電撃
あらすじからグダグタです…φ(。。*)
テレッテテレッテテレッテ……アラーム独特の音を聞きながら目を覚ます。 磁力器具のポットでお湯を沸かし、朝ご飯を食べながらニュースサイトを見ると、この近辺で裏取り引きが起こってると噂されていた。物騒だな〜と思いながら、インスタントのスープを飲む。
俺は東京の中学校に入学にする際1人暮しを始めた。名前は、神田 海月、身長は平均より低めで、親譲りの藍色の髪、エメラルドグリーン色の眼をしている。
両親は3歳の時に既に亡くなっており、今は親戚の祖父母に育てて貰っている。
今は高校3年の冬休み、受験シーズン真っ只中、友人の遊ぼ〜というメッセージをやんわりと断りつつ、家の磁力式タブレットでオンラインの眠くなるような淡々とした授業を受けていた。
「ふぅ」とため息をついた頃には夕方になっていた。
ずっと椅子に座り続けていたので、気晴らしに外に出かけた。
今から140年程前、磁田 岩次という学者が、「磁力は全てのものに代用可能な万能エネルギーである。」と発表した。
何でも、ほぼ全ての物質及び生物には磁力が含まれており、それを利用することで科学技術が劇的に発展した。
例えば、自動車のタイヤ部分が無くなり、エンジンもガソリンの代わりに磁力となった「磁動車」や、電力と磁力が合わさり格段に節電することができるようになった「磁電球」、家電から「家磁」などと変わっている。
比較的人通りの少ない街中を歩いていると胸に目の形をしたバッチの様なもの付け、赤色のアタッシュケースを持ち周囲を警戒しているそぶりを見せ移動する坊主頭の2人組がいた。
「何やってんだろ」と思って見ていると、何故かその2人の周りはモヤが掛かった様に少しボヤけて見えた。そしてアタッシュケースの周りはさらにボヤけているように感じた。
そう見えたのが不思議に思ったことに釣られて、「明らかに怪しいよな〜」と思いつつも、こっそり後ろ2人の後をつけてしまっていた。
しばらく裏路地を歩いて行くとそこが待ち合わせ場所なのだろうか、サングラスをかけ黒スーツ姿の男が待っていて、何やら話し始めた。 もう流石に帰ろう、としたときに「ブゥン」とスマホの通知音が鳴った。
何でこのタイミングでっっ⁈
と思うも既に気づかれてしまった。逃げようとしたが、坊主頭の2人が何か呟いて手のひらを向けた瞬間、
−そこから電撃が直撃した。−