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War of end world~落第殺し屋の岐路~  作者: 宝来來
四章 『御影』と『逢瀬』
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右耳のピアス

『御影』と『逢瀬』の関係をいえと言われたのなら相棒と答えるだろう。今の『鳥居』と同様、決して近すぎず、遠すぎない関係ーーーーーーではなく、他人から見たら恋人関係に見えるほど、中睦まじがったと言える。


「私と『御影』ははたから見たら恋人に見えるのかな?」


「知らないから。それより俺の腕にひっつくのはやめてくれ、離れろ」


翡翠の腰まである長髪と上の方で赤いリボンで結ばれていて、今思うと『鳥居』とそっくりだった。

『逢瀬』はいつもの戦闘衣である巫女服ではなく、私服に身を包んでいた。白いキャミソールに水色のガーディガンを羽織っていて、膝丈まである花柄の青のスカートを履いている。


スタイルが元からいいのもあるが、それが余計に豊富な胸を目立たせている。そんな胸を右腕に押し付けられているのだ。今ではもう慣れたけど、暑苦しいのでやめて欲しい。


殺し屋家業を初めて、はや2年たった16歲の春。遊園地に俺と『逢瀬』はいた。勿論、任務のためここに来たのだが半分は遊んでいる。

ここの遊園地は日本一の広さを誇るもので、遊具はもちろんのこと食事まで楽しめる大幅な年齢層に大人気の場所。フリーパスさえあれば、大概のことは出るのだがら便利だ。俺が地図を見ている間に『逢瀬』は俺の右耳を見て言った。


「あれ?『御影』ピアスの穴なんか開けてたっけ?それに右だけ……」


「日笠のためにあけてやったんだよ」


「日笠?誰それ?」


「クラスメイトだよ。1週間くらい前に空けた」


学校に3日ぶりに顔を出すなり、ニコニコと楽しげにピアッサーを持って出迎えられたのだ。


『ピアッサーだぜ?イマドキ女子はかっこいいピアス開けてる男がかっこいいんだってよ』

『ふぅん』

『なので今日チャレンジするので手伝ってください』

『なんで俺が………』

『だって怖いから』

『……………』

『オーケー。なら俺の真正面で俺にエールを送ってくれ。なんなら見てるだけでもいいから』


まあ言われた通りに見てるだけだった。けど、間が空くものの開けられない日笠からピアッサーを、奪って開けて見せたのだ。それを見てか、日笠は恐る恐る開け痛い痛いとうるさく叫んでいた。


「へぇ………友達いたんだ」


「クラスメイトだっつーの」


未だにひっつく『逢瀬』を俺は引き剥がして先をゆく。


「行くぞ、『逢瀬』」


「了解、『御影』」


俺はこいつに支えられてて、『逢瀬』よりは下手である。けど距離感がこの2年間でどっと近づいたにが………………近づきすぎと思うが。どちらが先輩なのか分からないけど、任務になると真面目な『逢瀬』だ。


「よーし。気楽に楽しく遂行しようね!」


『逢瀬』ーーーーーー刀願邇亞はそう微笑んだ。


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