表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/47

第2話:アレフ

オーパールは、自分の専用武器のレイピアについた血を払い飛ばした。

「今日はついていたわ。」



俺はゆっくりと目を覚ました。目の前には教会であろう女神の像と十字架があった。

上半身を起こして、周りを観察しようとした時、


「よぉ、相棒。」

「??」


3m向こう側に俺と同じような台の上に男がいた。同じ黒髪で目がとがって・・・イケメンである。さわやかなオーラを放っている。


「どうやら、死んだみたいだな。」

「まあ、ここにいるってことはそれしかないだろ。」

「まあ、そう冷たく言うなよぉ。喋りかけるための挨拶みたいなもんだろ。」

「そ、そうかもしれないけど・・・。」

「まあ俺も死んでるけどな。アハハハハ。」


喋り易いタイプだな。初対面なのに何故か初めてあった気がしない。

あらためて、ゆっくりと周りを観察しながら俺はトークを続ける。


「俺はアレフ。ところで相棒は、初心者さんかい?」

「あ、俺は大地。・・・・それがどうした。」


俺は初心者というカテゴリーに少し引っかかった。オーパールにやられたことを思い出した。


「ああ、そんなに気にするなよ。俺で知ってること教えてやるって。」


アレフは両手をあげて、笑いかけてくる。

ふぅ~、だ、大丈夫そうだ。あんなこと、そうそう起こらないだろう。

俺を殺すなら、俺が目を覚ます前に殺せたはずだろうし。


「ところで相棒は誰に殺されたんだ?」

「確か・・・オーパールっていう女だ。」

「あ、あいつかぁ・・・。あいつ強かっただろう。」

「え?お、俺一突きだったんで・・・。」

「な?なんで?・・・」


俺はアレフにオーパールに殺された状況を説明した。


「アハハハハハハハ。そんな手に引っかかるか、普通。」

「び、美人な女性が近づいてきたら・・・もしかしてって思うだろ。男なら。」

「俺はちょっと警戒するかな。」


そりゃあ、見た目からしてアレフはもてそうだから余裕があるんだろうけど・・・。俺、去年のバレンタインは・・・・生徒会副会長から一個だけ・・。もらえただけ嬉しいが・・・、そして、童貞もその女性に奪われました・・・。暗闇の生徒会室で・・・、後ろから縛られて・・・。

そんな懐かしい話を思い出していると、


「相棒~、専用武器なんよ?」

「あ、俺は、剣だよ。」


アブねー、魔法剣っていいそうだった。あれ、バグで出た代物だろうし、、、

チートと思われるの嫌だしな。


「アレフは?」

「俺?、俺は ジャーン! これ。」


アレフは拳銃を取り出し、クルクルと回しだした。

危ない!絶対暴発するから。


「弾はリロードはしないといけないけど、弾無限なんだぜ。いいだろぉ。」


確かに中距離攻撃できて、弾無限って・・・。最強じゃないのか?


「でもぉ、職業は剣士なんだぜー。」

「武器は銃で職業は剣士??・・・・なぜ、それを?」

「職業は、ランダムで選ばれたじゃないか。あ~あ、運なかったな。」

「そ、そうか。」


アブねー、俺自分で選んだって言ってまいそうだった。

アレフも可哀想だが、まだ町人じゃなくてよかったんじゃないかと心の中で思ってしまった。

俺はある意味、チートみたいなもんだな。好きに職業選べたし。


そうこう話していると、一時間くらいが過ぎた。

これは意識すれば時間がわかるようになっている。


「そろそろか。 バァン」


アレフはそういうと俺の眉間を打ち抜いた。


「な、、、、、」

「蘇生してから一時間は無敵なんだよ。

 だけど攻撃もできないから、、、、時間稼ぎさせてもらったぜ。」

「お、お前・・・。」

「お、レベルあがったぜ。初心者の割りに経験値いいじゃないか、あ・い・ぼ・う~♪」


そういうとアレフは教会の出口に向かって歩き出す。


「まあこういう世界だ。楽しんでくれや、相棒~♪」


アレフは、振り返らず教会の外に出た。

その瞬間、アレフの頭を何かが貫通し、アレフの頭から鮮血が走る。

す、スナイパーか・・・・。教会から出てくるのを待っていたのか。

・・・どこまで腐った世界だ。


アレフが地面に崩れ落ちるのを見て、俺は意識がなくなった。

こんな世界なんです・・・。

あなたは無事生きていけますか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ