第23話:閃光剣
「装備はつけなくていいのか?」
「はん、お前のようなはったり野郎には装備なしで十分だ。」
「そうか。後で吠え面かくなよ。」
俺は、空気の弾をアルフィに向けて放とうとするが、アルフィの姿が消える。
そして、俺の左側から殺気を感じる。
俺は、左側に空気の弾を放つ。
アルフィは、俺の攻撃をサイドステップで軽く躱す。
「ほう、よく俺がいる方向がわかったな。」
「そんなに殺気を放てば、狙って下さいと言ってる様なものだ。」
「殺気を感知したのか。特殊能力か?」
「経験だ。」
「・・・・ほう。たいした自信だな。では、これはどうだ!」
アルフィは、煙玉を地面に叩きつけ、辺り一体が煙で見えなくなる。
俺は特殊能力『透視』と使い、アルフィの姿を探す。
だが、アルフィの姿は煙玉の中にはいなかった。
ちぃ・・・、煙玉自体が罠か。
俺は、バックステップを数回繰り返し、煙玉から退避を試みる。
「こっちだあああ!」
「なぁ!?」
アルフィは俺がバックステップをした先で待ち構え、俺に飛び蹴りを浴びせる。
俺は、背中からアルフィの跳び蹴りを受け、前方にヘッドスライディングのように倒れる。
「ほら立てよ。お仕置きはこれからだぜ。」
「・・・ちぃ、調子に乗るなよ。」
俺はゆっくりと立ち上がり、背後にいるアルフィに振り向く。
そして、ソウルイーターを右手で構える。
「じゃあ、こっちも武器を使うとするか。」
アルフィは短剣とナイフを召還し、構える。
俺は、ソウルイーターをアルフィに向け、投げつける。
「ほらよぉっと。 これでお前は武器が無くなったなぁ。 って、何!?」
アルフィは俺の投げた剣を短剣で弾き飛ばしたが、俺がサイコキネシスで操り、再度襲い掛からせる。
アルフィは、後方宙返りで剣を避けるが、俺がそこに空気の弾を放ち、後方に吹き飛ばす。
空気の弾を当たっても後ろに飛ばすだけに至ったことからも、アルフィが高レベルであるのがわかる。
俺は追い討ちをかけるように飛ばしたアルフィにソウルイーターを飛ばす。
「・・・いてて・・、なんだよこの技は。魔法か?って、また剣が・・・うっとおしい!」
追い討ちの剣を再度、ナイフで払うアルフィ。
俺はその間に浮遊で上空5mの位置からアルフィを見下ろす。
アルフィは剣に集中していた為、俺の姿を見失う。
俺はその間に、魔法剣を取り出し、右手で構える。
魔法剣を実体剣から・・・
「ち、どこいきやがったああああああ!う、うえかああああ!」
「やっとこっちに気づいたようだな!!!喰らええええええ、フラッシュセイバアアアアア!!」
実体剣から閃光の剣 太陽の光のような輝きを放ち、アルフィの目を焼く。アルフィは眩しくて目を開けれず、その場で顔を伏せる。だが、俺はもうアルフィの背後で剣を振り下ろしていた。
フラッシュセイバーは、閃光の光で敵の目を眩ますだけでなく、光のスピードで敵を一閃するのだ。
アルフィは俺が背後にいることに気づき、自分が斬られていることに気づく。
「ば、ばかな・・・、こんな坊主に・・・俺が。」
「これが俺(必死で戦ってきたもの)とお前(戦わず逃げていたもの)差だ。」




