外国語教育
先日、「日本人の英語力が高まらない根本的要因」という記事を読みました。
結論から言えば「必要性が薄いから」という理由でした。
記事の中では中華人民共和国をやたら褒めていましたが、当の中国では「外国語を学ぶことは、その外国の奴隷になることだ」みたいな風説が流れています。
一つの言語を習得するには三千時間ほどが必要とされています。
それで我が国の教育現場を見ますと、英語教育を阻害する要因が幾つもあることに気付きます。
まず大阪の小学校などを中心に行われている「英語以外の外国語教育」はすぐに禁止しなければなりません。
母国語以外の外国語として英語を選ぶならば、英語以外の外国語教育を放棄するぐらいの覚悟が必要です。
当然ながら、公共施設の案内表示も日本語と英語以外は排除して専念できる環境作りも必要です。
中国や韓国は、悔しいですが我が国よりも英語教育が進んでいる地域ですから、英語表記のみで充分な水準にあります。まずは公共施設の案内表示から中国語とハングル表記は割愛しても全く問題ありません。彼らは我々日本人よりも英語に慣れています。反対するのは彼らを不当に過小評価する差別主義者だけです。
ポルトガル語やスペイン語、アラビア語などは国連機関でも使われておりますので、これらの表記は二次的な使用で良いと思います。
そもそも、各国はそれぞれの文化を最優先に保護する権利を持っておりますので、良識人は旅行先の言語を学習してからやって来ます。
日本語が全く理解できないのに日本国内に来て英語以外の言語表記を求めるのは、和食店でラーメンやキムチ鍋を求めて騒ぐようなものです。
そもそもが外国語を使わなくても困らない環境ですから、日本国民の成績優秀者に政府から補助金を支給して外国へ留学させるぐらいの荒療治が必要ですね。
外国人留学生に支給している予算を全て国民に振り替えて、立ち遅れている外国語教育に力を入れる時期が到来しています。
その成績優秀者を企業が好待遇で採用すれば、我々日本人の英語力は格段に飛躍するでしょう。