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「君達人族は愚かだね」
其れは悩む
「彼は君達を愛していた」
其れはただ聞き
「僕はどうすれば良かったのだろうね」
「まあどうあれ君達は彼の子孫」
「君は僕の大好物の味がするし」
「助けてあげる」
「でも君の願いが成就するかは約束出来ない」
其れは頷く
「一応確認するね」
「君は死んだ」
「だから君の大好きな人とは死の瞬間しか会えない」
其れは頷く
「だから其の一瞬しかチャンスはない」
「救えなければ君は僕のモノ」
「上手く事が運べば君たちは共に」
其れは首を横に振る
「え・良いの救えれば」
首を横に振る
「ただ。お別れを伝えたいね」
「君の子は良いの」
其れは頷く
「では此処に契約だ」
「僕準管理神 柊 メノウ」
「君 メイア・ミディシア」
「此処に契約を結ぶ」
「僕は君の願いを叶える」
「君は退屈させないこと」
メノウは黒き機神<宵の明星>の手のひらに乗り
何かに笑いかける・・・・
彼女は知らないこの契約が苦渋に満ちた余暇なろうとは・・・
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