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第34話:レアン 血に濡れる

レアンは、裸で片足をロープで吊るされた状態でなっていた。

服はピエロ男の攻撃により、真ん中を切り裂かれ、吊るされた際に、全て床に落ちたのだ。


「フフフ、そんな格好で私を誘っているのですか?」

「・・・気色悪い奴。」


ピエロ男も素っ裸になっており、レアンにゆっくりと近づいてくる。

レアンは、地面にささっている扇子を再度、自分の手に召還させる。そして、片方の扇子で胸を隠し、また片方の扇子で下半身を隠す。


「ほう~、そんな使い方もできるんですねぇ。 中々似合ってますよ。 裸エプロンのように、そそられるものがありますね。」


ピエロ男は、レアンの格好を見て、ニヤっと口元を歪めながら、レアンに一歩一歩近寄ってくる。そして、レアンに3mまで迫ったところで、急に足を止める。


「そろそろ、その扇子の攻撃範囲でしょうか。どうです?攻撃してもいいんですよ、大事なところが見えてしまいますが・・・フフフ。」

「・・・・・見たいの?」

「!?・・・この状況下でそんなセリフを放った人はあなたが初めてですよ。」


ピエロ男は少し驚いた顔をし、レアンの体を嘗め回すように見る。


「まあいいです。どんな悲鳴が聞けるかが楽しみになりましたよ。」


ピエロ男は巨大なハサミを召還し、両手で持ち手を持ち、刃の部分をレアンに向ける。


「さあ、その扇子を弾き飛ばし、フフフ・・・楽しいことを始めましょうか。」

「・・・・・・そこまで。」


ピエロ男が一歩踏み出した時、レアンはピエロ男に扇子を向け、止まるように指示を出す。

するとピエロ男はその場所から動けなくなる。


「な、何をしました? か、体が・・・・。」

「やっと能力がかかるようになったぁ。」


レアンは、両手の扇子で足のロープを切断し、回転しながら地面に着地する。目の良い人ならレアンの露な姿を目撃できただろう。着地したレアンは、扇子で体と口を隠す。


「私の能力・・・『操りし者』にお前はかかった。」

「な、なんですか、それは?」

「私は、ある条件を果たすと、相手を自分の思いのままに操ることができる。」

「そ、それで私が動けなくなったと?」

「そう。口以外を動けなくした。」

「動けなくしただけで、私に勝った気ですか、ハハハハハハハハ!見なさい、私の能力『罠使』を!」

「忘れろ。」

「あ、あれ?私・・・今なにをしようと・・・。」


ピエロ男は罠を発動させようとしたが、レアンに操られ、何をするのかを忘れる。


「さあ、そのハサミでイチモツを切って下さい、もういらないでしょ。」

「そうですねぇ~あ、体が動く。では、いきますよぉ~。ぐあああああああああああああ、いてええええ」

「そう、いい子ですね。痛いでしょ~、そのまま・・・首も落としてください。」

「ぃぃぃぃぃ、はい、わかりました・・・。」


ピエロ男は、痛みをこらえながら、ハサミを自分の首にあて、ハサミを閉じる。

当たりは血の海となり、レアンは噴出している血を浴びながら・・・


「残念ね、私処女じゃないの。フフフ。」


ピエロ男から返答がなく、倒れたままレアンを見上げ・・・・光の粒子となっていく。





「さあ・・・そろそろ大地も操ろうかしら。」


レアンは、裸のままスキップして、防具やへとかけていく。



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