第18話:ボーナスステージ
俺は、食堂で聞き耳を立てて得た情報を元に道を進む。
俺は食堂の様子を思い出す。
トサカ頭の男が、ツルツル男と会話をしている。
「おい、聞いたか?この国の東側にさ。あのボーナスステージが出現したらしいぜ。」
「まじか!噂しか聞いてなかったんだが、実在するんだな。」
「おうおう、今ここで召し食っていた連中がいってたんだ。」
「村に入れば、もうがっぽがっぽの経験値が手に入り、女も抱きたい放題とか・・。」
「うお~!俺らも早く行こうぜ!!無くなってしまうだろ!」
「経験値が入り・・・・女を抱きたい放題??」
俺はその男達の話を聞き、前にアズサがボーナスステージという町があることを思い出した。
男達は急いで飯をたいらげ、走って食堂を後にした。
俺はシズカと向かい合いながら飯を食べている。
「ボーナスステージねぇ・・・。」
「シズカは何か知ってるのか?」
「まあ噂程度にはねぇ~。私は好きじゃないけど・・・。行くのぉ?」
「まあ興味本位で見てみたいとは思う。経験値が入るなら越したことないしな。」
「女を抱きに行くのぉ?」
シズカは、そういうと椅子から立ちあがり、俺にセクシーポーズを取る。
俺は顔を赤くし、違う違うと首を振る。
「まあ、私と一緒にいる時に、一回も手を出そうとしなかったし、そんなことはないと信じるけどね。」
「ふん。」
「そんなに私魅力なかったかなぁ~。 これでも自信あった方なんだけどなぁ。」
「い、今はそんなことしてる場合じゃなかっただけだ。」
「そう?」
いらない情報を思い出したが、俺はあの男達がいってた町・・いや。規模的には村だな。
その村は今火の手が上がっているのか、煙が建物から上がっている。
俺はその村に近づいていく。
そこには、何も装備していない男を後ろから斬る男がいたり、素っ裸の女に自分の何を嬉しそうに吼えて突っ込んでいる男がいたり、あっちこっちに人が倒れ、光の粒子を放って消えたりしている。
こ、これがボーナスステージだと・・・。
俺の耳にはぎゃああああああと叫ぶ男の声が聞こえたり、やめてぇ~と叫ぶ女の声が聞こえる。
俺の目の前に、食堂で話し合っていた男の一人が、無手の男を切り裂いて、もう一人が何も叫ぶ動くよう様子のない裸の女にあれを突っ込み、女の腹目掛けてナイフを刺している。
「なんだ、この男は!死ねよ!!早くししねぇよぉ~。」
「おいおい、この女は叫び声もあげねえし、死ぬ様子もない!・・・まああそこの具合はいいがな。」
俺は、その女に乱暴をしているツルツル男の頭部に向かって空気の弾を放ち、頭を飛ばす。
貫かれていた女は男が死んだことにも驚きもせず、そのまま男の胴体がのしかかってきてもどけようともしない。逆に男を切り裂いていた男が驚き、俺の方に向く。
「てめえええええ!ボーナスステージで町人以外に手を出すのは禁止事項だろうが!」
そんな事聞いたことないな・・・この町人達もどうやらNPCじゃないようだし・・・。
勝手にそんな噂が広まっているんだろうと思った俺は、吼えていた男の喉に相棒のナイフをサイコキネシスで操り、突き刺してやる。相棒の方を見ていなかった男はナイフの接近に気づかずに喉に刺さり、5秒後、光の粒子を出す事になる。
俺は周りを見渡し、泣き叫んでいる女に自分のあれを突っ込んでいる男に空気の弾を飛ばし、顔を飛ばす。
その女はひぃぃぃぃっといって、震えていた。
その時、
「出たぞ!!ボーナスステージ最大の難関、『鉄拳の司祭』だ!!囲めええええええええええ!」
俺は一人の男が叫んだ方向を見る。
その男の元に走ってくる司祭の服を着た160cmくらいの人を見る。
男の声に周りであれやこれらしてた人が集まり、その司祭の服を着ている人を取り囲む。
「くぅ・・・卑怯な。」
「お前を倒せばがっぽりもうかるんだよ!!手段は選べねえええ、しねえええええええ!」
男が先頭をきって、司祭らしき人に剣を振りかざす。
回りもそいつに続いて、司祭らしき人にそれぞれの武器も持って襲い掛かる。
「えいやあああああああああああああああ!」
その司祭の声は、女みたいだった。司祭が、先頭の男の剣の柄を蹴り飛ばし、もう片方の足で男の頭を飛ばす。続いて、薙刀を振りかざす男の攻撃を寸前で避け、裏剣で顔を飛ばす。
素手で顔を飛ばす実力か・・・。
5人の男達を倒した司祭が声をあげる。「うぅ・・・」
どうやら、銃を出した男の銃弾を左手に受けたようだ。
怯んだ司祭の女に、4人の男達が正面から斬りかかる。
「はあああああああああああああああああああ、竜連撃!!!」
司祭の女は右フックを出し、一人の男の顔を飛ばし、その勢いのまま回転し、左の裏拳で違う男の顔を飛ばし、さらに回転し、右足のハイキックで違う男の顔を飛ばし、さらに回転し、左足の回り蹴りで違う男の腹を蹴り飛ばす。
着地した司祭の女のわき腹に男の銃弾を受ける。
「くぅ・・・・。」
女はわき腹を押さえながら、その男に視線を移す。その男に襲いかかろうとした際、
「待てエエエエエエエエエエエエ!鉄拳の司祭よ、こいつがどうなってもいいのか?」
その銃を放った男は近くにいた町人に銃を向けている。
町人達はドンパチが始まっても逃げたりせず、一緒に戦ったりせず、動かずにいた。
町人を人質に取られた司祭の女は、歯軋りをしながら、構えをとく。
「お前を殺したらボーナスステージが終わってしまうからな。ほら、お前ら景気良く・・・・殺しつくせ!」
「「「「「「「おお~!」」」」」」
「ま、待て!!」
「お前はこれから町人が殺しつくされるまで、俺に犯されるんだ・・・喜べよ。」
「な、・・・。」
銃を持っていた男は着ているものを抜き出し、代わりの男が人質の町人に剣を突きつけている。
「ははははははは、噂どおりだな。これでお前は何回犯されたよぉ~。学べよぉ~ハハハハ」
「く、くそ・・・。」
「・・・・・お、おかしら・・・ドサ。」
俺は人質らしき町人に剣を突きつけている男の背後に回りこみ、魔法剣で首を叩ききる。
その男が最後に放った言葉で、全員がこちらに振り返る。
「な、何をする!お前は、この俺達に喧嘩を売るきか?」
「まあ、見てて胸糞悪くなったといえばわかるかな。」
「・・・・・。」
銃の男が、司祭のローブを投げ捨てており、司祭の女の綺麗なロングの茶髪が見える。
周りの男達が「「「消えろ!!」」」と襲ってきたので、周りの瓦礫をそれぞれにぶつけ殺す。
「お、お前・・・・な、何者だぁ・・・。」
銃の男は、銃を俺に向けながら、司祭の女から離れる。
「ふぅ・・・・借りをかえさせてもらうぞ!」
司祭の女は、その銃の男の懐に一瞬にもぐりこみ、アッパーカットでその男の顔を飛ばす。
俺はその間に、他の生き残りに空気の弾やら、瓦礫をぶつけたり、魔法剣で斬りふせた。
「さあ、残るはお前だけのようだな。」
司祭の女は、そういうと俺に向かって構えだした。
「鉄拳の司祭!!!!!噂どおりだなぁ!!!!!!」
司祭の近くの建物が吹き飛ぶと、中々、大剣を持った160cmくらいの男が出てくる。
その男の腕や足は大木くらいの太さがあり、大剣を軽々と振り回している。
「お前のような強者と戦えることを誇りに思うぞ!」
「・・・・・・お前のその大剣・・・・噂で聞いたことがある。『丸太のドン』だな。」
「ほう~、俺の噂がここまで及んでいるとはな。」
「なんでも力任せに男には圧迫し、女にはレイプまがいのことをするとか・・・。」
「なら、お前の運命も決まっていることがわかってるだろう。」
その男は唇を舌で舐め、司祭の女にそういう。司祭の女は顔を青くする。




