第25話:1年後
あれから一年経ち・・・
「坊主・・いや、もう坊主とは呼べねえな。大地。」
俺は今アルフィ達と何百回と斬り合いを行い、このボーナスステージと一時期呼ばれていた町に住み続け、襲い掛かる敵をコロン達と共に護ってきた。何度も危ない目に合い、コロンが殺されそうになったが、アルフィとレアンのおかげで無事護りきった。
この町の人間も俺達の姿を見てからか、積極的に動き出すようになり、今では町全員で敵と戦うようにもなった。この町をもうボーナスステージと呼ぶものはいなくなったが・・・
「最近、ある徒党を組んでいた連中が、あっちこっちの連中を配下にし、軍隊レベルになったとか。」
「あ、私も聞きました。確か「オーガスト」と呼ばれているとか。その連中に逆らえば抱腹だけでなく、関係した者達も全員皆殺しにされるとか。」
「アルフィ達がたまに町からいなくなるのは、情報収集をしているからなのか。」
「ああ、この前久しぶりにシズカとオルグにもあったよ。」
「へぇ~、何か言ってたか?」
「大地の居場所を知らないかと聞かれた。」
シズカに居場所を知られてもいいが、オルグには知られたくないな。・・・また斬り合いになりそうで面倒だ。
「ねえねえ、いまこの町も有名になってるって知ってた?」
「へ?前はボーナスステージと呼ばれていたのは知っているが。」
「フフ~ン、今は奈落の城と呼ばれているのよ。」
「奈落の城?・・・随分大げさだな。」
「そりゃあ、一年間すべての人を追い返してきたんだから、それくらい言われても不思議じゃないわ。」
コロンは嬉しそうに俺に情報を教えてくれる。まあその情報元はレアンなんだろうが。
「大地。今レベルはなんぼになった?」
「90になった。」
「私も78になった。」
「ついにお前達も高レベル者の仲間入りだな。」
「アルフィ超えてしまったか?」
「ば、馬鹿いえ。俺は92だ。」
「レアン抜かれちゃった・・・89なの。」
襲い掛かってくる敵を俺が6割くらい片付けていた事と、最近アルフィとレアンによく勝っていた事から
ここまであがったのだと思う。
「そして、その奈落の城を攻略しようとオーガストが動いているらしい。今までのようにはいかないかもしれないな。まあ、俺達の力を合わせて倒せない奴がいるとも思えないが。」
その時だった。食堂で話し合っていた俺達は、轟音と共に大きな揺れを感じる。
「な、なんだ!!」
俺達は、食堂を出ると、町の入り口は吹き飛ばされ、その数100m先には、数千人の武装している人がいた。
「来たみたいだな・・・。」
「噂をすればなんとやらだな。」
「レアン、がんばる。」
「私も戦う。」
「今回は人が多い。乱戦になるからコロンは食堂で待機していろ。」
「わ、わかった。」
アルフィがコロンにそういうとコロンは食堂に入り、窓から俺達を眺める。
「来るぞ!!!」
「「「「「「「「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」」」」」」」」」」」
「な、なんだこの人数は・・・。」
「た、戦え!!俺達はもう狩られるものじゃないんだ!」
「や、やってやるぅ・・・。」
町人もそれぞれの専用武器を取り出す。
「リュウガ様が到着する前に落とせそうですね・・。」
一人の男がそういうと、指揮を出し、数千人の大群を町に特攻させる。




