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その後の買い物

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というわけでお買い物。冒険に出るのは15になってからと言われたので、問題はないけど、レティアさん絶対俺になんか奢らせるからなぁ…今日

の奢りは俺に損のない奢りにして欲しい。腹減った。


「どこで食べる?クルーの手羽先?モルフ?」


「全部自分の好きなものばかりじゃないですか……」


クルーは鶏、モルフは…焼肉だ。牛肉のような味がする。安くて旨い。


「モルフでいいです。午後から動きますし、スタミナをつけたいですから」


「やった!奢りは7割でいいかしら?」


「それはもはや奢りというべきなのか。……ん?」


話しながら歩いていると目の前にはガラの悪い兄ちゃん達。きたばっかの冒険者かね?


「なぁ、そこのネェちゃん。あんた道を教えてくんないか?お礼はするからよ……」


この世界にだってこんな馬鹿はいるし、消えることはない。ただ、レティアさんに手を出そうとする人はそうそういない。恐らく俺と話している時に、

目を細めて話しているってか嬉しそうに話しているから、「目の色」がわからなかったのだろう。


「一日付き合ってくれるだけでいいんだ…坊やは家に帰りなぁ?」


レティアさんはまだ兄ちゃん達には目を向けていない。これは相当お怒りのようだ。俺を見ている目がレティアさんの適正魔法の色を出している。ど

ういうこったい。人は魔法を使うとき、その魔法の色を映し出す。だが、魔法だけではなく、感情が強くなっているときにも色は出る。つまりレティアさんは

今すごく怒っている。兄ちゃん達消えたな……


やるしか……ないのか?


「でも、僕はレ…おかぁさんと一緒に居たいからヤダ!」


ハッズカシイ!でも仕方ない……機嫌をとってその上、兄ちゃん達を助けるにはこれしかない!


「な、なんだ子持ちかよ…なら素直に言えってんだ。じゃあな!」


後ろの兄ちゃん達をまとめているように見える一番ごっつい兄ちゃんが引き下がると、ほかの兄ちゃんもぞろぞろとギルドへと歩いて行った。なんだ知ってるじゃないか…


「レ、レティアさん!……?」


レティアさんは泣きそうな目でこちらを見つめていた。理由はしらん。


「おかぁ……さん……そうか……私そんなに……」


ああ、理解。レティアさんの見た目は大体18。母親で七歳児持ち……11結婚。oh…フォローしなくては!


「いや、あの、あの人たちを追っ払うために言ったんですよ?ほ、ほらレティアさんって美人じゃないですか!つまりですね!?危ないってことです!あれ?自分でもわけわからん……」


「美人……美人ね……」


ダメだまだ立ち直ってない!くっそ…どうすれば……


「か、可愛いですよ?すごく…ええ、可愛いです!」


もうだめだ顔赤いてか今までの人生の中でこんなこといったことないし初めてのことが師匠と呼べる人とかなんか悲しいしかもはっきり言っちゃったから多分機嫌が天元突破

だしこれはもうだめかもしれんね。


「その言葉、本当ね?」


「サーイエッサー!」


「もう大好き!」


「もぶぬッ!」


俺はしっかりと返答したと思ったのだ。そしたら体がやわらかい何かに包まれていたんだ。いや、レティアさんなんですけどね〜。



……いや、そうじゃないって!そうじゃないんですよ!レティアさんはボデーラインが素晴らしい!つまりボンでキュッでボンなんだ!つまりこの俺を包むのは…胸である?

あっがっががあが…やべぇよやべぇよ…ええ匂いでやわらかい?女性とまともに喋ったことすらない私が?包まれている?俺もう死んでもいいんじゃないかな?ヤバい真っ赤な

お顔の〜レティアさんが〜こっちを見て〜めっさ可愛い…ハッ!正気になれ、正気になれ!俺は同年代がよかったろ?そうなんだろそうなんだろ?ああ、もう飯とかいいや。


「かひゅ……」


「え?」


その後急いで自宅に運ばれ、親にそのことを説明され、親がその出来事を知り、あらあらまぁまぁな顔をしてきて一発殴りたかった。我慢?ゆとりにはちと辛い。



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