第31話:女vs女
「こいつぅぅぅぅぅぅ!!」
一人の女がレイピアを持った女に襲い掛かる。
そのレイピアを持った女は、襲い掛かってきた女の脳天を突き刺す。
「遅いわぁ。」
「・・・・ち、ちくしょ・・・。」
女は動けなくなったのか、そのまま倒れ、他の男達同様に光の粒子となっていく。
「この程度しかいないの?せっかくの高レベルの私が来てあげたのに・・・。これじゃあボーナスステージのままじゃない。フフフ・・・まあいいわ、レベル100に私が先になってあげる、リュウガ。」
「ええっと・・・オーパールさん。」
レイピアを持った女は自分の名前を呼ばれ、慌てたように声が聞こえた方・・・後ろを振り向く。
そこには、一人の金髪の女が立っていた。
「私はあなたみたいな美人と知り合いになった覚えはないんだけど・・・。」
「フフフ、そうね。あなたみたいな人と友達になりたいとは思わないわ。」
金髪の女は盾から剣を取り出し、オーパールと対峙するかのように構える。
「私と戦う気なの・・・。さっきの残劇を見ても、挑んでくるなんて馬鹿じゃないの。」
「だれが馬鹿よぉ。」
その時、その金髪の女の後ろから遅れるようにコロンが走ってくる。
「あら、あなた・・・動けるようになったの?」
「さきほどのようにはいかないぞ。」
コロンはそういうと、両拳を自分の正面で合わせる。
「コロンさん、ここは下がっていて。ここは私にま・か・せ・てねぇ☆」
金髪の女は、コロンに向かって、ウインクをする。
「あなたを助けておけば・・・・大地に点数かせげるから。」
「はい?・・・・シズカさん、何を?」
「まあ気にしないで。」
シズカとコロンが喋っている時に、オーパールは金髪の女の懐にもぐりこみ
「死になさい。」
「バレバレよぉ。」
オーパールはシズカの腹を一突きしようとするが、シズカはオーパールの顔を蹴り上げ、飛ばす。
飛ばされたオーパールは後方宙返りで着地する。
「フン、なかなかやるじゃないの。初手をこんなに簡単に返されるなんて。」
「まあ私以外の相手なら効果あったかもね。」
シズカはそういうと、オーパールの正面から消え、背後に回り、オーパールの背後を軽く斬りつける。
「なぁ、なにぃ!」
「これは、コロンちゃんを怪我させた分よ。」
「いつの間に背後にぃ!」
オーパールは慌てて背後に向かって、突きを放つ。
シズカはそれをサイドステップで交わし、突き出されている右手を軽く切りつける。
「これは、街の男たちの分。」
「・・・・くぅ~、調子に乗るなあアアア!」
シズカは吼えた時、その腹にボディーブローを浴びせるシズカ。
「これは、さっきの女の人の分。」
「はぐぅぅぅぅ」
オーパールは、涎をたらしたまま、シズカを睨みつける。
オーパールは、シズカの顔を目掛けて、頭突きを出すが、それもバックステップでかわされる。
「これで終わりのようであれば、もう終わらせるけど・・・。」
「私が最強よぉおぉぉぉぉ!!」
オーパールが何かをシズカの方に飛ばしてくるシズカはその何かを回避する。
回避したものは何かの獣だった。
「この世界に獣はいないはず。」
「フフフ、驚いたぁ。私の職業は召還使なの。私が本気を出せば!!」
シズカとオーパールの周りは、無数の足に大きな爪を持つ蝙蝠が飛んでいた。
「さあ、蹂躙してあげるわ。膝まつきなさい。」
「この数はやっかいね。」
「シズカさん、私も戦います。」
シズカは、コロンが前に出ようとするのを手で制し、笑顔をにっこりと見せる。
「まあ、見てて。」




