2.基本的に書類とか手続きとか後送りにするタイプなんですよね~え?書かないと転生できない?書きます
異世界転生……そして、エルフの女騎士と出会うが、
彼女には秘密があった!!
異世界と言えば死んだあとの転生前の神様との会話である。
けど、面白い会話はなかった。
つーかほとんど役所で書類を書いただけだった。
役所の手続き的にはいはいはいと済まされてしまった。
というわけで異世界転生が完了した俺は
はじまりの平原みたいなところに降り立っている。
「おぬし、なにをしておる?」
と話しかけてきたのは…エルフの女騎士!
ふっふっふ、実は「エルフの女騎士と出会うスキル」を貰えるようおねだりしていたのだ。
「異世界転生してきたのだ。チーレムさせろ」
「なによチーレムって……」
「ステータスオープン!!」
【エロフ】 【強さ:まあまあ強い方】
「ふむ。名前はエロフというのか。おれのパーティに入れ」
「は?何様のつもりなの?つーか名前で呼ばないで」
「名前以外にどう呼べばいいというのだ?エロフよ」
「……/// うっさい!無礼者は斬るぞ!」
エロフは腰の刀に手を置く。斬られたら危ないし死ぬな…と思うので、とりあえず黙る。
「つーかなに?異世界転生したおれにいいこと起こらない感じなの?例の死んで戻るやつとか異世界で努力して成り上がるとかぜったい無理なんだけど」
「さっきから何を言っておるのだ……」
「いやおれ異世界から来たんだよ」
「ふうん」
「もうちょっと興味を示してくれたらうれしいんだけど」
「別に異世界転生とか珍しいことじゃないぞ。こっちの世界では」
「え、マジで」
「ああ」
「エロフ。一人の人間として頼みごとがある。あの~この世界がどんな感じなのか教えて?」
「名前を呼ぶな。斬るぞ」
とか言いながら、エロフは案内をしてくれた。
はじまりの草原で出会ったおれたち二人は中央街へと向かった。
最後に聞きたいことがあるので、聞いてみた。
「エロフはどうしてあんな平原にいたの?」
「えーとな、実はわたしも異世界転生してきたんだ。エルフの女騎士に生まれ変わるようお願いした」
そう言えば転生するときの例の「転生エリア」、役所のようだったけれど……。
ほんとに役所のようにたくさんの人が手続して、転生してきたんだね……。
じゃあエロフって名前考えたのは自分だよな!?
こいつビッチかよ!?
という感じで冒険が始まった……。
仲良く二人で旅をしていきます。
読んでくださった方、ありがとうございます。
なるはやで更新していきます