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~告げられし事 ~

悲しみに 砕けそうになる 私の心 …


「皆に 笑われてしまうな … 」私は フッと自分を笑った…


「ALO … 」


赤岩の山の カチーナの 声が 聴こえた…


カチーナは 風の中から現れた …


「ALO … 悲しみを感じていたのか … 」


カチーナは 俯いた …


「カチーナ … 私は カチーナを悲しませる為に 訪れた訳では 無いのですが … 心が…心が 痛むのです … 何故かは解らないのですが … 」


私は カチーナに 自分では どうしようも無い この 想いを打ち明けた …


カチーナは 顔を上げ 私を視つめた…


「ALO よ … ソナタは 感じてしまったのだ… 私の … 嫌… 此の星の願いを … 」


カチーナは 暫し 悲しそうに 私を視つめ 頷くと 辛そうに話し始めた …


「ALO … ソナタは 家族達と離れて … 旅に出ねばならぬ … 未来 … 云わば 先の世の為に … 」


何時の間にやら カチーナ の 後ろに KiVa とコクヤングティ が 現れ 辛そうに私を視つめていた …


「嫌です! カチーナ!私は 家族達と共に生きて 生かされていたい… 此の星の 願いと言えど家族達と離れねばならぬのは…此の 不毛の大地に 一人で向かおうと決めた私に 家族達は 皆 共にあるべきと 決断してくれたと言うのに … 此の 不毛の大地に皆を 置いて旅立つなど … 私には出来ない!!」


私は 心の底から叫んだ …


KiVa も コクヤングティも そして カチーナも 泣いていた …


悲しみは 私だけではないと言う思いと …

カチーナから告げられた 言葉を受け入れたくない思いとが …


心の中で 激しく ぶつかり合った …




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