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螳螂になった俺
「ヤバいヤバい。遅刻だ」
通学路を走る俺。
今日は中間テストだっていうのに母親が起こしてくれなかった。
夜までTikTokやってた俺も悪い。
それにしても起こしてくれよなー。
そんなことを考えてる暇はない。とにかく急がないと。
曲がり角を曲がる。
キキーッ!!
「え!?」
目の前にトラックが現れた。
バンッ。
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目が覚める俺。
天国か?
いや、目の前には地面が広がる。
立ち上がろうとするがうまく立ち上がれない。
と、緑色の鎌が目に入った。
「なんじゃこりゃー!!」