THE ALFEE
毎月二十日はTHE ALFEEの日とされていますが、デビュー月ですから話題にしてみましょう。
THE ALFEEは昭和四十九年八月二十五日に、田辺エージェンシー所属で、ビクター音楽産業からデビューしました。
デビュー当時はほとんど売れず、三枚目のシングル『府中捕物控』が大人の事情で発売中止になったのを機に、ビクター音楽産業との契約を解除します。
その後は事務所の先輩歌手たちのバックミュージシャンを務めながら実力を養い、昭和五十四年に『ラブレター』でキャニオンレコード(ポニーキャニオン)から再デビュー、コンサートを中心に活動するもヒット曲はありませんでした。
デビューより十年目、「ヒット曲がなければ解散しよう」と決心していた矢先、『メリーアン』がヒットします。
その後、『星空のディスタンス』などヒット曲を連発し、連続五十二作品がオリコントップ10入りするなどの記録を樹立しています。
平成九年には東芝EMIに移籍し、現在に至ります。
還暦を迎えた時に「The KanLeKeeZ」というグループを結成して、往年の名曲をカバーしたりしていましたが、古希を迎えたら「コッキーズ」、米寿を迎えたら「ザ・ベージュ」を結成すると、冗談交じりに宣言しています。
活動が長く、音楽性も多様な為、コンサート会場には親子二代、或いは三代という取り合わせが見られるのも特色でしょうか。
特にデビューから暫くの歌曲には「ダイヤル電話」の表現や「プラットフォームでの喫煙」など、現在ではお目にかかれない情景も盛り込まれております。
男女の三角関係を盛り込んだ歌詞も多く、安保闘争を回顧するような歌曲もあります。
曲数が多くて一言では語り尽くせない魅力を放つTHE ALFEEも、多難な下積み時代が現在の活躍の土台になっていると思います。
私も下積みで実力を涵養できていると良いのですが。




