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鍵
『どうされましたかお客さん』
怖いくらいの笑顔で私に話しかけてきた
『いいえなんでもないわ』
そういって部屋の中に飛び込んだ
ドアがしまる瞬間、その人の口元が緩んで見えた
私はドラマのような展開ではないだろうかと思い
カーテンを開け外を眺めた
ドラマなら鉄砲を持った人がこっちを狙ってくる
なんて、ドラマチックなことはないか。。
と思った瞬間
見てしまった
そのドラマチックな場面を
銃を持ったひとがこちらをむいている
私は慌てて身をひそめた
しかし遅かった
『ドドドドドドドドドド』
銃を撃つ音がすると同時に
私の背中は激痛に襲われた
ああ、、
はやいなぁ
そう思った
深い眠りにつこうとしたその時
鈴の鍵が黄色く光った