒャハハハハハハ。お前を喰ってるとこをアイツに見せたら、さぞかし・」
「ウフフフ・・・。」
「な、いつのまに!!」
アズサの足を撃って動けなくなったと思っていたアズサが男のガトリングガンを掴んでいた。
「ば、ばかな、なぜ動ける・・・。」
「ではこれから・・・。」
アズサはそういうと男のガトリングガンが消滅する。
「な、なにをした?」
男は消滅したガトリングガンにビックリするが、再度召還するとガトリングガンは出てきた。
「そ、そうか。お前の能力は専用武器を消すことか?・・・だが、それだけだな。」
「では、みせましょうか。」
そういうと、アズサは男と同じガトリングガンを召還する。
「・・・こ、コピー能力者?」
「まあ、だいたい当たりかな・・・でもちょっと違うんです。この姿見せると・・・大地に嫌われちゃうかもしれなかったんで・・・ここに連れてきてもらってよかったです。」
そういうと、アズサの腹が開いていき、大きな口みたいになる。
そして、男の目の前で口を閉じる。
男はその光景に、しょんべんをちびりながら、逃げ出す。
「ば、ばけものぉ~!!」
「・・・あれ、逃げるの?じゃあ、あれを出しますか。」
アズサは専用武器である釣竿を出し、釣竿の針先を男の首目掛けて投げつけ、捕まえる。
「は、はなせえええええええええええ。」
「いただきま~す。」
アズサは捕まえた男を自分の方に引き寄せ、大きな口で丸呑みする。
丸呑みした後、その腹は元に戻る。
「私の能力は『神の舌』。触れたものを食べることでき、そしてその能力を3つまでコピーできる能力。でも・・・あの人を食べる姿を一度シズカに見せたら、好きな人の前では絶対にやめなさいって注意されたんです。・・グロイとかいってたかな。」
そう思っていると、異空間が解除され、大地とリュウガの姿を確認する。
「本当に良かったです。」




