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War of end world~落第殺し屋の岐路~  作者: 宝来來
四章 『御影』と『逢瀬』
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死んでも後悔しない

「本当に『白蛇』って誰なんだ?」


回想終了。そして、時は今に戻る。


俺と『逢瀬』がいるのは、海岸沿いに経つ巨大遊園地。そして今向かっている場所が園内にある港。


その港で『白蛇』と合流。第4棟の倉庫にて24時間待機となる。ここの遊園地は海外からの取り寄せが多く、倉庫も無数に存在する。その為、第4棟と言っても親切に書いてるわけでなく構図を覚えるのが大変だった。

何故か、複雑な迷路のような構図でなにか意図があるのかと思えば情報は入手不可。


要はこの遊園地、危険なのだ。


本来なら注意深く念入りに準備したかったが時間がなかったので、警戒することしか出来ない。が、呑気に2人はチェロスを食べていた。


「人気のある場所でその話はNGだよ『御影』」


「ならコードネーム呼びもダメになるぞ」


「あ、そっか。なら私のことは邇亜って呼んでね!」


「俺のことは御坂でいい」


そして予定の時刻夕方4時までアトラクションや食事を満喫した。

俺はこの日、初めて『逢瀬』の名を呼んだのだった。



「本当に複雑だねぇ…………」

「こっちだ、『逢瀬』」


スマホで送られた資料のひとつの、港の構図を見ながら移動する。トイレでそれぞれの戦闘衣に着替えて、武器も着用。


『逢瀬』は巫女服に愛刀『心繋』を腰に添えている。

『御影』は黒の和服姿に背中に薙刀を携える。


2人とも下駄を履いていて、音が低く響く。遊園地のアトラクションエリアからかなり離れた場所にあるため、静かだし人気もないのだ。

俺と『逢瀬』は喋らない。ただ、沈黙を貫く。


「………………………ねえ、『御影』」


「なんだ?」


「昨日、約束したでしょ?私が恤と仲良くするっていう」


「ああ、したな」


今なんでその話を?

『逢瀬』は今、何を思っている?


「もうひとつ約束して欲しいの」


『逢瀬』は進む足を止め、真剣に俺を見つめる。


「ーーーーーーーー」


そして、『逢瀬』と俺はもうひとつの約束をした。 海風に髪を靡かせ、無表情の『逢瀬』。

俺も無表情でうなづいた。


でもそれはあまりにも悲しい約束で。


「……………できれば、この約束はしたくないけどね」


「ごめん。でも、恤のためだから。ならさ、私も『御影』の約束、あるならきくよ」


叶えるよ、絶対と。少し悔しそうに笑った。きっと、俺があまりしたくないと思ってても尚受けてくれたことに嬉しさ反面に、後悔も抱いてる。


「『逢瀬』が言ったんだろ?やって後悔しない生き方をするって」


一呼吸おいて、


「なら、ーーーーーーーー」


俺は、言った。


「わかった。守るよ、絶対に。死んでも、ね」


「死んだら元も子もないぞ」


「うん、だから」


死んでも後悔しないように頑張ろう、と2人して決心したことだった。


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