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初投稿です。

暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

その日はとても疲れていた。

定時で上がろうと思っていたのに上司から予定外の仕事を追加されたからだ。

しかもその量がすごかった…


「クソ上司、髪の毛全部抜けてしまえばいい…」


最近てっぺんを気にしてたからそこから抜けてしまえばいいんだ!

今日は定時で上がって新作のゲームやろうと思ってたのに!

このまま帰宅してもゲームをやる時間はない。


「ホント最悪、家帰ってもう寝たい」


急に眠気がやってきてふわぁ〜と大きく欠伸をした。

そのときちょうど信号が点滅し始めたので足を止める。

ボーッと信号が青になるのを待っていると1匹の猫が向かい側の道路の端を歩いているのが見えた。

なんだか凄く気になってしまいずっと目で追いかける。

その時だったーーー


何を思ったら赤信号の横断歩道を渡り出したのだ。


「いや!この時間でも交通量そこそこあるから!しかもこの時間トラックが多いんだって!」


次の車が来るまでまだ距離がある。

今ならまだ間に合うかもしれない。

そう思ったら体が動いていた。

持っていた荷物を放り投げ猫に向かって走る。

あと少しで手が届きそうなところで猫がこちらの動きに驚ききた道を戻って行く。

無事に歩道まで戻ったのを見てホッとし自分も戻ろうとした時ーーー


ーーーズキンッ


「!!??」


足に激痛が走る。

嘘だろ!?このタイミングで足痛む!?

運動不足なのに走ったから?

というかそんなことどうでもいい。

急いで歩道に戻らなきゃ…


さっきまで距離があった車も近づいてきている。

一緒懸命動こうとするが何故か足がピクリとも動かない。

まるで縫い付けられたように。


なんとなくそのとき悟った。

私の人生はここまでだと。

いろいろあったけど、後悔が一つだけ…


「新作のゲームやりたかった!!」


ーーードンッ!!


そう叫んだあと鈍い音と共に身体中に激痛が走り私の記憶は途切れた、はずだったのだが…


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