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魔法少年たち 1-1
「朝だよ~起きて~!」
そんな声とともに部屋のカーテンが開かれる。
眩しいくらいの日差しが照りつける。
「ほら、もう朝ごはんできてるよ!」
「ん...ねむ」
瞼が重たい。まだ起きるには早くないか?と思いながら昨日の夜セットしておいたはずの目覚まし時計を確認する。
時刻は7時ちょうど。
「あれ、俺6時半に起きるつもりだったのに」
「隼はお寝坊さんだね~、ほらはやく起きて!」
「みんなは?」
「緋糸は朝からランニング。他のみんなはもうリビングにいるよ~。」
大きなため息をついて体を起こす。
まだ寝ぼけているのか体も瞼も重い。
「ふぁあ、だるいな」