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Sparrow;  作者: 碧乃璃人
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Episode1 begining

 Johth(ジョース) Diero(ディロ)

 渾名(あだな)はジャック。29歳。国籍は英国(イギリス)。彼の母方の祖母が仏蘭西(フランス)人だったりする。祖母君が英国に留学の際に交際に至ったとか。そのせいもあってこう変な名前になってしまった。彼の紹介はここまでだ。なに?情報が少ないって?そういえば言ってなかったな。彼は英国工作員(エージェント)だ。


 1964 6/26

亡命(Exile) 作戦(Strategy)。今任務(ミッション)米国(アメリカ)の博士Edword(エドワード) Jonie(ジョニー) Riden(ライデン)の亡命を支援することが主である。」

 そう話すのは白髪混じりの純英国人Milieo(ミリオ)少佐。今任務の指揮官にあたる40代の男性である。度々、紅茶(アールグレイティー)を飲む姿がますます英国人を(かも)し出す。といっても、英国人(嫌味った)らしくない上司だ。また、趣味に熱くなりやすく、説教の代わりに1時間は映像作品(日本文化)について語るらしい。

 ジャックが低い声で

「なんで、自由の国(米国)から出ようとするんだ?」

「エドワードは、技術科学・兵器部門の大事な歯車だ。冷戦(コールドウォー)真っ只中。核兵器をどれだけ生産できるかの第二の産業革命(ごっこ)だ」

「嗚呼」葉巻を吸う。深く吐き出す。

「CIAは新しい新兵器を造ってる」

何処(世界中)もそうさ」

「いいや、そんな核なんかよりも恐ろしものを計画している。それが恐ろしくなり我々(OLW)に支援を求めたそうだ」

「核を越える恐器(きょうき)...一体なんなんだ?」

「わからん、それを調べるのも君の任務の一部だ」

「.....」

一週間後(7月3日)、決行だ」

「米国独立記念の前夜祭だな」

 ミリオ少佐が紅茶を(すす)


 1964 7/3

 軍事飛行機が高度40,000ft(フィート)で飛行している。ジャックは葉巻を取り出す。高度が高いから空気が乾燥していて、簡単に火がつく。

 ミリオ少佐、無線にて

出動(フライ)、10分前だ。準備はいいか?」

 吸う。吐く。今から40,000ftを紐無しバンジー(スカイダイビング)するっていうのに。こういう時、ジャックは何も考えていない。葉巻に集中。それだけだ。

「まもなくだ。そろそろ火を消しておけ。」

 二、三程口にして床に葉巻を叩きつける。靴で火種まで踏み潰す。無駄の無い動作。

「(軍事用だとはいえ飛行機でそれはどうだろうか)」

 ミリオ少佐は呆れと感動が入り交じった。

 とうとう、後ろの開閉口が「ビーッ!ビーッ!」と警告音を鳴らしながら開き始めた。機体のギリギリまで向かう。高すぎるが故に地面(アメリカ)が見えない。すでに、米国領空を侵犯(しんぱん)している。飛行機の高度な隠密性と時代のお陰だろう。

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