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エピローグ
「いかがだったでしょうか?」
弱き少年少女の殺し屋。
薙灘御坂と刀願恤。
そして、刀願邇亜と薙灘黄泉。
「彼らの生き様をしかと見届けてくれましたか?」
この物語にエキストラは居ないのだ。
誰もが必死に懸命に生きていることは承知してほしい。
「少年の死をトリガーに少女はようやく始まりました。戦争の開幕と同様に」
闇からは陰謀を図り、動き出す。
光は闇に紛れつつある。
闇に生きる者は光を求め、決して諦めてはいない。
むしろ反撃をも企んでいる。
「其の者達の物語はもうしばし続きますので、ご付き合いください」
まだ、主要人物は揃っていない。
次の、主人公は。物語は。
「次は家族主義の、生きる為殺す殺人鬼の物語です」
主人公は自分が大嫌いな、女子高生。
家族を愛し、自分の理解不能な感情に名前をつけ決別するまでの物語。
名前は――――――――惑露味燐廻である。




