差別の温床
我が国の報道機関は取材能力が低くて、物事を俯瞰して見るのに苦労します。
アメリカで起きている暴動について。
報道だけを見ていると、「黒人が警官から暴行を受けていて可哀想」みたいな感じでしょうが、キチンと調べると印象が変わります。
フロイドの事件は、犯罪容疑者を警察官が取り押さえようとしたところ、激しく抵抗された為に警察官も不要な力が入って圧迫死という事件です。
この手の事故は我が国でも三重県で発生していたはずですが、国民の印象は「抵抗しなければ死なずに済んだはず」と冷静なものでした。
警察官の銃を奪い、発砲した黒人が射殺された事件では、この容疑者はハンバーガーショップの乗り入れ口に飲酒運転で乗り付けて出入りできないようにしていました。
店から通報を受けた警察官が職務質問をして、飲酒運転の現行犯で逮捕しようとしたところ、突然暴れ始めた上、警察官の銃を奪い発砲、やむなく射殺という流れです。
これも我が国で似たような事件が群馬県で発生しています。
不法侵入の現行犯で逮捕しようとしたら、庭の石燈籠を持ち上げて襲い掛かって来た外国人留学生に対して、警察官が発砲し死亡に至っています。
奈良県では、検問所を突破しようとした車両に対して、轢かれた警察官が発砲し、運転していた外国人が死亡という事件もありました。
それで今回のミネアポリスの事件、逃走中の容疑者を警察官が取り囲んだところ、容疑者は拳銃自殺したとも言われております。
詳細は錯綜としていますが、いい加減に差別と騒ぐのは見苦しいと思います。
「差別するな」と騒ぐ前に「犯罪するな」と言いたいですね。
我が国でも外国人差別があり、「外国人は生活に困窮すると犯罪を行う」という蔑視感情から生活保護が支給されています。
実際に日本人の困窮者が生活保護を受けられずに「おにぎりが食べたい」と書き置きを残して餓死する事件がありました。
「日本人は高潔だから犯罪をしない」「外国人は犯罪者」とする差別意識がなければ、日本人の困窮者にも生活保護が支給されるはずですし、逆に「外国人も日本人も同じ」という平等意識があれば、優遇措置は全て撤廃されるはずです。
さてアメリカでは黒人やヒスパニック系移民に手厚い補助金が交付されています。
自由と平等を謳うアメリカでさえ、このような政府による差別が堂々と行われているのでは、人々の差別意識は消えないでしょう。
差別の発端は「あいつら、優遇されている」という意識が人々に蔓延することで発生します。
我が国の江戸時代、毛皮を必要とした藩(武士)が皮革加工を生業とする人々に税の減免措置や、水利の優先使用権など、幾つもの優遇措置を講じて保護しました。
一般庶民が困窮に喘ぐ中、藩の庇護を受けた彼らが差別されるのは当然の流れと言えます。
政府はこうした官製差別を発生させないよう、特定の民族に対する優遇措置や冷遇を撤廃して、平等意識を涵養するのが急務と言えます。
今回のアメリカでの暴動を見ていると、「黒人は犯罪やりたい放題を望んでいるのか」という思いに至ります。
差別されたくないなら、事実関係を明らかにして、平和的な解決を目指すのが筋でしょう。
今のやり方は差別を助長するだけです。
大事なことなので繰り返しますが「差別されたくないなら、犯罪するな」です。




