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愚者達の戦記  作者: 六三
皇国編
237/443

大陸暦635年時点の設定

要望があったので設定回です。

設定回を書くのは初めてなので、設定なのだか人物説明なのだか分からないところもありますが。

・世界観

・政治、情勢(大陸暦635年時点)

 封建社会。皇国は絶対王政に近い。絶対王政になる為には、中央集権、貴族達の領地との切り離し、(経済の発達による税収の増加などでの)王家固有の強力な軍隊(銃器の発達で金で集めたにわか兵士が訓練された騎士を倒せるようになったのも要因とか)、などが必要だが、皇国だけが中央集権は出来ている。ロタは以前は貿易の利益で王家固有の強力な歩兵を持っていて絶対王政に近いものがあったが、ドゥムヤータに負けて貿易の利益を奪われ、更にサヴィニャック公爵が貴族達に担がれて王家を打倒したので封建社会に逆戻りした。

 ランリエルは、他国を侵略しその地域の軍隊を縮小させ、その軍事費の代わりに賠償金を払わせており、その金で軍隊を増強させている。無論、それはランリエル王家固有の軍隊であり、サルヴァ王子自身も自覚せぬまま絶対王政に向かっている。


・生活

 食料生産はほぼ安定している。主食は麦。ゴルシュタット辺りはじゃがいもも主食。

 貴族文化などは近代に近く華やか。舞踏会では近世後半に広まった円舞曲ワルツなども踊られる。服装なども近世後半から近代前半くらい。


・爵位

 公、侯、伯、子、男(リンブルクには侯はない)

 本来、公爵は王族、皇族の血を引いている者だが、今では必ずしもそうではなくなっている。

 元々、爵位と領地は一体だったが、それぞれ別に売買されたり、子供に別々に相続させたりする事もあり、必ずしもそうではなくなっている。1人の人物が複数の爵位を持っている事も多いが、普通はその中で一番高い爵位を名乗る。伯爵と子爵を持つ貴族は自分は伯爵を名乗り、息子には子爵を名乗らせたりする。

 爵位なしの貴族も存在する。

 領地と爵位が一体なら、本来呼び名は、領地名+爵位なのだが(織田信長は上総介でしたが、姓+爵位(官位)だと、織田介になってしまう)、混乱するので基本、姓+爵位で統一(父親は姓+爵位、息子は名+爵位だったりはする)。


・軍事

 技術的には近世ヨーロッパに近いが、火薬は発明されていない。その為大砲、鉄砲が存在しない。海戦は衝角戦。

 武器はヨーロッパの国々の物と同じ。ただしクロスボウ(弩)は存在しない。

 舞台となっているボルディエス大陸以外にも数々の大陸があり貿易もしている。ボルディエス大陸より文明が進んでいる大陸もあり、そこでの戦争が収まり質の良い甲冑が流れてきていたりもする。

 基本、兵士は職業軍人。例外的にバルバールは国力がないにもかかわらずコスティラに攻められ続けていたので、民から兵を招集していた。現在では是正されつつある。


・単位

 1テージ:約0.85グラム、10000テージ:1ケージ:8.5キログラム

 1サイト:約85センチ、10000サイト:1ケイト:8.5キロメートル


・余談

 第1部の20話に出てくる「向かってくる敵軍の戦塵が低くて広いのは?」などの問題は全部中国の兵法書「孫子」

 ※と言うより第1部のバルバールの戦略は全般的に孫子


 第2部の9話でナターニヤがアリシアにコスティラの紅茶ロシアンティーに振舞うときに、紅茶に蜂蜜を入れるのは間違いで本当はジャムを入れるのが正しいと言っているが、私の記憶違いでロシアンティーに蜂蜜を入れるのは正しい。(ジャムを入れることもある)


 第2部の68話に出てきた、牛乳に紅茶を入れるのと紅茶に牛乳を入れるののどちらが美味しいかは、2003年に科学的に決着がついている。(牛乳に紅茶を入れる方が美味しい)


 第2部の75話で、リンブルクの反ベルトラム勢力に自ら加入し乗っ取ったのは、昔、自分がネトゲのギルド(見たいなもの)長をしていた時に実際にあった事を元にしている。

1・自分は最大勢力のギルドを率いていたが、うちへの反ギルド連合が出来てしまって勢力が劣勢になった。

2・うちの外交担当が、反ギルド連合はまだ準備不足なのを読んでいた。連合にはうちを恨んでいるギルドも居たが、纏め役は保身が目的と読んでいた。

3・連合の纏め役に、うちへ敵対する為の連合なのかと問いただした。

4・そうじゃないという言葉を引き出し、それではうちも加入させて貰いますねと連合に入ってしまう。

5・その後、最大勢力を背景に保身目的の纏め役を味方につけ、うちを恨んでいるギルドを連合から追い出し、連合を乗っ取ってしまった。


 第2部の102話あたりからの、ドゥムヤータがブランディッシュを倒した方法は、日本の戦国時代の朝倉が自領に攻め込まれていないのに、浅井への援軍で織田と戦っているだけで財政破綻を起こし家臣の出兵拒否にあって滅んだのを参考。


 第2部の138話でルージ王子が、スウィートでジェントルでメランコリーと言われるが、元々は映画ロミオとジュリエットでロミオ役の人を監督が称した言葉。(フィギアースケートの羽生結弦選手の前シーズンの演技にロミオとジュリエットの音楽が使われていて、本人もスウィートでジェントルでメランコリーっぽいので、うちでは羽生結弦選手のことをスウィートでジェントルでメランコリーと呼んでいた)




大陸暦635年時点の各国、人物の設定


・ランリエル王国

人物名称:イタリア系

兵力:22万

ランリエル王国王都フォルキア

紋章:雄牛


サルヴァ・アルディナ:第一王子、総司令:34歳:185センチ:黒髪長:黒瞳

政戦両略の天才。奇策を多用。将棋をしているはずがいつの間にかオセロになっている感じ。

女性関係については朴念仁。ただし後宮を持ち経験人数は多いので自分では女心が分かっている積もり。

外見のイメージ:1992年の映画の嵐が丘のヒースクリフを理性的にした感じ。

金銀細工を施した華麗な甲冑を見につけるが、兜のみアリシアの婚約者だったリバルが使用していた無骨な物。


アリシア・バオリス:後宮の寵姫:29歳:171センチ:赤髪長:茶瞳

大雑把な性格。サルヴァ王子の相談に乗ったりしているが、たまに面倒くさいと思っている。

一般的には美女だが、他の寵姫と比べると最下位。

一般的には太ってはいないが、他の寵姫と比べると太っている。


クレックス・アルディナ:国王:47歳:178センチ:金髪中:碧眼


マリセラ・アルディナ:王妃:54歳:167センチ:黒髪長:黒瞳


ギラルデ・ムウリ:宿将:44歳:174センチ:黒髪短:黒瞳

性格のイメージは何となくで、宋朝の名将曹彬


ルキノ・グランドーニ:元副官:31歳:182センチ:黒髪中:黒瞳

武芸の腕はサルヴァ王子を上回る。


ウィルケス・バルレート:現副官:27歳:177センチ:鳶色長:鳶色瞳

女ったらし。兄嫁と通じていたという話は、劉邦の参謀陳平を参考。


カーサス:伯爵:42歳:176センチ:黒髪(銀髪が多い)短:黒瞳

元々はカルデイ帝国の伯爵。領地ごとランリエルに鞍替えした。


ナターニヤ・バルィシニコフ:コスティラ公爵令嬢:後宮の寵姫:25歳:168センチ:淡い金髪長:碧眼

スレンダーの美女。

コスティラ、ケルディラに分かれる前の大国クウィンティラ王国から続く名門貴族。クウィンティラ貴族と呼ばれることもある。


エレナ・リマ:22歳:157センチ:黒髪長:黒瞳

ロマン小説、ロマン的な歴史秘話などが好きで、病的なほど夢見がち。




・ベルヴァース王国

人物名称:スウェーデン系

兵力:4万

ベルヴァース王国王都エルンシェ

ルージ・アルディナ:ランリエル王国第三王子:21歳175センチ:金髪中:碧眼


アルベルティーナ・アシェル・第一王女:19歳:162センチ:金髪長:碧眼


エリーカ:第一王女付き侍女長:27歳:176センチ:茶髪長:茶瞳




・カルデイ帝国

人物名称:スペイン系

兵力:4万

カルデイ帝都ダエン

裏設定として、カルデイ帝室自身も忘れいてるが、グラノダロス皇国に滅ぼされた大陸中央に君臨していた帝国の末裔。人物名称はグラノダロス皇国と同じくスペイン系。


ギリス・エティエ:総司令:44歳:178センチ:黒髪短:黒瞳

外見のイメージ:映画グラディエーターの主人公




・バルバール王国

人物名称:フィンランド系

兵力:6万

バルバール王国王都チェルタ

フィン・ディアス:総司令:42歳:174センチ:茶髪短:茶瞳

初めに執筆していた時はフィンではなくフェイトだったが、ネットで検索するとフェイトという女性キャラがいるのが分かったので投稿直前に変更。ケルト神話のフィン・マックールから。息子の名前はフィン・マックールの息子のオシャン(アシーン)から。

甲冑は極一般的な物。


ケネス:ディアスの従弟:24歳:179センチ:茶髪中:茶瞳

ディアスの軍略の解説相手として、シャーロック・ホームズの相棒ワトスンの位置づけ。決してユ○アンではない。


ミュエル・ディアス:ディアス夫人:19歳:159センチ:黒髪長:黒瞳

ディアスに要らないといわれたと思い自殺未遂した影響で、ディアスの妻たらんという意識が強く夜のスキンシップは積極的に求める。


グレイス:バルバールの将軍:179センチ:黒髪短:黒瞳


マティアス・ライティラ:海軍提督:45歳:174センチ:黒髪短:黒瞳


ライティラ(カロージオ)夫人:33歳:166センチ:黒髪短(長):黒瞳




・コスティラ王国

人物名称:ロシア系

兵力:5万

コスティラ王国王都ケウルー

コスティラの王家の紋章が紅い薔薇で、ケルディラ王家の紋章が白い薔薇なのはバラ戦争を参考。


ロジオン・ウォロノフ:国王:31歳:188センチ:灰髪短:灰瞳


ベヴゼンコ:総司令:37歳:194センチ:黒灰髪短:灰瞳




・ケルディラ王国

人物名称:ロシア系

兵力:5万

ケルディラ王国王都アルダン


コルマコフ:総司令:72歳:189センチ:白髪短:灰瞳




・グラノダロス皇国

人物名称:スペイン系

兵力:100万(全勢力)

グラノダロス皇国皇都バルスセルス


衛星国家の上位国家が地位が高いが国力は低く、下位国家はその逆なのは江戸幕府の譜代大名、外様大名を参考。

皇国が自国の軍隊に他人種を入れないのは、ローマ帝国がゲルマン人を傭兵に使い衰退したのを参考。(諸説あるようですが)


パトリシオ:皇帝:43歳:175センチ:金髪短:碧眼


ナサリオ:前宰相:41歳:180センチ:金髪短:碧眼


フィデリア:ナサリオの妻:37歳:169センチ:金髪長:碧眼


ユーリ:ナサリオの息子:11歳:151センチ:金髪中:碧眼




デル・レイ王国

人物名称:スペイン系

兵力:7万

デル・レイ王国王都バリュース


アルベルド・エルナデス:国王、第五皇子:28歳:178センチ:金髪長:碧眼

世論操作、情報操作の天才。戦いの勝敗すら世論操作の一環。将棋の棋士なのだが、将棋の強さより演出による人気で将棋会に君臨している感じ。

殺された母への思いが強く、精神的に成長しきれていない部分がある。

人を騙しても、騙しきれば相手にとっても幸せだと考えている。

甲冑は、真紅の籠手に兜には赤い羽根と目立つ格好をしている。


フレンシス:王妃:26歳:166センチ:茶髪長:茶眼




・ゴルシュタット王国

人物名称:ドイツ系

兵力:7万

ゴルシュタット王国王都


ゴルシュタット=リンブルク二重統治はオーストリア=ハンガリー二重帝国を参考。


ベルトラム・シュレンドルフ:元ゴルシュタット宰相、元リンブルク宰相、現ゴルシュタット=リンブルク二重統治統治者:57歳:181センチ:黒髪短:黒瞳


クリスティーネ・シュレンドルフ:リンブルク女王:20歳:167センチ:赤みがかった茶髪長:赤瞳

父の言葉は絶対だが、屋敷から一歩も出ない生活だったのでかなりの世間知らず。


ダーミッシュ:ベルトラムの諜報員:172センチ:?:黒茶中:黒茶瞳

シモン以外にも娘、息子は数知れずいる。血は繋がっていないが自分の子供という事にしている者もいる。


シモン:ダーミッシュの娘:24歳:168センチ:黒髪長:黒瞳

侍女としてリンブルクのウルリヒ王、フリッツ王子に近づく。

父であるダーミッシュからの指示は絶対。フリッツ王子の傍にいろという指示を受けたまま王子と共にいるので、王子と愛し合っている演技をずっと続けている。他の指示が来ない限り、王子と愛し合った演技をしたまま寿命を終える予定。




・リンブルク王国

人物名称:ドイツ系

兵力:2万

リンブルク王国王都フュルト

紋章:うさぎ

シュバルツベルク:公爵:181センチ:33歳:こげ茶髪短:茶瞳


ウルリヒ・シュトランツ:前国王:172センチ:46歳(享年):黒髪中:黒瞳


フリッツ・シュトランツ:第一王子:23歳:179センチ:黒髪短:黒瞳




・ロタ王国

人物名称:フランス系

兵力:5万

ロタ王国王都ロデーヴ

サヴィニャック公爵が部下を沢山持ち、部下も競い合っているのは、中国の戦国時代の食客3千人を養っていた君子のイメージ。

主に暴言を吐いた部下を取り成すのに、古の暴君のような主でなくて良かったと取り成す話など、幾つかの話は戦国策の逸話を参考。

タガンロの誓約の話は、ノルマン人が西暦911年にフランス領に侵入しフランス(フランク)王に破れ臣従し、そのままノルマンディー公となって、その後ノルマンディー公はイングランドに侵攻して征服。イングランド王 且つ フランス王の臣下になったのを参考。


シャルル・ブラン:独立(騎兵)連隊隊長:30歳:195センチ::黒髪長:黒瞳

曲がった事が嫌い。グレイスから見ると青臭い。

天性の才能で、独特の獣気を纏う。戦場ではその獣気で味方の兵士を酔わせて士気を高め、敵兵を怯えさせ戦いを有利に進める。戦場での影響力は千の軍勢に匹敵する。

愛用する虎牙槍は、中国の青龍偃月刀。


リュシアン・リュシェール:独立(騎兵)連隊副官:31歳:174センチ:茶髪中:茶瞳

才能はあるが経験の差でディアスとはかなり差がある。ディアスに及ばない事を自覚している。ディアスから見ると素人くさい。


アレット:37歳:ブランの愛人、童顔なのでブランより若く見える:156センチ:黒髪長:黒瞳

男性遍歴は豊富だが、二股はない。小柄だが胸は大きい。




・ドゥムヤータ王国

人物名称:フランス系

兵力:6万

ドゥムヤータ王国王都ジョバール

選王侯は選帝侯を参考。(選帝侯は神聖ローマ皇帝(ドイツ王)に対する選挙権を持っていた)


ジル・シルヴェストル:選王侯、公爵:25歳:177センチ:赤茶髪中:茶瞳

経済に詳しく軍事は素人だが、軍事を経済的に捕らえブランディッシュを降す。


ジル・エヴラール:公爵の軍事の相談役:28歳:175センチ:茶髪短:茶瞳


リファール:選王侯、伯爵:38歳:182センチ:黒髪短:黒瞳

若い頃はリファールの暴れん坊の異名があった。敵将を一騎打ちで討ち取る武勇の持ち主。

家の中では聞き分けが良いが、家の外だと駄々をこねてお菓子を買ってもらおうとする幼児のような無意識の計算を行い、選王侯の会議では通ったら儲けものの無茶を言う。




・ブランディッシュ王国

人物名称:アメリカ系

兵力:4万

ブランディッシュ王国王都インディナ




・タランラグラ

人物名称:モザンビーク系

火山の噴火で海底が隆起し出来た土地で、塩を含んだ土で作物は育たない。隣国ロタから土を取ってきて、塩を含んだ土と混ざらないように石を積み上げた背の高い畑を作る。

実は、住んでいる人々はタランラグラという国名と思っておらず、複数の部族の集合体。


ヤスフェ:タランラグラ族の戦士:29歳:183センチ:黒髪短:黒瞳

織田信長が南蛮人から譲り受けた黒人奴隷、弥助の本名がヤスフェらしいというのを参考。

弥助はモザンビーク人といわれていて、ヤスフェはモザンビークではよくある名前。

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