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この国の全て

「はいぃぃぃ???え?えぇ??なになにこの展開は?!」


「ダーーーリーーーン!!待ってたんだよ!ずっとずっっっっと待ってたんだからーーー!!」


ルシャスに突然抱きついた女性。

この展開に驚きを隠せないルシャス。驚き半分の喜び半分であった。


おぅふ...当たってます...当たってますよ!なかなか素晴らしいお胸様がぁぁぁ!!

余韻に浸りたいけど...

「えと...貴方が魔王さん?俺を呼んだ魔王さんで良いのかな?」


「そんな...魔王さんなんて呼ばないで?私のことはノルディって呼んでね、ダーリン♪(むぎゅ)」


「ノルディさん?!早く離れてくれないと俺の理性が壊れますから!後、絞め殺されますから!!」


「やだやだ!やーだーのー!!折角ダーリンに会えたんだから離れたくなーいーのー!」


えぇぇぇ...何このだだっ子は?!可愛いとウザさのコラボですか?!なにかのキャンペーンなんですか?!


「ノルディ様早々に離れないと彼が絞め殺されますぞ。貴方様の力は強大で馬鹿力なんですから半分に折るつもりでおられるのですか?」


いきなりノルディさんの背後から執事さん登場?!頭から2本の角が生えてますよ?!てかノルディさんの顔が未だにハッキリわからないから!!頭のてっぺんしか見えてない!!


「むー。馬鹿力じゃないもん!ね?そうだよね?ダーリン?」


上目遣いでこちらを見ないで!馬鹿力だけど可愛いから許す!

キラキラ瞳を輝かせてこちらを見ないで!執事さんもやれやれみたいな顔でこちらを見ないで!呆れないでぇぇぇ!!

だってムニムニでいい匂いがしてるから仕方ないじゃないのよぉぉ!!

ここですーはーすーはーしたら変態さんになるけど仕方ないよね!ね!!だって黒髪サラサラストレートが綺麗なんだもん!


「とりあえずは離れましょ?馬鹿力じゃないからね?そろそろこの展開を辞めて話をしましょ?そうしましょ?!」


「また後でぎゅってしてね?約束だよ?」


「善処します...とりあえずはここはどこなの?」


「ここはノルディ様が守られている魔王城です。そしてこの場所は魔王城の中核である王の間であります。」


やっぱり魔王城なのね...ロリっ子ユフィアの言った通りか。

てことは?

「ユフィアはここには居ないのか?」


「ユフィならそこに居るよ?ダーリンの腰に。」


腰だと?腰にはなんか懐中時計みたいなのが付いてるけど...あれ?こんなの俺は付けてなかったよね。てか服装が変わってる!鏡が欲しい!どんな顔になってるんだろ...変わって欲しくない気もあるけど、イケメンになってて欲しいと言う願望もある。とりあえずは腰にユフィアが?


「懐中時計だよな、これ。これがロリッうぉっ?!」

(誰がロリっ子だ!君より私は歳上なんだぞ!)

「懐中時計が喋った?!しかもユフィアの声で。え?本当にこれがユフィアなのか?」

(そうだよ。言ったでしょ?一心同体だってね。)

「なんで懐中時計になってんだよ。」

(これは仮の姿だよ。君が望めば武器にも変われるんだぞ、凄いだろ〜へへへ)

武器にも変われるのか...ソウルイーター...鎌?


すると懐中時計が光出し、ルシャスの目の前には黒と銀で装飾された鎌が現れていた。


「本当に変わったよ!すげぇなユフィア!」


「ダーリーン私を置いて勝手に話んしないでよー。置いてけぼりだよ〜えーんえん。」


「あっすまん。ユフィアに驚いたのもあるけど武器に変わってさらに驚いてユフィアと再会できたのにも驚いたんだよ。」


「そんなにユフィが良いんだ〜私よりユフィの方がいいんだ〜イジイジ」


やべー相当めんどくさいかも...てか話が進まない!


「んん、それよりも俺はこれからどうしたらいいんだ?その説明をしてくれないか?ユフィアからスキルにステータスの事は聞いたけどそれ以外は聞いてないんだよ。だからそろそろ説明を求む!」


「そうだね、ちゃんと説明をしないと行けないよね。私が説明するよりセイロンが説明をした方がわかると思うから...セイロンお願いね♪」


「はぁ...わかりました。まずはこの国のことについて説明をしましょう。この世界には人族、魔族、妖精族(エルフ)、獣人族、この四種族が国を持っているのです。100年ほど前までは全ての種族で争いが起きていたのですが各種族の数が減り争わずに手を取ろうとなったのですが...」


「また戦争が起きたのか?」


「いえ、人族の国が分裂したのです。全種族と共存出来ないと言う人達が新たに国を作ったのです。その国が大きくなり脅威となってきたのです。その国の王は人族が頂点に居なければならないと考え他の種族を滅ぼそうとしてるのですよ。その為に各国が力あるものを召喚しているのです。我が魔族領は貴方を我が魔王...ノルディ様が見つけたのです。」


「と言うことは...俺にその国を潰せと言ってるのか?」


「そうですな、あなた1人では無理でしょうから各国の召喚者達でやってもらいたいのです。どうか頼みます。」

「私からもお願い。ダーリンの力が必要なの、あの国は狂ってるの...折角頑張った私たちの努力を崩そうとしてるのよ。」


んー、この国のことはわかったんだけど...


「結局の所、俺はやらないと行けないわけね。でもさ、俺のスキル...魂喰いはどう使えばいいんだよ。その国の連中の魂を喰えばいいのか?」


「それが1番なんだけどそれ以外の魂も狩って欲しいの。善人の皮を被った悪人も居るからね。直ぐに狩りに言ってきてなんて言わないから安心してねダーリン♪」


だからなぜ抱きついてくるんだよ。執事さんも見て見ぬ振りをするんじゃないよ。ユフィアは笑ってるし。

この抱きつけ癖のある魔王を止める人を募集しますよ!!!


「もう一つ聞きたいことがあるんだが!魂の選別者はここにいないのか?」


「ふふふ...ははは...はーーーはっはっはっ!!僕を呼んだのは君だね!私の麗しいパートナー君!さぁ僕とLet's Party!」



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