始まり
斎藤 信彦は時間さえあればFPSをやる重度のゲーマーだった、だがそんな信彦の異常とも言えるゲーム時間をよしとしない母が家のWiFiを解約したことでゲームをやることが出来なくなった。
そんな母が普通の日常生活を送れるようになったら、再びゲームをやることを許可すると言ったので、信彦は渋々それを応じることにした。
「あぁ、マジでついてないなぁ、てか普通の日常生活ってなんだよ!そんなの俺が分かる訳ないだろ!でも何とかしないとゲームもまともに出来やしない」
信彦はメッセージアプリで同じゲーム仲間である九重 暁斗に相談をしたいことを伝えた。
そんな暁斗ことアッキーから電話が掛かってきた。
「おい!WiFi解約されたってマジかよwwついにのぶの母ちゃんも強行手段に出たなw」
「やめてくれ、こっちは真面目に相談してるって言うのによう」
「あぁ、すまんすまん、あまりにも面白かったもんで、それで何の相談をしたいんだ?」
「そういえば言ってなかったな、普通の日常生活を送れるようになったらWiFiを元に戻してくれるらしいからその普通というものを俺に教えて欲しいんだ」
「そんな普通の日常生活を送っていない俺なんかに相談してのぶは大丈夫なのか、いやのぶはFPS以外のことにまるで関心がないからそんな判断もつかないのか」
「おいおい酷い言われようだな俺にFPS関連以外で友人なんて出来る訳ないだろ、仕方なくアッキーに相談してるんだよ」
「友達がいないのぶならしょうがないか、とちょっと待ってろ」
暁斗はそう言ってネットで普通の日常生活について提示版で尋ねた。