第32話:大地vsリュウガ
「ほうぅ~、二刀流か。それ二つ共も中々のレア武器のようだ。」
俺は、延焼している武器屋の武器達をサイコキネシスで操り、武器屋の外に放出する。
「な、なんだ?武器が急に出てきた・・・」
リュウガの隣にいる男が、その光景に驚き、辺りをキョロキョロ見渡している。
リュウガは、驚きもせずにこっちを見たまま、微笑んでいる。
「曲芸が好きなようだな。」
「これを見てもまだ曲芸といえるかなぁ~!!喰らえええええええ!!」
俺は無数の武器を、2人の男達に向かって、投下させる。
どうだ!!360℃の範囲攻撃・・・串刺しになれ!
だが、リュウガは動きもせず、風の包まれたようになり、無数の武器を弾いていく。
隣の男も紙一重で自分に飛んでくる攻撃だけを避けていく。
俺は、弾かれたり、避けられた武器を再度、襲わせるように操るが・・・。
「こざかしい!」
リュウガという男が、全方向に風を放出し、俺とその隣にいた男は建物の壁に激突する。
「ぐはあぁ。」
「ちょ、リュウガ様ぁ~、あっしまで攻撃せんでも。」
「近くにいたお前が悪い。」
「そんなこといいましても。」
その男は武器屋らしき建物に目をやる。その建物は燃えていたはずだったが、炎ごと建物が吹き飛んでいた。
「それよりも、曲芸のお前。これでおしまいか?・・・その二刀流は飾りか?」
「馬鹿にするなよぉ・・・。」
俺は、起き上がりから最速でリュウガの背後に回りこみ、魔法剣の実体剣から炎の剣に変化させ、
「法炎て・・・」
「そこか。」
リュウガは背後にいる俺の腹に向かって、ウォータージャベリンを使ってきた。
俺はそのウォータージャベリンの威力により、背後にある建物に衝突する。
「ごああ。」
「リュウガ様、とどめはあっしが。」
「・・・まあ、よかろう。この程度なら俺が出てくるまでもなかったようだしな。」
「く、くそ・・・。」
俺は、壁にもたれながら、ヨロヨロと立ち上がる。
男は、専用武器である・・・ガトリングガンを取り出した。
「あっしが、これを取り出して生き残ったのは・・・・・・リュウガ様だけです。さようなら。」
男が、ガトリングガンの引き金に手をかけようとした時、男の手に苦無いが刺さる。
「大地ぃ、苦戦してるみたいだから助けに来ましたよ。」
「あ・・・アズサか。」
「覚えててくれたんですね、少し嬉しいです。」
「女か。」
「リュウガ様、・・・・こいつはあっしがあっしが!!」
「まあよかろう。」
「死ねエエエエエエエエエエエ!!!ヒャハハハハハハハハ。」
男は、アズサに向かって、ガトリングガンを連発する。
アズサは走りながら、ガトリングガンを避けていく。
「いつまで逃げられるかなぁ!こいつは永久連発できるんだぁ!」
リュウガはその様子を見ると、アズサと男から視線を俺に移し、近寄ってくる。
「さあ、これで終わりとしよう。」
リュウガは俺に向かって、巨大な炎の弾を放つ。
俺は、その巨大な炎の弾に向かって、突進し、魔法剣で炎の弾を切断する。
「な、炎を斬っただと!」
「こいつをくらえええエエ!!!!法炎天下あああああああああ!」
俺は、炎の剣をリュウガに向けて、上段切りする。
リュウガは専用武器である杖を取り出し・・・炎の剣を受け止める。
「な、なに!?」
「残念だったな、この杖は魔法を帯びており、魔法系の攻撃を受け止めることができる。」
リュウガは俺の剣を受け止めたまま、杖から風の魔法を放ってきた。
俺は避けることが出来ず、そのまま数m後ろに飛ばされる。
「気をつけて・・・。そいつレベル99よ。」
アズサが俺にリュウガのレベルを教えてくれる。
リュウガは俺に向かって・・・。
「絶望を味わったか?いや、お前はこれから絶望を味わうことになる。」




