表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

好きな詩

息継ぎ

作者: 水梨イツ


 特にこだわってもない、ただの落書き.



 




 『青1』


 どこまでも続く桟橋って素敵だと思う

 水平線の彼方まですっと走る一本線

 青色を二つに分かつ揺るぎない直線

 私はそこを歩いていきたいと思う

 燦々と自己主張の太陽が作る影法師

 リュックを膨らませて私は歩き出す

 どこまでも続く桟橋って矛盾だと思う

 それは残酷なほどに素敵なことだと思った

















 『青2』


 僕の人生はcoverだ

 originalの顔した模倣なんだ

 現実と漫画は対義語で

 諦めの青空が果てしなく

 

 僕の成長は過程だ

 老いて死んでいく準備なんだ

 進化と退化は類義語で

 諦めの平穏がその日まで

 

 ああ、本日も全く快晴だ
























 『青3』


 つまらない味の氷菓棒をいつまでも噛んでいた夏休。今年も安楽椅子に座ってボンヤリと過ごしている。明日からラジオ体操が始まる、小学生は氷菓が貰えるらしい。立夏、「幽霊を視たんだ」とそう言って、僕を冒険に連れ出して欲しかった。分かりやすい嘘と夏の涼風をただ感じたかった。そうして、憧れを取り戻したかったんだ。つまりは16才の諦め。






















 『青∞』


 もう迷うことはない

 こんなに僕は生きていたんだ

 確かに知ってくれている人はいる

 だから僕はもういくよ

 悲しいときには思い出してほしい

 光はいつでもずっと

 始まりの場所で待っているから

 もう恐れることはなにもない

 恐れることはなにもない





















 『白』


 一体どうしたんだい

 君はちょっとナーバスだ

 えっ、僕のせい?

 まてよ、僕は君だぞ

 気持ちは今、ずっと凪なはずさ

 なんたって弱さを吐き出したんだ

 だのに、その汚物をみて

 ナーバスになる必要はないよ

 僕は君だ、君の容量オーバーなんだ

 なぁ、気持ちいいんだろホントは

 分かってる、分かってるから

 もう泣かずに寝なよ

 僕を棄ててからさ


 勉強の合間に頭の中で創った無造作な落書き


 テストが終わったらまたちゃんとしたものを書こうと思います。それまでの息継ぎ。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読しました。 梅雨ですねえ。 > 僕の人生はcoverだ  originalの顔した模倣なんだ  現実と漫画は対義語で  諦めの青空が果てしなく  僕の成長は過程だ  老いて死んで…
[一言] 桟橋、水没した都市のモノレール線…なども想像しましたが、やっぱり海の桟橋でしょうか。 絵的に綺麗とても綺麗(´ω`) おおう、テストがあるのですね。 体調を崩さない程度に 勉強頑張って下さ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ