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作者: 深見香穂
掲載日:2013/07/01

 



 雨は私を不思議な気分にさせる。

 

 ざーざー雨の中、

 洋服やお化粧や髪の毛やそのほかの全部のことを無視して外に飛び出して、思いっきり空を仰ぎたくなる。

 口を大きく開けて舌の上で雨粒を感じたくなる。

 

 もちろん両腕は、まるで大きな空気を抱いているかのように左右に広げる。

 両足だって地面にバンと広げて、そのまま二回転くらいはするだろう。


 きっとすごく楽しくて、そして悲しくなるだろう。



 ざーざー雨の中、

 私は全部のものを守って、部屋にこもりたくなる。

 窓なんて開けたら、外の湿った空気がもわんと充満して私の心までどんよりと湿ってしまうだろう。


 もちろん髪の毛は、うっとうしくないように結んでおく。

 買い物は心の中で済ませておいて、明日晴れたら出掛けてみようか。

 両目はチカチカ光るテレビやディスプレイを映すだろう。

 何時間か経って頭痛に見舞われるかもしれない。


 外に出たいような出たくないような。



 きっと私は雨が嫌いだ。

 なんだかとても悲しくなる。



  

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