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石造りの大きい砦を見下ろし
「さて人の戦すべきか」
「悪鬼の戦をすべきか」
「悩みどころだね」
ゼイナの悩みに
「人の戦いとは」
少女は尋ねる
「大きな音で挑発!」
「其れと同時に潜入又は押し入る」
「挑発に引っかかったら僕が潰す」
「僕の浅はかな知恵だと此れくらいかな」
ゼイナの答えに
「なら挑発ですね」
「王子挑発はお任せしても」
チャドが応えお願いする
「いいよ」
ゼイナは受け入れ
「押し入りは」
「此のチャドが行います」
「機体の数は15連れていきます」
「全部連れてって」
「ハッ」
「皆聞こえた」
「「「ハッ」」」
夜も更け兵も将も良く眠り明日への英気養う時
勿論砦も同様であり
「<シーカー>」
探査をするゼイナ
「・・・・・・・・・」
「うん」
「一応もう少し待つか」
「さて」
「<ビックリリーフライト>」
続けて
「<ファイアバースト>」
ゼイナは白い優しい光を作り出し大きな音で砦の将兵を起こす
「僕はゼイナ!」
「代理王家の王子ににして」
「新たな島の支配者」
「責任者出てこい」
そして甚だ迷惑な大声で喋る
「・・・・・・」
男は探査に気付き
「来たか」
「俺はは疲れた」
「地獄を見続けるのも」
「主なき旗無き戦いも」
「先王は死の間際」
「王家は俺で終わりと」
「義務はそもそも」
「初代様と仲間で」
「行っており」
「王家はただ無意味に甘い汁を啜って来ただけ」
「嘘に嘘を塗り生き続けて来たと」
「其の最たるものは破王機アレは」
「そも武具ではないアレはアレは」
「知っただから俺は計画を画策した」
「あの幼子に運命を背負わせたのは過ちだった」
「ガイが正しかった」
「俺はただ皆を犠牲にしただけ」
「人の身では過ぎたる願いだった」
「神の願いを叶える事等」
「地獄すら耐えらぬ俺では」
疲れ切った老兵は砦の見張り台で悔恨し続け戦端が開かれるのを待つ
老兵は先ず白い優しき光が降り注ぐのを感じ
「暖かい」
次いで爆音が鳴り響くなか少年を見る
「・・・・・いまさら」
そして笑う
老兵は見張り台から大声で
「ガイの手下の聞こえるか」
「マクシミリアン殿」
「お前らは逃げろ」
「何故」
「お前らに言う」
「必要は無い!!」
「意味が分からない」
「出来ぬと言ううなら」
「「「アウトプット 」」」
砦の中にはマクシミリアンの手勢の声が幾重にも重なり響き渡る
「「「我らがお相手致す!!!」」」
多数の青い<クワイエットザコ>が手下を威嚇する・・・・
ゼナイは帝国と思しき者達の撤退を
「見送らないとダメ」
ザコに乗り
ブレイブを駆る者に伝える
「見逃して貰えるとありがたいですな」
「あと砦の者達の処罰も」
「俺一人で背負いたく」
快活な声が響く
なのに二人は誰にも聞こえないように話す
「それ贅沢過ぎ!」
ゼイナは笑う
「でも」
「受け入れるよ」
「無理難題」
「踏み越えて」
「俺は行くよ」
「マクシミリアン」
「だから」
ゆっくりと伝える
此の別れを迎えられた幸運に感謝しつつ
「王子いや新王」
「貴方様の」
「罪の一部」
「不肖此のマクシミリアン」
「抱いて逝きましょう」
マクシミリアンも笑顔で応える
「我が臣下マクシミリアン」
「汝が献身必ずや応え願い叶えよう」
ゼナイは洒落て応える
「さて行きますよ」
「新たなる国を伝説を」
「作り出す新たなる王よ」
「来い」
二人は向き合い大芝居を始める・・・・
お読み頂き有難う御座います。




