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世界の再生

 暑さを感じる初夏の風。山の鳥々は岩を伝い登る一つの私影にも気づかず馬鹿みたいに五月蠅く啼いている。


 虫は岩を這い今日を必死に生きようとしている。


 少し前まで、人類は狩猟採取をしていたのに今では情報と物質の洪水に人々は飲み込まれてしまった。こんな時代に(あつら)えた者は他人への誹謗中傷、暴力など当たり前に起こる事だろう。

 

 私はこんな世界に最早嫌気がさしている。だから此処(ここ)まで登っている。それにしてもここから見る街は意外に綺麗で驚いた。戻ろうという思想が頭をかすめたがきっと後悔するだろう。それに彼の為にもこのまま進むしかない。


 やがて崖の端が見えてきた。恐らくここで間違い無いよね。私は心を躍らせた。そして、思いっきり空を泳いだ。

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