大陸暦634年の勢力図
ランリエル勢力
ランリエル王国
クレックス・アルディナ
ランリエル王
第一王子のサルヴァと13歳差でしかない。
マリセラ・アルディナ
ランリエル王妃
クレックスより7歳年上。
サルヴァ・アルディナ
ランリエル第一王子、ランリエル王国軍総司令。
カルデイ皇帝によりセルミア王に叙せられる。
政戦両略に才あり奇策を多用する。
サマルティ・アルディナ
ランリエル第二王子。
次男の自分を差し置いて三男のルージがベルヴァース王国の跡取りとなった事に不満を持つ。
ランリエル王国宰相ヴィルガに唆され兄であるサルヴァ王子と王位を争った。
ルージ・アルディナ
ランリエル第三王子、ベルヴァース王の一人娘アルベルティーナ・アシェルの夫
ルキノ
サルヴァ王子の前副官
王子への忠誠心が強く他者にもそれを隠さない為、王子との同性愛を疑われた事もある。
ウィルケス・バルレート
サルヴァ王子の副官
女癖が悪く、兄嫁と関係を持ったと噂された事もある。
その噂を信じず副官に任命した王子に忠誠を誓っているが、飄々とした態度から他者からそうは見られない。
ムウリ
サルヴァ王子配下の将軍
臨機応変の将と称される。
ジェレリ・ララディ
サルヴァ王子配下の将軍
攻撃力に定評があるが、バルバール王国軍との戦いの時には、自身も驚くほど巧みに殿を務めた。
バルバール王国との戦いで、バルバールの猛将グレイスとの一騎打ちにより戦死
カーサス伯爵
元カルデイ帝国の貴族
カルデイ帝国を見限り王子の側に付いた。
情報収集能力に優れる。
カロージオ
ランリエル海軍提督
才能、器に優れた男。バルバール海軍に比べランリエル海軍は艦艇数では勝っているが、船舶の性能、兵の練度では勝負にならない事を理解していた。バルバール海軍提督ライティラが、ランリエル海軍の全滅を目論みあえて乱戦に持ち込もうとしたのを読み、戦闘開始前に全艦に退却を命じた。結果2割近い艦艇が残り、バルバール海軍の制海権奪取の妨げとなる。
リヴァル・オルカ
カルデイ帝国との戦いでランリエル軍は劣勢となり命を落とす。
サルヴァ王子も敗死寸前まで追い詰められ、身を守るためリヴァルの死体から兜を借りる。
アリシア・バオリス
リヴァルの婚約者
リヴァルの婚約者という事で生活の面倒を見る積りで王子が後宮に招く。リヴァルの両親を養う為に年金を目的に承知したが、金が目的で後宮に入ったとサルヴァ王子に勘違いされ、売女ならばと王子に犯される。
当初、王子の最愛の寵姫セレーナ・カスティニオと対立していたが後に和解した。しかし、セレーナは他の寵姫に嫉妬により刺殺される。
セレーナの死後、サルヴァ王子とも和解。
セレーナ・カスティニオ
サルヴァ王子最愛の寵姫。
当初、アリシアを王子が自ら望んで後宮に入れた唯一の寵姫という事で嫉妬していた。
後にアリシアと和解したが、他の寵姫からの嫉妬により刺殺される。
死後、サルヴァ王子と結婚式を行いセレーナ・アルディナとなるが、王宮でその事実を知るのは王子とアリシアのみ。
カロージオ夫人
ランリエル海軍提督カロージオの妻(未亡人)
エレナ
アリシア付きの侍女
アリシアが幼少の頃に両親と共に住んでいた小さな村の村長の娘。本来彼女の身分では王宮の侍女にはなれないが、アリシアの口ぞえで侍女となる。本来も身分ではアリシアより上なのだが、王宮での生活に憧れ、村娘から大国の王子の寵姫になったアリシアを尊敬している。
ナターニヤ・バルィシニコフ
コスティラ王国公爵家令嬢。
コスティラがケルディラと別れる前のクウィンティラ王国時代から続く名門中の名門であり、クウィンティラ貴族とも呼ばれる。
サルヴァ王子の王妃の座を狙っておりアリシアに近寄ったが、アリシアとサルヴァ王子が結ばれたと知るとその仲を取り持つ。 ヴィルガ
元ランリエル王国宰相。
サルヴァ王子がセルミア王に叙されるとセルミア王国宰相に任じられる。
それが、自分とサマルティ王子を離れさせる為の策と察する。
カルデイ帝国
ベネガス
カルデイ帝国皇帝
ランリエル、ベルヴァースとの戦いを制し後世に名を残そうとベルヴァース攻略を考えるが、逆にランリエルからの支配を受ける事態を招く。
国内での影響力を低下させていたサルヴァ王子をセルミア王に任じ影響力を回復する。
形式としてはサルヴァ王子の主君という事になる。
エティエ・ギリス
カルデイ帝国軍総司令
洞察力に優れる。
カルデイ帝国、ランリエル王国との戦いではサルヴァ王子の策を見破り王子を敗死寸前まで追い詰めるがベルヴァース王国軍総司令セデルテ・グレヴィの働きにより仕留めきれず、体勢を立て直したランリエル軍の逆襲により敗北。
ランリエルとバルバールとの戦いの時にはサルヴァ王子に味方し、ランリエル勝利の一因を作った。
アルテバン
カルデイ帝国軍務大臣
ルシア・ギリス
エティエ・ギリスの妻
リアナ・ギリス
エティエ・ギリスの娘
ベルヴァース王国
トシュテット・アシェル
ベルヴァース王
親馬鹿であり1人娘のアルベルティーナ王女を甘やかせている。
ディアナ・アシェル
ベルヴァース王妃
アルベルティーナ・アシェル
ベルヴァース第一王女
絶世の美少女だが口が悪い。
エリーカ
アルベルティーナ王女の侍女長
女性にしては背が高い。アルベルティーナ王女がカルデイ帝国軍に捕らえられた時には、背が高いという特徴から王女付きの侍女に任命され一緒にカルデイ帝都まで連行された。
セデルテ・グレヴィ
ベルヴァース王国軍前総司令
冷静な状況判断、指揮に優れる。
カルデイ帝国との戦いの後、軍総司令を引退。
テグネール
ベルヴァース王国軍総司令
際立った才能は無いがやるべき事を黙々とこなし守勢に強く、グレヴィに百回戦って百回とも負けないが、勝つことも出来ないと言わしめた。だが策謀、政治には疎い。
サンデル・グレヴィ
テグネール副官
カルデイ帝国との戦いの後、グレヴィの養子となる。純軍事的な能力ではテグネールに及ばないが、駆け引き等についてはグレヴィからの薫陶もありその面でテグネールを補佐する。
マーティンソン
ベルヴァース王国侯爵
宰相を務めた事もあるベルヴァースの実力者。当初ランリエルのルージ王子がベルヴァース王になる事に反対していたが、ルージ王子がアルベルティーナの為、ランリエルよりベルヴァースを優先する行動に出た事によりルージ王子の教育係となる。
カルネウス
ベルヴァース王国宰相
マーティンソンと共に反ルージ派として活動していたが、マーティンソンと共にルージ王子を教育し立派なベルヴァース王にすると意見を変える。
バルバール王国
ドイル
バルバール王
語呂が少なく、式典で述べる言葉は名詞と年号だけが違う同じ物と言われる。
自身に軍事、政治の才能は無いが、臣下を信頼し全てを任せる。
フィン・ディアス
バルバール王国軍総司令、武門の名門ディアス家の当主
歴代総司令で最弱といわれるほど個人戦闘の能力は低く、自身が闘わないといけない状況になると逃げる。
バルバール王国、民を守る事を第一に考え善悪は考えない。その為なら他国の罪の無い民をも攻める。
ケネス
ディアスの叔父(ディアスの父の弟、ゲイナーの兄)の次男
商屋の養子となった父と違い軍人を目指しディアス家に住み込むが、軍人としては骨格が貧弱で戦闘に向かない。その為、ディアスの様な知略で勝利を得る将を目標とする。
グレイス
バルバール軍の猛将
トルスティ
ディアスの副官
影が薄い。
シルヴェン
バルバール王国軍将軍
バルバール一の武門の名門の出。大国に挟まれ無能者を出世させる余裕が無いはずのバルバールにおいて無能にもかかわらず将軍にまでなったほどの名門。
ディアスは彼を無能者と馬鹿にしていたが、ランリエルの援軍に来たカルデイ帝国軍と戦いディアスを助け命を落とす。
ライティラ
バルバール海軍提督
敵を侮る傾向があるがその指揮は近隣諸国随一の名提督。
スオミ
バルバール王国宰相
ゲイナー・ディアス
ディアスの叔父
ディアス家の当主の座を狙いディアスの死を望んでいたが、ケネスがディアス家に居候するようになるとケネスがディアス家を継ぐのではと恐れるようになる。その為、それよりはマシだとミュエルをディアスに娶らせる。
ミュエル・ディアス
ハッシュ家令嬢
12歳の時にゲイナーによってディアスの妻になる為とディアス家に連れて行かれる。だがそれは、ゲイナーからの縁談に辟易したディアスが、ゲイナーを諦めさせるため少女嗜好があるとの嘘を信じた結果だった。
両親と引き離された挙句、ディアスに妻とも認められず自殺を計るも一命を取り留める。その後ディアスから、お前は私の妻だと誓いを受ける。ランリエルとの戦いの前に結婚式をあげる。
現在第二子を妊娠中
オシァン・ディアス
ディアスとミュエルとの間の息子。
2歳になっても言葉を喋らずディアスをヤキモキさせるが、ディアス自身は3歳まで喋らなかった。
コスティラ王国
ロジオン・ウォロノフ
コスティラ王
父はコスティラ王、母はコスティラ王妃である為本来次期のコスティラ王であったが、父が亡くなったときまだ赤子であり、更に母の行いによりコスティラ王は兄だが庶子のマクシームの物となる。その為、兄から王位を奪おうと名声、成果を得ようとコスティラ王国軍によるバルバール遠征軍の指揮を取るが、その後バルバール王国軍と共にランリエル王国軍と戦う。
その後ディアスの裏切りによりランリエル軍に捕らえられ、降服の条件としてコスティラ王となる。
マクシーム・ウォロノフ
前コスティラ王
ランリエルとの戦いに敗れ王位を弟に譲り隠棲。
イリューシン
コスティラ王国宰相
ロジオンがバルバール遠征軍を率いた時の参謀。ロジオンに信頼され宰相となった。自身に政治的能力は余り無く、国王への助言、各担当大臣の調整役を自らに任じている。
ベヴゼンコ
コスティラ王国軍総司令
豪勇の将で、全軍を統括する総司令には向かないといわれていたが、バルバール、ランリエルとの戦いで、次期総司令と目されていたアウロフ将軍、当時の総司令が相次いで戦死し役目が回ってきた。
ドゥムヤータ王国
ジル・シルヴェストル
選王侯の1人。ドゥムヤータ王国公爵
18歳の時に母が亡くなり、無気力となった父に代わり公爵家当主となる。軍事面の知識は無いが経済についての知識、才能を有している。
対ロタ王国時には、ランリエルの救援を仰ごうとサルヴァ王子と交渉した。当初は劣勢だったものの最終的には王子を出し抜いた。しかし、それすら王子の手の平のうちだったと察しても居る。
ブランディッシュとの戦いでは、経済的にブランディッシュを追い詰める策を立てる。
フランセル
選王侯の1人。ドゥムヤータ王国侯爵
選王侯達の中で爵位、勢力共に中間に位置する為纏め役となっている。
ジェローム
選王侯の1人。ドゥムヤータ王国伯爵
選王侯達の中では情報通として通っている。
リファール
選王侯の1人。ドゥムヤータ王国伯爵
対ロタ王国での選王侯達の会議では愚痴ばかり言っていたが、それはなかなか開戦に踏み切らぬ事への不満からだった。開戦時には自ら軍勢を率い敵の将軍と一騎打ちをして討ち取るほどの武勇の持ち主。
対ブランディッシュ王国時は、初戦では普通に戦えば勝てるはずのところを敗北し、最終戦では勝つ予定ではなかったが勝利した。
日和見侯爵達
選王侯の3人組。ドゥムヤータ王国侯爵
対ロタ王国での選王侯達の会議ではいるだけの様な存在だったが、実はかねてより息のかかった者を敵城に潜り込ませており勝利を決定付けた。
しかし対ブランディッシュ戦では、裏で貴族達をまとめ戦端を開いたが敗戦し意気消沈する。
デュフォール
ドゥムヤータ王国国王
国王だが力は小領主程度しかなく、本家筋のクリストフ・デュフォール伯爵には逆らえずに心ならずもロタ王国と共に選王侯と争う事になった。ロタ王国がドゥムヤータに敗れてからは本家と関係を絶つ。
クリストフ・デュフォール
ドゥムヤータ王国伯爵
爵位は伯爵だが、王家の血が流れるとして一族の者には公爵と呼ばせていた。元々ロタ王国の貴族だったが、ドゥムヤータに住む一族の末席の者がドゥムヤータ王となったと聞き一族挙ってロタからドゥムヤータに鞍替えした。
ドゥムヤータとロタとの戦いではロタ王国側に付きドゥムヤータの実権を握ろうとしたが、ロタが敗戦すると一族全ての領地を失った。
ジル・エヴラール
ドゥムヤータ王国の武官
戦況を伝える伝令としてランリエルに居るシルヴェストル公爵の元にやって来たが、そのまま軍事に疎い公爵の軍事面での相談役となる。
シルヴェストル公爵から将軍に抜擢されたが、自分は知識があるだけの凡将であると自覚しており断った。
カズヌーヴ
シルヴェストル公爵家の老執事
先代から公爵家の財政を一手に引き受けていた。経済を良くする為には切り詰めるだけではなく、金を回すことが必要だと公爵に教える。
ブランディッシュ王国
ローランド
ブランディッシュ王国国王。
利益を得ようとドゥムヤータから来る貿易商達に多大な通行税を課し、ドゥムヤータとの戦いを巻き起こした。緒戦は優位に進めたが、シルヴェストル公爵による連戦策により軍役の負担が増大した貴族達から出兵拒否される。やむなく自ら出兵したが、リファール伯爵の予想外の動きに狼狽し決戦を前に撤退。大敗を招く。
その後家臣の裏切りにあい暗殺される。
バートレット
ブランディッシュ王国公爵。ローランド王の従弟。
度重なる出兵により軍事費が増大し、出兵を拒否する。敗北し逃げ帰ってきたローランド王を暗殺して自らローランド王を名乗る。その時ドゥムヤータを後ろ盾にした為、その流れでランリエルよりの勢力となる。
クルサード
ブランディッシュ王国軍総司令。
不利な局面で逆転勝利するほどの才覚は無いが、薬を調合する薬剤師の様な目で戦況を冷静に判断し勝機を見逃さない。
ドゥムヤータとの最終決戦では、ローランド王の撤退により計算が崩れ敗北する。
グラノダロス勢力
グラノダロス皇国
パトリシオ
グラノダロス皇国皇帝
ナサリオ
グラノダロス皇国宰相
イサベル
グラノダロス皇国前皇后
パトリシオ、ナサリオの母、アルベルドの義母
カルリトス
パトリシオ皇太子
現皇帝パトリシオの息子
フィデリア
ナサリオの妻
元ブエルトニス王国の王女で大陸一の美女と称される。皇国の衛星国家の力を強めない為、衛星国家から皇后を選ばないという政策により皇帝パトリシオは彼女を皇后に出来なかった。
ユーリ
ナサリオ、フィデリアの息子
母に似て美少女にも見える美貌を有しているが、自身は女に見える容姿を嫌っている。
皇祖エドゥアルド
グラノダロス皇国初代皇帝
一代で大陸に覇を唱える巨大皇国を打ち立てた。
アルデシア王国
バンブーナ王国
カスティー・レオン王国
ブエルトニス王国
バリドット王国
エストレーダ王国
ベルグラード王国
反ランリエル勢力
デル・レイ王国
アルベルド・エルナデス
グラノダロス皇国第五皇子、デル・レイ王
母へレナをパトリシオ、ナサリオの母イサベルに殺された事を知り復讐を誓う。ケルディラ王国の不安を煽り、ロタ王国も巻き込んで反ランリエル同盟を形成する。
フレンシス
デル・レイ王妃
他の人間全てに優しいアルベルドが、自分にだけ冷たいのを思い悩んでいる。
クリストバル
デル・レイ王国軍総司令
デル・レイ王国軍はアルベルドの親征となる為、総司令としてより補佐役としての才を見込まれ総司令に任じられた。
ガスパール
デル・レイ王国軍務大臣
クリストバルより優秀な軍人であり総司令としてはクリストバルより向いているが、親征するアルベルドの留守を守るという事で、あえて軍務大臣に任じられる。
コルネート
デル・レイの外交官
アルベルドが皇国の皇子であった頃からの腹心。アルベルドの負の部分を知る数少ない人物の1人だが、アルベルドが皇位まで望んでいることは知らない。
ケルディラ王国
エフレム
ケルディラ王国国王
若き頃は英明を讃えられたが10年ほど前から耄碌したと言われ、目先の利益、恐怖に流される。
ベルィフ
ケルディラ王国宰相
頭が禿げ、頭巾で隠している。
コルマコフ
ケルディラ王国軍総司令
駆け引きではカルデイ帝国軍総司令ギリスに遅れを取ったが、戦術的手腕では他の総司令達にも引けを取らない老将。
ゴルドロフ
デル・レイとの交渉のケルディラの正大使
デル・レイと組ランリエルと対するのは国益にならないと、デル・レイとの交渉を決裂させようとするが、アルベルドの策略によりその思惑は破綻し失脚する。
フリストフォル
デル・レイとの交渉のケルディラの副大使
副大使にも関わらず独自にデル・レイと誓紙を交わしゴルドロフの思惑を破綻させる。
ゴルドロフの失脚後は、フリストフォルが正大使となる。
ロタ王国
ランベール
ロタ王国前国王
貿易の独占による利益で多数の歩兵を集め強力な王制を敷いていたが、ドゥムヤータとの戦いで貿易の独占を失った。
サヴィニャック公爵を旗頭にする貴族達の反乱にあい敗北。命は助けられたもののデル・レイに身柄を引き取られる。
サヴィニャック
ロタ王国国王
元ロタ王国公爵。
王家の血が途絶えれば、その後を継ぐといわれるほどの名門だったが、前国王に反発する貴族達に担がれ反乱を起こし国王となる。名誉欲が強い。
シャルル・ブラン
サヴィニャック公爵に仕える武官
ブラン騎兵連隊隊長。北方防衛軍を指揮するドーバントン将軍の撤退命令に背きバルバール軍と戦い、バルバールの猛将グレイスと一騎打ちを演じるなど勇名をはせた。
内乱時にも活躍し独立騎兵隊の隊長となる。
リュシアン・リュシェール
サヴィニャック公爵に仕える文官
文官だが、ブランの目付け役としてブランの副官となる。ブランとは同郷の幼馴染で親友。サヴィニャック公爵、ドーバントン将軍と対立したブランを言葉巧みにかばう。
連隊では勘を根拠にするブランの命令を隊員達に利に変換して説明し、また参謀的な役割も果たす。
アレット
ブラン騎兵連隊が駐屯した町の酒場の女主人
小柄でブランの胸の辺りの身長しかない。童顔でもありブランより若く見えるが実際はかなり年上である。
ゴルシュタット勢力
ゴルシュタット王国
ベルトラム・シュレンドルフ
ゴルシュタット王国宰相及び、リンブルク王国宰相
豪胆な性格だが、彼に言わせれば豪胆とは恐れる必要が無いものを恐れない事であり、周囲への警戒は怠らない。知においてアルベルドなどに劣ると自覚しているが、知はあくまで道具、問題はその知をどう使うかと考えている。
策謀によりゴルシュタット王家、リンブルク王家を乗っ取り、それぞれ息子と娘に王位を継がせた。
ダーミッシュ
ベルトラムの腹心
特徴の無い顔、体格で誰にもその姿を覚えられない特技を生かし諜報活動を担当。元々下級階層の出で非合法な仕事も請け負う。
クリスティーネ
ベルトラムの娘
彼女を産んだ時病弱だった母が死に、ベルトラムは彼女を妻の生まれ変わりと考えている。父の言葉を全てと信じ、父の命令通り17歳になった現在でも、父以外の男には兄とも触れた事が無い。
リンブルク王の養女となり、リンブルク王の死後にリンブルク王女となる。
オスヴィン
ベルトラムの息子。
父がリンブルク宰相となった時にゴルシュタットでの領地を継いだ。
その後、ゴルシュタット王女テルマと結婚しゴルシュタット王となる。
グスタフ
ゴルシュタット王国国王
自身は政治にかかわらず全てベルトラムに任せていた。
ベルトラムの策謀によりリンブルク軍に王都を攻められその後処刑された。
テルマ王女
グスタフの娘。ゴルシュタット王家は捕らえられ全て処刑されたが、実は密かに匿われ生きていた。という事になっているが全てベルトラムの指示だった。
ベルトラムの息子であるオスヴィンと結婚。
リンブルク王国
ウルリヒ
リンブルク王国国王
反乱を起こし南リンブルク王国を宣言したリンブルク南部の貴族達に担がれ反乱を起こすがベルトラムに鎮圧される。その後許されるが、その代わりにベルトラムの娘を養女とし王位継承権も与える。
侍女のシモンを息子フリッツ王子と取り合い揉みあった挙句に転倒し死亡。
フリッツ
リンブルク王ウルリヒの息子。
元は親ゴルシュタット派だったが、侍女シモンの篭絡され反ゴルシュタット派となる。父をシモンを取り合い父を死なせる。その後侍女と共にゴルシュタットで軟禁生活となる。
シュバルツベルク
リンブルク王国公爵
反ベルトラム派の盟主であり、リンブルク内ではベルトラムを超える勢力を持っていたがベルトラムに見破られ協力。しかしその一方まだ反攻の機会を狙っていたが、それもベルトラムに見破られていた。
反乱を起こす為の国王との連絡係だった侍女シモンが実はベルトラムの手の者だったと知りベルトラムとの格の違いを理解する。
リントナー
リンブルク王国男爵
反ベルトラム派に参加する時にシモンを侍女として王宮に送り込み、シュバルツベルク公爵と連絡を取った。その後シモンを公爵に譲る。
シモン
リンブルク王宮の侍女
リンブルク王ウルリヒに書物を読んで聞かせている。シュバルツベルク公爵の命でウルリヒとの連絡係となる。
ウルリヒの息子フリッツ王子をも篭絡し、その2人を争わせ事故と見せかけウルリヒを殺害。